イボヤギ 葉山権太郎岩右沖 Tubastraea foulkneri
2018年 01月 01日
明けましておめでとうございます。
マニアックなブログですが、本年もよろしくお願いいたします。
では、新年を飾り、綺麗なところから。
お花のようだが、花ではない。
イソギンチャクのようでイソギンチャクではない。
しかしてその正体はイボヤギである。
イボとヤギなんて、美しい名前ではないが、綺麗だ。
ちゃんと骨格がある、キサンゴ科に属するサンゴの仲間である。
確かに、潮の動いていないときは縮こまってイボのようである。
これが名前の由来か。
ひとたび潮が動き出すと、このようにポリプの花が開く。
そして、潮の流れに漂うプランクトンを食べる。
これにウミウシやら甲殻類が共生していることがある。
葉山ではまだ見つけていない。
探し方が悪いのかな。
分布は相模湾以南。
これがポリプの開いていない状態。
イボヤギ、分る気もする。
イソカサゴが可愛い。