マダラウミウシ 葉山権太郎岩 Dendrodoris rubra (Kelaart, 1858)
2017年 11月 12日
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ずいぶん久々のアップとなりました。
再開は、ウミウシから。
時折、岩の切れ目の見えにくいところや転石の下にくっついているウミウシである。
ウミウシの分類の際には、歯舌(しぜつ)の形状がかなり大きな決め手になるそうだ。
これで食物をこそぎ取る。
クロシタナシウミウシの仲間であるマダラウミウシはこの歯舌を持っていない。
で、吸込んで食べる。
クロシタナシウミウシと同種ではないかという説もあり、分類は混乱しているようだ。
ちなみに、クロシタナシウミウシとは、黒い舌のないウミウシということらしい。
そのものだ。
同種だったならば、黒くないではないか、突っ込みも入れたくなる。
そうなったら、本家の和名変更か。
ちょうどこの子を見つけたときは、産卵していた。
黄色い卵だ。
ちなみに、クロシタナシウミウシの卵も同じく黄色いリボン状だ。