沖縄本部 水納島 その1 コバンアジ ギンガメアジ
2017年 06月 18日
沖縄北部の本部町の渡久地港から、高速フェリーで西に15分の水納島に泊まってダイビングをしてきた。
何もない島だけど、これがまたいい。
時間はゆっくり流れ、また、僕にとっては、ダイビング以外にやることといえば酒を飲むことくらいで、天国のようなところだった。
水納島は、本部町の西1.5kmに浮かぶ三日月型のクロワッサンに似た小さな島だ。
小さな島故、水の供給は雨次第ということで、水無島がなまって島名になったらしい。
ダイビングショップは、「クロワッサンアイランド」という。
人口47人、島の小中学校には、それぞれ生徒が一名ずつ、しかし、先生は7人いるという非常に教育環境としては充実した島だ。
子どもにとっては、かなり迷惑かもしれないが。
島民の多くは、夏の観光業に従事している。
あとは、野菜を作ったり、牛や山羊を飼ったりと。
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水納島港。
といっても桟橋があるだけだが。
桟橋の右側、ここにフェリーが到着する。
遠く、瀬底島を望む。
水が想像を絶するくらい綺麗。
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ここはフェリーの着岸する桟橋の左側。
ここが、水納島のメインの海水浴場となっている。
セルフダイビングもここでやるのだが、大潮の干潮時は水深1m。
オーバーウエイトで潜らないと、何のためにタンクを背負っているのか分からなくなる。
遠く、伊江島を望む。
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潜るとこの通り。
コバンアジとギンガメアジの群れだ。
サンゴ礁の中、インリーフの定番ともいえる魚だ。
癒しの世界だな。
本当に気持ちがいい。
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コバンアジは、体は卵型で平べったい。
特徴的なのは、黒い長めの背鰭尻鰭尾鰭。
さらに、体表にある黒い点だ。
サンゴ礁などの沿岸の砂地に多く、小型の魚類や甲殻類を捕食する。
海水浴でも十分に観察できる。
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ギンガメアジは、シルエットでいうとブリとかカンパチっぽいが、やはり平べったい。
特徴として、鰓の上部に黒い点があり、これでカスミアジと区別できる。
よく似てるんだよね。
最初、カスミアジだと思っていて、写真で見たら点があった。
コバンアジ同様、サンゴ礁などの沿岸の砂地に多く、小型の魚類や甲殻類を捕食する。
幼魚は、ロウニンアジやカスミアジとともにメッキと呼ばれ、相模湾でも秋ごろからルアー釣りの対象となっている。
死滅回遊魚なんだな。