タカクラヒモムシ 葉山 権太郎岩 Lineus alborostratus
2016年 07月 02日
紐形動物門に属する生き物で、タカクラヒモムシという。
葉山の浅場、貝殻などの混じった砂地の石の下でよく見つかる。
細長い生き物は、その昔、まとめて「ながむし」と呼ばれていたとのこと。
ミミズなどの環形動物やヒラムシなどの扁形動物も、この紐形動物も一緒くたであったらしい。
紐形動物の特徴としては、伸び縮みする細長い体と、普段は頭部に収まっているが餌をとるときに突き出てくる口部(吻)を持つことらしい。
投網のようだ。
こんなのが、ヒトと同じ大きさだったら、怖さベスト3に入るな。
何と話題のイギリスはスコットランドで、60m近い長さのヒモムシの報告例があるらしい。
タカクラヒモムシの、黄色というか淡い褐色の体色と頭部の白色のコントラストが好きで、見かけると必ず写真を撮る。
体長100mm、体幅5mm。
紫色の個体もいるようである。
人間の中にも、たまに紐形(ヒモ型)動物がいる。
僕の理想の生き方ではある。
羨ましい。
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