クロホシフエダイ 葉山 権太郎岩沖 Lutjanus russellii (Bleeker)
2013年 10月 12日
クロホシフエダイの若魚である。
15cmくらい。
この時期、葉山の海の中は、南から来た死滅回遊魚で賑わう。
この魚は、死滅回遊魚なのかどうかわからないのだが、南日本では普通に見ることが出来るらしい。
葉山では珍しいと思う。
沿岸の岩礁域に生息するが、幼魚は汽水域で暮らす。
縦縞が4本あるが成魚になると消えて、赤っぽい魚となってしまう。
しかし、「黒星」はそのままだ。
高知県では、紋付と呼ぶそうだ。
40cmくらいになる。
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この魚、実はかなり美味いらしい。
淡白な白身で、刺身でも塩焼でもソテーでもグーだそうだ。
ネットなどで見ると、西の方じゃ普通に食べられている。
外国みたいだな。
なお、ニセクロホシフエダイという魚もいる。
縦縞が体高の下部に集中しているのがそれだそうだ。
記載の順番で「ニセ」と名前を付けられたというのも可哀そうな気がする。