ドト・ラケモサ 葉山・オーバハング Doto racemosa Risbec,1928
2013年 08月 03日
初めてこのウミウシの名前を聞いた瞬間にラテンミュージックに合わせて、踊っていた。
今でも、このウミウシを海の中で見つけると、ラ・バンバが頭の中でリフレインされる。
腰を振り振り撮影するのだが、一応ちゃんと撮れていたようだ。
海の中では凄く地味なウミウシだ。
しかし、光を当てるとなんとも言えない色合いをしている。
シックで綺麗なウミウシだと思う。
これは二個体でくっ付いているのだが、白いのは卵だ。
ツブツブに黄色と紫の体色。
実に個性的。
一応ツブの塊は、7対あると言われているが、数えると8対あるような気もする。
ヒドロ虫を食べるウミウシで、「本州のウミウシ」では稀種とある。
でも、葉山では、極めて普通種。
たいていガヤの根元で丸まっている。
大きくとも10mm程度で目立たないので、見過ごされているかもしれない。
でも、ウミウシだよと、指を差されてもわからないことの方が多いかとも思う。
トドと言っても、僕のことでもない。
ドトか。