ルンキナウミウシ 葉山 権太郎岩 Runcinida elioti (Baba, 1937)
2012年 04月 30日
権太郎岩の岩壁、水深7mで甲類酒席研究員が見つけた。
触覚も鰓もない。
研究員は酒癖が悪いので、初めはヒラムシだとカラんでいたが、外套膜の縁が黄色く彩られ腹足との二重構造になっていることから、ルンキナウミウシの仲間かもしれないと思うところまでは、説得した。
ただ、これが本当に種としてのルンキナウミウシかどうかは僕には定かではない。
このウミウシ、大きさは2mm。
大人でもせいぜいこんなもんだ。
ほとんどけし粒かゴミだ。
紫色ベースでなければ絶対に見つからない。
僕のコンデジの限度かも。
冬場のウミウシで、北海道以南~本州中部にかけて分布する。
結構足が速いので、ちょっと目を離した隙にいなくなってしまった。
細かいが、葉山の岩壁はウミウシで賑わっている。
ただし、同年配と一緒か一人で潜ったときには絶対に見つからない。