カコボラ 葉山 権太郎岩 Cymatium(Monoplex) parthenopeum (Salis Marschlins,1793)
2011年 03月 20日
例えば、イチジク浣腸や豪華釣竿3本セットなども見つけたことがある。
いずれダイビングが出来なくなったら釣りでもやろうかと拾おうと思ったが、一応拾得物なので、警察に届けるなどの手続きも面倒くさいので止めた。
イチジク浣腸も当然放置しておいた。
僕も海の底に落ちているようなことがないように注意したい。
あっ、それって水死だ。
また、時々タワシを見つけることもある。
拾って帰って、汚れたドライでも洗おうかと考えた。
しかし、よく見たら貝だった。
カコボラという。
蓑を被ったみたいに見えるので、ミノボラとも呼ばれるホラガイの仲間である。
これが裏側。
貝殻の色合いがなかなか美しい。
チータ柄の奇妙な色の部分は身(軟体部)である。
房総半島以南、インド洋、太平洋にかけて分布する。
葉山では、岩に何気についていることが多い。
このような衣装なので、たまたまそこに眼が行くか探そうと思って探さないと簡単に見つかるもんじゃない。
これが、身を引っ込めようとしているところ。
この部分は、薄黄色ベースに紺青色の水玉模様だ。
シュールである。
この身、実は食べられるし美味しいらしい。
刺身で食べると甘く磯の香りが香ばしいとのこと。
ただし、内臓や唾液腺に猛毒を持っているらしい。
あいまって、この色合いである。
さらに、貝殻が汚い。
さすがの悪食の僕でも、多分食べない。