ヒメハナギンチャク (白) 葉山 権太郎岩沖
2010年 10月 05日
六放サンゴ亜鋼には、サンゴ礁を形成するイシサンゴやイソギンチャクも属しているが、ヒメハナギンチャクはイソギンチャクとは別の目(もく)になっている。
姿形を見ると「君はイソギンチャクだろう」と言いたいところだが、はずれなのだ。
特徴として、イソギンチャクは、岩や砂の中に埋まった石などに足盤を付着して体を支えている。
一方、ハナギンチャクの仲間は、粘液などで棲管とよばれる管を作り、その中に棲んでいる。
そして、直接着生せずに棲管を砂地に埋めて体を支えている。
ん?、大して違わない?
このヒメハナギンチャクは、葉山の沖から、権太郎岩という陸からも良く見える岩へ戻ってくる途中の砂溜りの水深13mで見つけたものだ。
ご覧の通り、口盤の外側に縁触手と呼ばれる長い触手が、内側には口触手と呼ばれる短い触手が並ぶ。
ヒメハナギンチャクの特徴は、触手に白い帯が通っているが、これは白バージョンなので目立たない。
ヒメハナギンチャクの色バージョンは多く、目を楽しませてくれるが、この白は実に綺麗だ。
いれば必ず写真を撮る、大好きな生き物だ。
うーん、妖艶。
力が入りすぎて、よくブレます…。
確かに周りをほじくったら甲殻類とかいるかもしれません。
よくホウキムシもついていますね。
実はこれに刺されたらかなり痛いみたいですよ。