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ダンゴウオ 3 葉山・権太郎岩沖 (紫バージョン)

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毎年、葉山のダンゴウオフィーバーの蚊帳の外にいる僕。
要は見つけていないのだ。
でも、イザ探そうと思っても見つからないのだ。
なぜなら、初期や流行の頃は小さいことと僕自身に注意力や集中力や観察力がないからだ。

しかし、だいたい終盤戦のダンゴが大きくなって沖に移動する頃になると、期せずして出会いがしらで見つかることが多い。
要は、僕がウミウシやヒラムシを探している場所とそのころの彼らの生息場所が一致していることによるものと思う。



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で、権太郎岩のやや沖目にいたムラサキダンゴ。
石を引っくり返したら、フワッ~と宇宙遊泳をするように石の裏から浮き出てきた。
ダンゴウオなんて興味ないジャンなんて思っているが、やはり可愛い。
もともと遊泳力のない魚なので、追跡することは至極容易い。
写真を撮っている野で、そのストロボを嫌って彼らは移動する。
それをこっちもフラ~ッと追いかけて移動する。
向こうは、フワ~ッとだが、こっちは日ごろから酔っ払いなのでフラ~ッとなのだ。



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今年もダンゴフィーバーが終わった。
また、来年。
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by 1colorbeach | 2013-06-02 08:13 | 魚 (89)

シロギス 葉山 権太郎岩沖砂地 Sillago japonica

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僕がこれまで一番釣った魚は何だろうと考えた。
やはり、シロギスである。
釣りに行く前の晩、遅くまで仕掛け作りをする。
仕掛けの長さを変え、ハリスの長さを変え、針の種類を変える。
様々な条件に適合するように様々な仕掛けを作る。
当たりが来たらこう、モタレが来たらこう、とかあれやこれやと考える。
楽しみで寝付けないのである。
翌日は寝不足がたたり船酔いだったことも幾度かあった。

シロギス釣りは本当に面白い。
確かに、放っぽっておいても釣れることはある。
それは釣れてくれるのであり、釣ったものではない。

シロギスは、砂地か砂地の混じった岩礁帯に棲む。
海底に対して45度くらいの角度で下向きに泳ぎ、おちょぼ口で砂地を吹く。
砂地に潜むゴカイなどの餌を探すのである。
そして、餌を見つけると吸い込む。
これがモタレと言われる当たりなのである。
このときに合わせグイッと竿先のしなる瞬間が楽しみでキス釣りをやっているようなものだ。
そうすると竿をぐっと〆こむ。
あとは魚の動きに合わせやり取りを楽しみながらゆっくりとリールを巻く。
揚がってきたときには、上唇にカチッと針掛りしている。
醍醐味だ。

釣宿の乗合いにも行った。
艪で漕ぐ仕立てもやった。
手前ボートののんびり釣りもやった。

ずいぶん沢山のキスを釣ったものだ。
って、回想録になってしもた。
今は、毎週ダイビングに行っている身。
忙しいサラリーマンとしては、週末を釣りにダイビングにというわけにはいかない。
いずれ、年を取って、あの苦行のような葉山の海岸を歩けなくなったら、またのんびりと釣りでもやろうかと思っている。

キスは、天麩羅にして最高だ。
よく、外道で釣れるネズッポの方がコクがあって美味いという人は多い。
なんのなんの。
そんな訳はない。

キスは、軽くて味があって
ふくよかで甘くてスイートなのだ。
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by 1colorbeach | 2013-05-28 22:16 | 魚 (89)

アンコウウバウオ 葉山 Conidens laticephalus (Tanaka,1909)

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石をめくっていると出くわす魚は多い。
ソラスズメダイなどは、怒って攻撃してくるところが可愛い。
そりゃそうだろう。
そもそも普段でも目つきが怒っている。
棲んで恋して卵を守る大切な家だから仕方ない。
一方この子達は、サッと逃げる。
アンコウウバウオという観察するのが難しいといわれている変な名前の魚だ。



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太平洋側は、千葉県以南に分布。
潮間帯から浅場のゴロタに棲息する。
ウバウオ(Aspasma minimum)と比較すると、頭部と胴と吻が幅広く扁平している。
体全体も寸詰まりだ。
眼と眼をつなぐ白っぽい帯も特徴だ。
これは赤バージョン。
葉山では割と出会う機会は多い。

この子たちの眼が可愛い。


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by 1colorbeach | 2013-03-16 23:55 | 魚 (89)

コウライトラギス 葉山 権太郎岩沖 Parapercis snyderi Jordan and Starks,1905

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葉山のオーバーハング沖の砂地と石の混じった一帯の水底でよく見かける。
きわめて普通種である。
気が付くととぼけた顔をして、すぐ横にちょこんと座ってこっちを見ている。
海の中で時折誰かに見られているのを感じることがあるが、多くはこの子たちだ。
その他は、気味が悪いが未だに何者かは不明だ。
しかし、この顔である。
こっちも力が抜ける。
警戒心の薄い親しみの湧くキャラである。



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この魚、生まれたときはすべてメスで、その後オスに性転換する。
この繁殖行動は面白いらしい。
受け売りだが、オスは、夏頃の繁殖期に数尾のメスとハーレムを作る。
その集団を一定期間維持する。
日没前にはオスはメスを誘い、水底から数十cmに浮上し、そこでそれぞれ放卵・放精を行う。
時折、ペアのいない他のオスが、放卵時にサッと紛れ込んできて放精して逃げていくらしい。
これ「ストリーキング」と言うそうだ。
また、ストリーキングされないように、わざとジャンプして繁殖行動をしているように見せかけて他のオスをかく乱する「シグナルジャンプ」という行動もするそうな。
一度日没時に潜ってみたいと思う。



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この魚、サンゴ礁域を除く太平洋側の南日本などに分布する。
特徴は、背側に並ぶ、黒っぽい鞍のような斑紋と、腹側の横じまのような斑紋である。
甲殻類や多毛類を喰べる。
オスは胸鰭基部に黒い斑紋があり、また頬に黒か黄色の帯がある。
僕は食べたことはないが、トラギスやクラカケトラギスなどカワハギの外道で釣れるトラギスの仲間と比べるとそんなに美味しくはないそうだ。



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これは、権太郎岩の右沖の砂地で撮ったもの。
ナマコの上にちょこんと座ってこちらを伺っていた。
体長せいぜい10cm程度の、愛すべき生き物である。
僕がナマコの上に置いたわけではない。




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by 1colorbeach | 2013-02-09 20:46 | 魚 (89)

メバル 抱卵 葉山 

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今、葉山の海は透視度がものすごく良い。
昨日も先週も良かった。
冬の葉山を潜らずして、葉山を語る事なかれ。
夏の葉山も潜らずして、葉山を語る事なかれ。
要は、一年中潜れということだ。

確かに。春濁りなどのひどい時は透視度数十センチということもあるのに、最近は15~25mという驚異の見え方だ。
八丈島とまでは言えないが、伊豆並みか。
泳いでいくと、いつもは見えない岩や根が次から次へと現れる。
配置はこうなっていたのかと妙に感心したりする。

いつも下を向くか壁とにらめっこをするかのダイビングをしている僕でさえ、この時期はガンガン沖まで泳ぐ。
地形派に変身。
コンパスはいらない。



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葉山で最も多い魚は何だろう?
と聞かれたら、多分ネンブダイかと答えるのだが、やたらと目に付くのはメバルだ。
前にも書いたが、この超美味な魚は葉山には多い。
しかし、三つ子の魂百までで、泳ぐダイビングの合間に、壁を見て廻った。
そこで、メバルのお母さんと出遭った。
お腹がパンパンだ。
もうすぐメバルは産卵の時期だ。
驚いて産気づかないように、そっと写真を一枚だけ撮る。
って、そんなことないとは思うが。



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沖の砂地も癒される。
暫しここで寝転んでいた。
うっかり寝てしまった。
いびきで目が醒めて助かった。
舞った砂が映り込んでしまったが、これだから冬の葉山はやめられない。
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by 1colorbeach | 2013-01-20 17:47 | 魚 (89)

イソハゼの仲間 葉山 権太郎岩  Eviota sp.

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アカホシイソハゼだとずっと思っていた。
どうも違うようである。
僕の持っている図鑑(「山渓カラー名鑑 日本の海水魚」 山と渓谷社 3版 2009)では、アカホシイソハゼは、トカラ列島以南の水深20m以浅の岩礁域に生息するという。
トカラ列島って、鹿児島の先じゃんか。
特徴は、頭部の赤色斑は明瞭、眼の背面に紋様がある。
その通りだ。
しかし、たまたま、一尾や二尾を見かけたならば、アカホシイソハゼかもしれない。
葉山には普通に通年居るのだ。

本種によく似た種が温帯域に生息するとの記載があって、眼から鱗が落ちた。



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葉山の大きな岩礁の窪みや亀裂でよく見かける。
葉山では極めて普通種だ。
チョロチョロと動くが、ハゼの仲間にしては警戒心は薄い。
光やレギの吸排気音をそれほど嫌がらない。
綺麗なので居ればついついカメラを向けてしまう。

実は、伊豆のIOP、大瀬崎、浮島でも、これと思しき種を見かける。
身近な魚なので、早く同定されないかなあと思う。
ハゼは、奥深い。


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浮島で撮影したもの。
何か違うなあ。
でも、同じみたいだし。



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ハナヒゲが可愛い。
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by 1colorbeach | 2012-12-22 08:53 | 魚 (89)

カマス 葉山権太郎岩 Sphyraena pinguis

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アカカマスである。
いわゆるホンガマス。
夏から秋にかけて、葉山の浅瀬にも、このカマスの小さいのが回遊している。
葉山の磯場と権太郎岩の間の湾は、カタクチイワシやキビナゴなどの小魚が廻ってくる。
それを追って、たまにイナダだのが追っかけて来るのだが、このカマスもイナダと同じ魚っ食いで湾内に居付いているのだ。

大きなカマスを開くと、よくお腹の中にカタクチイワシがたくさん入っていることがある。
カマスも活きがいいと、腹の中のイワシも生で食べられそうなくらいだ。

カマスは、実に美味しい魚だ。
開いて軽く塩をして、一夜干しにしたら最高である。
食べ方はこれしかないと言っても良いくらいだ。
もともとは水っぽい魚である。
水分を跳ばして旨みを凝縮させたほうが良い。
最近これを刺身で食べさせる店も多いが、刺身至上主義と言ったところか。
魚にはその魚の美味い食べ方があるとは思うのだが。

これまで、いろんな魚を食べてきたが、こんなに味の密度の濃い魚はいない。
しかも、脂があってもしつこくない。
これを肴に飲み出したら止まらない。

しかし、市販のカマスの干物は鮮度もよくない上、塩っぱくてダメだ。
血圧に悪い。
やはり自分で作るのに限る。
そして、今夜も飲みすぎるのである。
これはこれで肝臓に悪い。
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by 1colorbeach | 2012-11-03 22:29 | 魚 (89)

リュウグウノツカイ ? サケガシラ ? 大瀬崎 湾内 

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結局はサケガシラの一種ではないかということになった。

ナイトで大瀬の湾内をタラタラ泳いで砂地に向っていた。
途中、ライトに照らし出されたのは銀色に光る魚だった。
おっ、タチウオだ、と思ったが、どうも様子が違う。

これ、興奮してあわててシャッターを切ったもの。
背鰭や胸鰭や尾鰭が写っていない。
頭と胴体だけだ。
灯りで照らして、シャッターを炊かないで撮る方法でやれば良かった。
しかし、それどころではなかったのだ。
リュウグウノツカイだと信じて疑わなかった僕の指は震えていて頭は大混乱だったのである。
危機管理能力に欠けている。


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これは頭部と眼、そして寝癖のように跳ねたのは腹鰭、右のほうに長く糸のようにたなびいているのは尾鰭。
写真を見るとショボイが、実物は実に美しかった。
暗闇にボワーッと浮かび上がった魚体はこの世のものとは思えないほど美しかった。
このときばかりは、女体より魚体の方が好きだと思った。
しかし、写真を撮ろうとして灯りを向けると真正面から近づいてくる。
横に移動しようとしても必ず垂直に頭を光のほうに向けてくる。
ライトを消したら暗くて見えない。
追って横を向かせようとしているうちにどこかへフラフラッと泳いで行ってしまった。
後悔だけが残った。

僕の持っている図鑑に照らしても、リユウグウノツカイでもサケガシラでもないように思える。
でも、いまだに心のどこかにリュウグウノツカイではなかったのかとも思っている。
いずれにしても深海性か沖合いの中層に生息する魚だ。
大地震が来ないことだけを祈っている。

大瀬マリンサービスのブログ
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by 1colorbeach | 2012-10-24 20:23 | 魚 (89)

クロイシモチ  葉山 170゜の根  pogon niger Döderlein, 1883

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金色なのにクロイシモチとはこれ如何にか。
クロメバルだって金色のもいる。
図鑑には黒いのが載っている。
また、テンジクダイの仲間なのだが、同じ属にクロホシイシモチというのもいるのでややこしい。

内湾性の魚で、小さな岩の点在する砂地に棲息する。
葉山は170゜の根の周辺の砂地でわりと見かける。
群れは作らず、単独か つがいで暮らす。
神奈川県以南に分布する。

ちょっとシーラカンス的な原始の匂いのする魚だ。
結構かっこいいと思うのだが。



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これは、お子様で5月に撮影したもの。
前記は、8月に撮影。
ほぼ同じ場所で見ているので、多分同じ個体かもしれない。
成長した姿を見ると嬉しい。
早く、ペアが見つかるといいね。
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by 1colorbeach | 2012-09-14 22:55 | 貝 (40)

アカメフグ 葉山 権太郎岩 Takifugu chrysops (Hilgendorf,1879 )

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葉山の浅い藻場では普通に見かけるフグである。
以前、ヒガンフグも関東ではアカメフグと呼ばれていると書いた。
釣りブログなどを見ていると、大抵ヒガンフグがアカメフグと紹介されている。

これが掛け値なしのアカメフグだ。

このフグ、実に美味いらしい。
かつて、アジ釣りか何かの外道でこれを釣った。(ひょっとしたらヒガンフグだったかも。)
フグだから捨てようと思ったら、船頭が「美味いから持って帰れおー、身は平気だおー」と言う。
でも、家訓に「フグより美味いもんはあるのだから、わざわざ食べる必要はない」とある。
ところが、一緒に行った奴が、欲しいと言う。
身は無毒だが、何を間違って毒を食らうか分からないので、素人調理は危険だからやめろと言った。
風の便りでは、彼はまだ生きているらしい。



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この魚、葉山の浅瀬のカジメなどが生い茂る岩礁地帯を優雅に泳いでいる。
警戒心が薄く、ダイバーに平気で近づいてくる。
この点は、べラやカワハギなどと同じで、愛想のない石鯛(しかし、幼魚はきわめてフレンドリーで、海水浴などをしていると、近寄ってきては腹とか乳首とかをかじる。)や石垣鯛などとは違う。
房総半島から土佐湾にかけて分布する。
初夏に岸辺に集団で近寄り産卵するらしい。


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by 1colorbeach | 2012-08-04 10:30 | 魚 (89)