ハツユキダカラ 葉山権太郎岩 Erosaria miliaris (Gmelin, 1791)

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和名ハツユキダカラは、「初雪宝」と書く。

じつに美しい名だ。

ご覧の通り、空から舞い落ちる大小の雪の結晶を散りばめたデザインの貝だ。

緑色を帯びた薄茶色の地が地面で、そこに降り注ぐ白い雪。

夏に出会うと、涼しげでさえある。

気の持ちようか。

房総半島以南に分布する3040mm程度のタカラガイである。

プックリしていてなかなか色っぽい。

葉山の海では、普通に見られる種類で、岩の窪みやゴロタ石の裏などで見つかる。

三浦半島のビーチでの貝拾いでも、普通に見つかる種類である。






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外套膜は、海賊の黒ひげさんみたいで、ちょっとイメージが違ってくるな。


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by 1colorbeach | 2017-04-29 23:59 | 貝 (40)

オミナエシダカラ 2 葉山

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オミナエシダカラを見つけた。
別に珍しいタカラガイではない。
葉山では一番多い種類かもしれない。
なんだ、と思ったが、産卵していた。
卵の色は薄紫。




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いつも見る卵は白なので、紫は珍しい。
この貝、わりと色彩変異があるので、卵もなんだろうか。
思わず写真を撮ってしまった。

しかし、ツルツルのタカラガイの殻って、マニアには本当に貴重らしい。
海の中にはいくらでもいるのになあと思うのだが、タカラガイマニアが海に潜っているという話はあまり聞かない。




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外套膜はかなりシュールだ。
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by 1colorbeach | 2014-10-26 22:40 | 貝 (40)

キイロダカラ 葉山 潮間帯  Monetaria moneta (Schilder & Schilder, 1933)

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葉山の浅瀬で生き物を探すのが好きで、ダイビングの終わった後に、いつまでも遊んでいることがある。
この間、知り合いのダイバーに、
浅瀬でタンクとお尻を出して、ずっと写真を撮っているダイバーがいたが、かかわりにならないようにそっと遠回りしてエグジットした
と言われた。
僕のことだった。
で、そういうところで見つけたのがこれ。
キイロダカラという。





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これ、世界中でお金として使われていたことがあるらしい。
それで、宝貝。
買うとか貯めるとか、お金と関係のある漢字はみんな貝の字が使われている。
小学校の国語の時間で習った気がする。
学名もお金っぽい。
海岸にたくさん落ちているだろうに。
関東以南に分布し、30mmくらいまでになる。
潮間帯にいて、普通のダイバーとは出会うことは滅多にない。




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by 1colorbeach | 2014-05-17 22:39 | 貝 (40)

ハナビラダカラ 葉山 潮間帯 Erosaria annulus Linnaeus, 1758

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浅場のかなりポピュラーなタカラガイだ。
三浦半島のものはちょっと全体が赤っぽいと言われる。
特徴は、このオレンジ色の輪だ。
美しい貝で、昔昔、お金として使われていたそうな。
いくらだったのかは定かではない。
が、今じゃ、ネットで貝殻ひとつ20円くらいである。
それでも、お金と言えばお金か。






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房総半島以南に分布する。
沖縄にはゴロゴロいるらしい。
この貝は、水深30cmのところでタンクとドライスーツのお尻を水面に出して見つけた。
あんな浅い所で、何をやっているのだろうと、他のダイバーは関わりにならないように通り過ぎて行った。
ちなみに、僕の友人のダイバーも、変な人と眼が合わないように上がったら、あんただったのか、と言っていた。
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by 1colorbeach | 2014-03-23 20:46 | 貝 (40)

チャイロキヌタ 葉山 オーバーハング Palmadusta artuffeli (Jousseaume, 1876)

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チャイロタヌキである。
使い古された悪い冗談はよせと言われた。
キヌタである。
2cmくらいとわりと小柄なタカラガイで、丸めでツヤがある。
真中に、濃い茶色の帯があり、前後の帯は薄茶色。
オーバーハングの水深10mで見つけた。
外套膜は黒でタワシのよう。
眼も見えている。




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腹面である。
わりと平らで、色は白。
三浦半島では普通に潮間帯の岩場にいる。
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by 1colorbeach | 2013-10-05 12:20 | 貝 (40)

カモンダカラ 葉山・オーバーハング  Erosaria helvola helvola (Linnaeus, 1758)

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オーバーハングでウミウシを探していた。
その時、綺麗なタカラガイを見つけた。
おーっ、あんまり見たことがないヤツだ。
だいたい僕の人生こんなもんだ。
お目当てのモノは大抵見つからないが、そうでもないモノはスグ見つかる。
綺麗なら、まあいいか。

陸に上がって図鑑で確認したら、カモンダカラ。
花紋宝。
家紋宝ではない。
ご覧のとおり鼈甲色のベースに、花弁のような白斑が散りばめられている。
コントラストが実にいい。



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裏面も歯並びよろしく美しい。
花紋というが、裏地も、実に美しい。
家紋だと、やや重苦しい。
背負わなくてもいい物まで背負いそうだ。

このタカラガイは、千葉以南の潮間帯から水深20mの岩礁に棲むという。
これは20mmくらいだ。
外套膜は、モジャモジャな海藻のようで、被っていたら見つからなかったろうな。



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by 1colorbeach | 2013-03-10 16:31 | 貝 (40)

ホシキヌタ 葉山・権太郎岩 Lyncina vitellus (Linnaeus, 1758)

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比較的大型のタカラガイで葉山には多い。
貝殻は、茶色と薄茶色のツートンの素地。
それに星を散りばめたような白い斑点。
名前はそのものだろう。
星砧…風情があるなあ。
老成すると貝殻にひび割れのような線が入る。
幼貝には白い斑点はないとのこと。
これは50mmくらい。




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外套膜が綺麗だ。
外套膜は、濃青色に黄色っぽい斑点が不規則に散りばめられている。
側面に細かい縞模様がある。
葉山では、よく岩の窪みに挟まったような形でいるところを見つけている。
潮間帯から相当の水深にも棲息している。


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腹面は白。
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by 1colorbeach | 2012-12-29 21:47 | 貝 (40)

シボリダカラ 葉山 権太郎岩  Cypraea limacina limacina

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タカラガイである。
シボリダカラという。
地肌は青というか茶色というか、それに白というか水色というか斑点があるのが特徴だ。
房総半島以南に分布し、三浦半島の海岸でも普通に貝殻は拾えるらしい。
これは生体で、水深8mの岩の中に隠れていたもの。
大きさは、40mmくらい。



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もう一つの特徴は、この溝というか、ギザギザの歯である。
よく似た種類にサメダカラというのがいるらしいが、サメダカラはこれがもっと背のほうに長く伸びているらしい。
黄色というか何と言うか、色合いといい実に美しい。
多分、タカラガイコレクターは涎が出ていると思う。
外套膜も結構美しいらしいのだが、お目にかかったことがなく残念。
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by 1colorbeach | 2012-04-15 19:10 | 貝 (40)

オミナエシダカラ 葉山 権太郎岩 Erosaria boivinii (Kiener, 1843)

タカラガイの仲間は、さすがお金として扱われてきただけあって綺麗だ。
海の中で綺麗なタカラガイの貝殻を拾うと嬉しい。
持って帰って机の上に飾ってあるがだいぶコレクションも増えてきた。
以前うっかり生体を持ってきてしまってエライ臭いに悩まされた。
申し訳ねえ。
最近は拾ったら、必ず臭いは嗅ぐようにしている。


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葉山では良く見かけるタカラガイである。
オミナエシダカラ。
女郎花宝と書く。
植物のオミナエシは黄色い花が咲くがなぜこんな名前になったのだろうか。
花とは関係がなく、女郎が白粉を塗った様か。
チチカケナシジとも呼ばれるが、乳をかけたような色合いが的を得ている。



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房総半島以南の潮間帯から水深30m程度の転石の裏などに生息している。
カラーバリエーションは多いらしいが、色々と調べてみると葉山のはとても綺麗だ。
色合いといいくっきりとした目玉模様といい群を抜く。
贔屓目かもしれないが。
ご覧のとおり、外套膜に覆われており、普段の姿はきわめて地味だ。



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指で外套膜をチョンと突付くとこの通り。
ジワジワと美しい貝殻が現れる。
このギャップはかなりのもんだ。
しかし、おとなしく外套膜を被っていれば見つかりにくいのになと思うのだが。
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by 1colorbeach | 2011-06-18 21:53 | 貝 (40)

クチグロキヌタ 葉山・権太郎岩 Cypraea onyx (Linnaeus, 1758) 

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今日、葉山の潮通しの良い水路でタカラガイを見つけた。
水深は8m。
タカラガイの仲間はこのように外套膜で貝を覆っている。
シックで実にきれいな外套膜だ。
この外套膜は初めて見たので感激した。

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ちょっと触って、外套膜を引っ込めて見た。
貝殻もシックだ。
海の中では、タルダカラのお子様かな?と思っていた。
家に帰って図鑑で調べると、どうもクチグロキヌタ。
引っくり返すと貝殻の口のある裏側の色が真っ黒なのでクチグロか。
ちゃんと海の中で確認してくればよかった。
この辺のところが詰めを欠いている。
まだまだ修行不足か。

クチグロっていうと、ついイシダイの老成魚を連想するが、これはクチグロキヌタの若者のようだ。

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砂泥質を好むらしいが、これは荒い砂地の石の下にいた。
千葉以南に生息しているらしいが、確かに生体はなかなかお目にかかるものではないらしい。
また、海岸で貝殻を見つけることは多いそうだが、綺麗な貝殻を拾うことは難しいそうだ。
マニアの間では、数千円で取引されているとのこと。
人気のある貝である。
生きたピカピカのタカラガイを見られるのはやはりダイバー冥利だな。
って、いうほどタカラガイはダイバーには人気がないとは思うが、僕は好き。
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by 1colorbeach | 2011-02-20 23:41 | 貝 (40)