フタホシニジギンポ 葉山権太郎岩 Petroscirtes springeri Smith-Vaniz, 1976

1
d0175710_23501811.jpg

葉山の権太郎岩の沖側でたまに見かけるギンポの仲間である。
岩穴からピコッと顔を出していることもあるが、割と泳ぎ廻っていることも多い。
ヒョロヒョロと身をくねらせて泳ぐ様はコミカルで、あまり人を恐れない。
かわいいやつ。




2
d0175710_23553885.jpg

こんな感じで穴にいる。
オバQの口を持つイソギンポなどと比べると、お上品なオチョボ口である。
オバQ古いな。
また、中国人の陳さんのようなギンポ髭ならぬ泥鰌髭が特徴的だ。
誰だ?陳さんって???




3
d0175710_2350422.jpg

相模湾以南に分布。
藻類や小さな甲殻類などを食べる。
栄養バランスが取れているな。
鰓のところと尾っぽの付け根にある二つの暗色斑を例えて、フタホシ。
かな。
[PR]

by 1colorbeach | 2017-02-13 23:58 | 魚 (88)

イソギンポ 2 葉山 浅瀬 Parablennius yatabei (Jordan and Snyder,1900 )

葉山の権太郎岩へ向かうエントリー口周辺は、干潮時は大きなタイドプールとなり小さな生き物の天国となっている。
ギンポ、ハゼ、カニ、ヤドカリ、ウミウシなど多彩だが、一番惚けたヤツは誰かとなるとこの子の右に出る者はいない。




1
d0175710_2313845.jpg


イソギンポである。
タイドプールの岩の穴の中などに棲み、いつも顔をちょこんと出している。
アンテナ立てたドジな宇宙人といった風貌で、顔を合わせるたびに頬が緩みマスクが浸水する。





2
d0175710_23133712.jpg


ご覧のとおり体は偏平していて、鱗がない。
体長5~6cm。
下北半島以南、奄美大島以北に分布する。
このように、餌を求めて巣穴を出て時々泳いでいる。
小型の甲殻類が好物らしく、タイドプールはうってつけの食住同一の棲家となっている。
顔つきと体のアンバランスはこの上ない。
よく、そういうベビーフェイスなのにFカップの魅力的な女の子がいるが、こっちは顔が変で体はヌルヌルである。





3
d0175710_23135276.jpg


しつこいが実に変な顔である。
自分を棚に上げてはいるが。
そう思うと可愛い。




4

d0175710_2314484.jpg

[PR]

by 1colorbeach | 2014-07-12 23:15 | 魚 (88)

ミナミギンポ 葉山 権太郎岩 Plagiotremus rhinorhynchos

葉山の大手のダイビングショップは2つある。
老舗的なバナナリーフさん(http://www.banana-reef.com/dvglog/dvglog.html)と新しいナナさん(http://teru77t.exblog.jp/)である。
それぞれ特徴のある良いショップだ。

僕も、つまらない仕事がなければ毎日葉山の海岸でブラブラしているのだが、それでは飯も食えなきゃタンクも借りられない。
で、不本意ながら必然的に週末セルフダイバーとなる身にとって、ダイビングショップの毎日のHPのダイブログは大変参考になるのだ。
また、ガイドをお願いしたこともないのに、葉山の海岸で生き物がいる場所を尋ねれば、惜しげもなく教えてくれる。
ありがたい。
いつかお礼でもと思っているのだが、せめて気持ちだけでも書いておこう。



1
d0175710_23204277.jpg


この魚は、ショップのダイブログに載っていて、何処にいるのだろうかとずっと思っていた。
しかし、駐車場確保のために、早朝出動の僕にとってはショップの方に会えず、なかなか聞く機会がなかった。
ある日、水深10mの岩場で、ヒラヒラ泳ぐチョウチョウウオの横をニョロニョロ泳ぐ見慣れぬギンポを見つけた。
じっと見ていたら、岩の小さな穴に引っ込んだ。
これがミナミギンポとの出会いであった。
オレンジベースの青いネオンの縦じまが美しい。
可愛い。




2
d0175710_23205236.jpg


しかし、この魚、実は結構嫌なやつなのである。
顔しか出ていないが、姿はホンソメワケベラに似ていて、クリーニングすると見せかけ、他の魚に近づき、鰭や鱗をかじり取るらしいのだ。
確かにチョウチョウウオは迷惑そうな顔をしていた。
そんなの分かるか。
にこやかな笑顔なんだが、気のせいか、口の位置がサメに近いような気もする。
[PR]

by 1colorbeach | 2013-12-17 23:24 | 魚 (88)

コケギンポ 黄 葉山 権太郎岩 Neoclinus bryope (Jordan and snyder,1902 )

1
d0175710_1217317.jpg
権太郎岩の岩壁でウミウシを探していると、この子たちと遭遇することが多い。
このように小さな岩穴の中に潜み、通常は首だけを出している。
晒し首の様なものだ。

葉山では、何種類かのコケギンポを見ることができると言われている。
ザ・コケギンポ、ザ・コケギンポによく似たアライソコケギンポ、トウシマコケギンポ、トウシマコケギンポによく似たイワアナコケギンポらしい。
素人の限界で、僕にわかるのは、ザ・コケギンポ系かトウシマコケギンポ系なのかということだけだ。
これは、黄色系の多分ザ・コケギンポ。



2
d0175710_12172315.jpg
ザ・コケギンポ系は、背びれの頭側に斑点があること、また、皮弁(頭のフサフサ)が眼の上から3本生えていて、両目で都合6本ある。
トウシマ系は頭の上にもリーゼントかカリフラワーのような皮弁があるので、それが違いのようだ。
後の細かいことは、穴から引き出して、胸鰭の点だとか腹鰭の色だとか鰭の軟条の数だとかという世界に入るので、これ以上はど素人ダイバーには踏み込めない。

僕の友人で、ある所で小さな貝を割ってこの子たちに中身を食べさせ餌付けしているダイバーがいる。
事の是非はともかく、その様を見ていると実に可愛いらしい。
愛着が湧く気持ちがわかる。

ちなみに名前まで付けていて、コケオにギンコというらしい。
名付けのセンスはともかく、オスとメスの違いまでわかってのこととは思えない。
[PR]

by 1colorbeach | 2012-04-21 12:19 | 魚 (88)

ニジギンポ 葉山 権太楼岩 Petroscirtes breviceps (Valenciennes,1836 )

d0175710_1905052.jpg

セサミストリートのオスカーたちである。
えっ、複数じゃないし、ゴミ缶じゃないよって?
いや、間違えた、ニジギンポというギンポの仲間である。
これは葉山の沖の水深17mで見つけた。
牡蠣殻の中から仲良く3尾で顔を出していた。
可愛い。
この牡蠣殻、メスの産卵場所でもあり、オスが卵を守る場でもある。
でも、なぜ3尾?



d0175710_191661.jpg

水深9m。
このオスはサザエの殻に産み付けられた卵を守っている。
孵化するまで頑張るのだ。
オレンジ色のブツブツが卵。
魚っていうのは、大抵卵はオスが守る。
霊長類の頂点に立つ哺乳類のオスの方々に、爪の垢でも飲ませてやりたいと思っているかもしれない。



d0175710_1913538.jpg

これは、ポッカのブラックコーヒーの空き缶だ。
ニジギンポの名前の由来だが、この縦縞を虹に例えたものかと思う。
ちょいと地味な虹である。
その分、顔に愛嬌があるので、ファッションは地味だが顔は派手でといったところか。
葉山の浅場から深場まで、あちこちで見かける普通種だが、どことなく遭えると嬉しいし憎めない魚である。
本州から熱帯地方までの内湾の岩礁域に分布する。
[PR]

by 1colorbeach | 2011-10-02 19:05 | 魚 (88)