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アンガスキヌヅツミとムラクモキヌヅツミ 葉山 権太郎岩右沖

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アンガスキヌヅツミの記事を書いたのは1月のことだった。
あれから幾とせ三年三月。
も経ってないか。
が、まだいた。
6月半ばというのに変わらぬお姿で。
同じお方なのであろうか。



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よく見ると小さいのがもう一体いる。
ん?
どうもアンガスではなさそうだ。
ムラクモキヌヅツミか???
海の中ではよく見えなかったので、ついにペアに巡り逢えたのね、とウミカラマツを榊替りにお祝いをしたのだが、異種のようだ。



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そして、この子たちの居所のウミカラマツに卵が。
どっちの卵だ?
無精卵か?
あるいは、この子たち、実はシノニムで有精卵であるとか。
謎は深まる…
ってほどではないが、しばらく観察を続けようかと。



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by 1colorbeach | 2016-06-24 00:35 | 貝 (40)

アンガスキヌヅツミ 葉山 権太郎岩沖 Phenacovolva angasi  Reeve, 1865




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ウミウサギガイの仲間である。
葉山の権太郎岩沖水深14m、過去には、ムラクモキヌヅツミを見つけたウミカラマツに付いていた。
何気に、ウミカラマツを指示棒で掻き分けてみたら出てきたぞ。
自分的には大発見。
三浦半島周辺には30種を超えるウミウサギの仲間が確認されているらしいが、ある報告によれば、アンガスは記録されていないようで、見られて非常に嬉しいダイビングとなった。




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三浦半島では、稀有な出会いとはなったが、このウサギガイ、伊豆半島以南には、かなり広く分布している。
紀伊半島では、浅海で海老の刺し網によく掛かって上がってくるポピュラーなウサギガイらしい。
ところ変わればである。
一方、殻の形や外套膜の色など変異が多く、分類は混乱しているようだ。
ズングリキヌヅツミやヒメキヌヅツミは同種という説もある。
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by 1colorbeach | 2016-01-21 22:39 | 貝 (40)

テンロクケボリ2 葉山・権太郎岩沖

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葉山の権太郎岩の沖、砂地の中に大きな岩が点在する一帯がある。
そこには、よくトゲトサカが付いており、その中に様々な生き物が棲んでいる。
一つをペロッとめくったら、シロオビコダマウサギが出て来た。
おーっ、綺麗だな。
もう一つのトサカをペロッとめくったら、なんだこりゃ。
テンロクケボリみたいな感じだが…。

僕の持っている図鑑では「ハナヤカケボリ」と書いてある。





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それで、大瀬崎は「海の案内人ちびすけ」経由で貝博士に照会してもらったところ、何だ、やはりテンロクケボリではないか。

それで、もう一度、図鑑をよく見たら、レイアウト上「ハナヤカケボリ」というタイトルの下に「テンロクケボリ」の写真が掲載してあったのだ。
ややこしいレイアウトだ。
勘違いしたではないか。
まあ、自分は、観察眼は全くないし、踏込みも足らないし、注意力もないが。

とんだハナヤカケボリ騒動となりました。
キイロトゲトサカに付いて、オレンジで美しい。
こんな海の宝石が間近で見られるのも嬉しい。
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by 1colorbeach | 2014-04-13 22:10 | 貝 (40)

チヂワケボリ 葉山 権太郎岩左沖の岩場 Prosimnia semperi (Weinkauff, 1881)

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縮輪毛彫と書く。
黄色も赤も、大きさは、8mmくらい。
葉山の権太郎岩水深15mの大きな岩に付いていた。
イソバナなどに付き、房総半島以南に分布する。

殻の色はホスト(イソバナなど)の色に合わせて変異する。
特徴は、外套幕の綿花のような突起。
黄色い方にちょこっと見えている。
潮通しの良い浅い岩礁に生息する。




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珍しく図鑑風の書き方になった。
このイソバナに付いていた。
真ん中ちょっと上のほうに赤い点が見えると思う。
それが、最初の写真の赤い方のチヂワケボリだ。
何で、黄色じゃないのかと考えてしまった。




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すぐ隣に赤いイソバナがあった。
隣から遠征というか夜這いというかやって来たのか。
やっと、僕のブログらしい表現が出てきた。
葉山の海は、潮通しが良いせいか、イソバナが多い。
根気よく探すとわりと見つかるウサギガイである。



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浅場にいた、大きさ5mmくらいの個体。
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by 1colorbeach | 2013-11-10 00:28 | 貝 (40)

ベニキヌヅツミ 2 (クリーム・黄) 葉山・権太郎岩

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葉山では今、ベニキヌヅツミがアチコチでみられる。
実に色彩変異に跳んだ綺麗な貝で、浅瀬から深場まで目を楽しませてくれる。
貝殻も美しい。
これはクリーム色っぽいバージョン。


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殻も美しい。
黄色バージョン。


過去に紹介したベニキヌヅツミの記事。
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by 1colorbeach | 2012-12-02 10:51 | 貝 (40)

トガリアヤメケボリ 葉山・権太郎岩 Primovula (Cuspivolva) cuspis(Cate,1973)

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葉山の水深7mのヤギにいつも付いている貝があった。
また、沖の水深14mのヤギでも同様のものを見つけた。
シュスヅツミに似ているなあと思っていた。
でも、シュスヅツミにしては、ずんぐりしているし殻のふくらみの部分がお尻(後管溝)の方に盛り上がっている。
で、愛読書である「ウミウサギ 生きている海のジュエリー」(誠文堂新光社)で調べてみた。
トガリアヤメケボリである。
尖っていないアヤメケボリもいるのでややこしい。


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殻高10mm程度の、トサカに付くウミウサギガイの仲間である。
割と殻が厚く形はひし形に近い。
殻の透ける軟体に黒の斑点と白い小さな突起が全面にある。
分布は三浦半島以南。
けっこう本州南岸の浅海で普通に見られるらしく、貝殻は海岸にもよく打ち上げられているそうだ。

ウミウサギガイ、結構葉山にはたくさんいて嬉しい。
まだまだ出てくると思うので、毎年何に遭えるのか楽しみである。
まったく、もっともっと人気が出ても良いとおもう生き物なのだが。
と、尖ってはいけない。



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ちなみに、シュスヅツミはこれ。
全然違うじゃん。
僕の眼力なんてこんなもんだ。
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by 1colorbeach | 2012-02-25 10:32 | 貝 (40)

コボレバケボリ  2

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 (権太郎岩を望む。)


あけましておめでとうございます。
記録として残せればいいやと、昨年マニアックなブログを細々と始めましたが、訪問してくださる方々も徐々に増え、続ける励みとなっています。
いつもありがとうございます。
今年も、葉山の海の中の生き物を紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。





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今、コボレバケボリを葉山のアチコチで見つけることができます。
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by 1colorbeach | 2012-01-02 23:41 | 貝 (40)

ムラクモキヌヅツミ 葉山 権太郎岩沖 Phenacovolva subreflexa (A.Adams&Reeve,1848)

だと思う。

葉山でセルフで潜っているイントラさんから、変な貝を見つけたんだけどと画像が送られてきた。
何だ、ムラクモキヌヅツミみたいジャンか。
何!!! ムラクモ!!! ということで、二日酔いで朝寝を楽しんでいたのだが、昼飯も食わずに、いや、喰えずにお昼過ぎから葉山に出かけた。



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権太郎岩の沖、教えてもらった低い岩のウミカラマツに付いていた。
ウミウサギガイの仲間である。
感激。
いるんだねえ。
去年、某ショップが何気にログに書いていたんだが、親交がないので聞けず仕舞いだった。
色々探していたのだが、こんなところにいたとは。
要はスルーしていた岩なのだ。
ここにはいないだろうという先入観が一番いけないなぁとつくづく思う。



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殻高は30mmくらい。
殻は薄く長く、紡錘形だ。
外套膜は非常に変異が激しい。
白がベースで小豆色の縞が入る。
この縞なのだが、密度の濃いのやらザックリとしたヤツやら、網目、縦、あみだくじ模様など様々らしい。
別種と思うほどバリエーションがあり、もっとも困惑しやすい種の一つと言われている。
本州沿岸では、普通種らしいが葉山では稀。

ちなみに、ホストのウミカラマツは六放サンゴの仲間で動物である。
湯がいてお浸しとかにしてはいけない。
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by 1colorbeach | 2011-11-09 21:17 | 貝 (40)

コボレバケボリ 葉山 権太郎岩右沖 Dentiovula colobica   Azuma & Cate, 1971


ウミウサギの仲間は、宿主であるヤギやトサカなどに付く。
ウミウサギの軟体は外敵から身を守るため、この宿主に形状や体色を似せ擬態する場合が多い。
まあ、何をトチ狂ったかトラフケボリのように逆に派手な色で自らを鼓舞するのも中にはいるが。(警戒色という説もある。)
人間と同じで、一般的にケバイのには手を出してはいけない。



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擬態の名手といえばウミウサギ多しと言えども、コボレバケボリは横綱格であろう。
完全にヤギと同化していて、実に見つけにくい。
色といい、ポリープのような突起もお見事である。
分布は千葉県以南で、ちゃんと探せばかなりいるようだ。



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このコボレバケボリも実に見事。
トゲナシヤギだと思うがこのホストと実に相性が良い。
普通でもなかなか探しにくい上、これは5mmくらいの小さいやつだった。
岩と岩の間の狭いところを何気に通り過ぎようとしたときに、偶然目に入った。
この白いフジツボのような貝を付けていなかったら見過ごしていたかもしれない。



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これは、殻である。
美しい。
シルバーのベースにオレンジ色っぽいボヤッとした3本のラインが入っている。
長さ(殻高)10mmくらい。
殻が見たくて、ヤギにたかっているヤツの軟体を突付いてみたらポロリとこぼれ落ちた。
これがホントのコボレタポロリなんちゃって、お後がよろしいようで。
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by 1colorbeach | 2011-10-22 16:36 | 貝 (40)

シロオビコダマウサギ 葉山 権太楼岩沖 Prionovolva brevis (Sowerby, 1828)

砂地と小さな岩が散在する葉山の権太郎岩沖は、トサカがよく発達している。
潮通しが良いのだろう。
台風などの影響を受けやすいのか大きいものはそうないが、ナビゲーションに役立つし、景観として美しい。



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そのトサカたちはウミウサギガイの仲間の絶好の棲み処となっている。
これは、シロオビコダマウサギ。
実に綺麗な外套膜だ。
赤の網目の強いタイプだ。
その真ん中からプチプチと突起が飛び出している。



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これはもう少し白の部分が多いもの。
シロオビコダマウサギは、トサカに寄生していると言われているが、別の説もあるらしい。
彼女たちが切り落としたトサカの枝が再生し、トサカの分布を拡げる手助けをしているというものだ。
そうなると、餌も増えるし棲み処も増える。
なかなか賢い。



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色や形に変異が多く、ちょっと見、別の貝かと思わせられたことも何度かある。
もともと老眼でもあるし。
これなどは、網目は細線になっている。
実に繊細な図柄で、かなり美しい。
シロオビコダマウサギが必ず付いているトサカがあって、一年中観ることができる。
葉山の沖に行くときは、必ずご挨拶をして定点的に観察をしているが時々個体が入れ替わっている。



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これが貝殻。
薄桃色ベースに二本の白い帯が入る。
だからシロオビ。
これがベーシックなバターンだが、帯のないのもいる。
また、帯があっても、シロオビなので有段者ではない。
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by 1colorbeach | 2011-09-11 11:48 | 貝 (40)