イボトゲガニ 葉山 権太郎岩 Hapalogaster dentate 

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葉山の海の浅いところから深いところまで、石の下に棲息している。
どちらかというと、砂地ではなくドロっとした堆積物などの多い泥質のところで見つける。
「カニ」とあるが、カニダマシで、ヤドカリやタラバガニの仲間。

ご覧の通り、ベッタンコの体をしている。
決して、水圧でつぶれたものではない。
平たい体だと、狭い石の下や隙間にササっと隠れやすいからなのだろうか。
石の下からは出ているのは見たことがない。
夜間も出てこないとモノの本に書いてあった。
一生日陰暮らし。
親近感がわく。
たまに石の下から出してあげようと親切心をおこすと、ベラなどが狙っているので要らぬお世話だ。
写真を撮るときも、魚に狙われないように結構緊張感がある。


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by 1colorbeach | 2016-06-27 21:09 | 甲殻類 (61)

アンガスキヌヅツミとムラクモキヌヅツミ 葉山 権太郎岩右沖

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アンガスキヌヅツミの記事を書いたのは1月のことだった。
あれから幾とせ三年三月。
も経ってないか。
が、まだいた。
6月半ばというのに変わらぬお姿で。
同じお方なのであろうか。



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よく見ると小さいのがもう一体いる。
ん?
どうもアンガスではなさそうだ。
ムラクモキヌヅツミか???
海の中ではよく見えなかったので、ついにペアに巡り逢えたのね、とウミカラマツを榊替りにお祝いをしたのだが、異種のようだ。



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そして、この子たちの居所のウミカラマツに卵が。
どっちの卵だ?
無精卵か?
あるいは、この子たち、実はシノニムで有精卵であるとか。
謎は深まる…
ってほどではないが、しばらく観察を続けようかと。



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by 1colorbeach | 2016-06-24 00:35 | 貝 (40)

クサフグ 葉山 潮間帯

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5月、葉山の潮間帯にクサフグが舞う。
浅場で石を引っ繰り返していると、餌はないかと次から次へと寄ってくる。
夏の大潮の夕方、クサフグは波打ち際で集団産卵する。
そのために浅場に集まり始めているのであろうか。
雌たちが放卵し雄たちがそれに合わせ放精する。
誰が誰の子か分からなくなるではないか。
まあいいか。

クサフグは、北海道から沖縄まで幅広く分布する。
岩場にも砂地にも河口にもいる。
釣りをしていて必ず外道で来るのだ。
釣られると、ブーっと膨れる。
何処かの誰かである。
ただし、その姿を見て口の前に指をさして笑ってはいけない。
噛まれたらかなり痛い。
と、経験者は語る。

この魚、内臓と皮などに毒がある。
身には微毒があると言われているが、食べると美味しいそうだ。
でも、クサフグごときに当たって死んだら、末代まで笑われる。
舐めてはいけない。
食べてもいけない。




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by 1colorbeach | 2016-06-18 22:36 | 魚 (89)

イソカニダマシ Petrolisthes japonicas 葉山 潮間帯

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磯遊びをしていて、大概子供たちが「蟹だ!蟹だ!」と叫んでいるやつである。
ヤドカリの仲間で、僕の大好きなタラバガニもこっちだ。
食べるという意味でだ。
潮間帯の石の下にいて、すばしっこい。
自然の形で写真に撮るのは実に難しいので、僕のグラブの上に鎮座してもらっている。

この種は、自切と言って、敵に襲われたりして危険を感じると自らの挟みを切り放つ。
切った我が身に注意を向けて逃げるのだ、という説である。
だから、そっと、手の平に乗せる。
くどいが、すばしっこいので、熟練の技だと自画自賛する。
ここまで来るまで、どれだけ鋏を犠牲にしたことか。
罪な奴だと自戒する。
何が、熟練だ。


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トカゲの尻尾切りと同じで、何回かの脱皮で再生すると言われている。
自腹ではない。




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伊豆大島で見た水色のカニダマシ。
和名はないようだ。
形はこれに似ているが。
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by 1colorbeach | 2016-06-13 20:52 | 甲殻類 (61)