シシイロニセツノヒラムシ 葉山 権太郎岩 Pseudoceros memoralis

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いわゆるシミチョロヒラムシと言われ続けていたやつである。
近年、やっと和名が付いたようだ。
シシイロニセツノヒラムシとは。
なんだか、喜劇からシリアスなドラマに急に変わった俳優のような違和感。
シシイロとは宍色と書き、穴色ではない。
日本の伝統色であるらしい。
宍戸錠という、ホッペが紙うさぎ人形ロペに出て来るあきら先輩のような俳優さんがいた。
宍戸開のお父さんか。
確かに、シリアスなドラマ向きだが、喜劇もこなせたような印象がある。
「宍」の意味は獣類の肉のことらしい。
従って、「穴色」は薄いピンクか肌色に該当する。
そして、周りのヒラヒラの頭部?を角のように似せるので、ニセツノ。





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このヒラムシ、葉山ではわりとよく見かける。
季節もだいたい一年を通している。
大抵、シミチョロか、ということで、無視されるヒラムシの一つである。

でも、日本の伝統色というのは本当にたくさんある。
これら微妙な違いに、日本人の感性の鋭敏さと豊かさを感じる。
素晴らしきかな日本文化と日本人。
ヒラムシの名前に、宍色とつけたことには若干抵抗はあるが。






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by 1colorbeach | 2014-07-27 20:02 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ダイナンウミヘビ 葉山 170度の根の砂地 

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葉山の170度の根の沖には砂地が広がる。
白い砂なんで、水が澄んでいると結構きれいだ。
たまに、タンクを背負ったまま寝転んだり腹這いになったり、リラックスしている。
たまに寝てしまうこともある。

で、わりとここで見かけるのが、これ。
ダイナンウミヘビという。
ウミヘビと名がつくものには、爬虫類と魚類の2種類がいる。
爬虫類は猛毒なのだが、このウミヘビのように魚類の方は無毒。
ウナギやアナゴの仲間なのである。
ただし、歯は犬歯と言って、先が鋭敏にとがっているので触れただけでも血がドバっと出る。



これ、夜行性で、昼間はこのように砂に潜って顔だけ出している。
しかし、たまに昼のキス釣りなどの外道で釣れることがあり、蛇の祟りじゃあ!!!などと船上は大騒ぎだ。
大きくなると、2mにもなるので、こりゃ怖い。
しかし、かば焼きにして食べたことのある人によれば、かなり美味いという。
ハモに似ているしな。

大瀬崎のナイトダイビングで、こいつのニョロニュロと泳いでいる姿を見たことがある。
目が丸くて猫のように可愛いかった。
本州中部から南に分布し、インド洋や西太平洋、大西洋などに分布は広がっている。
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by 1colorbeach | 2014-07-19 22:31 | 魚 (89)

イソギンポ 2 葉山 浅瀬 Parablennius yatabei (Jordan and Snyder,1900 )

葉山の権太郎岩へ向かうエントリー口周辺は、干潮時は大きなタイドプールとなり小さな生き物の天国となっている。
ギンポ、ハゼ、カニ、ヤドカリ、ウミウシなど多彩だが、一番惚けたヤツは誰かとなるとこの子の右に出る者はいない。




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イソギンポである。
タイドプールの岩の穴の中などに棲み、いつも顔をちょこんと出している。
アンテナ立てたドジな宇宙人といった風貌で、顔を合わせるたびに頬が緩みマスクが浸水する。





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ご覧のとおり体は偏平していて、鱗がない。
体長5~6cm。
下北半島以南、奄美大島以北に分布する。
このように、餌を求めて巣穴を出て時々泳いでいる。
小型の甲殻類が好物らしく、タイドプールはうってつけの食住同一の棲家となっている。
顔つきと体のアンバランスはこの上ない。
よく、そういうベビーフェイスなのにFカップの魅力的な女の子がいるが、こっちは顔が変で体はヌルヌルである。





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しつこいが実に変な顔である。
自分を棚に上げてはいるが。
そう思うと可愛い。




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by 1colorbeach | 2014-07-12 23:15 | 魚 (89)

ヒメハナギンチャクの仲間 4 葉山 権太郎岩

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この子は、ここのところ葉山は権太郎岩水深10mの岩壁にずっと居付いている。
普通、葉山で見かけるヒメハナギンチャクの仲間は、大抵は沖目の岩の根元の砂泥地に着いていることが多い。
このような所に定着しているのは珍しい。
多分、ヒメハナギンチャクの仲間で間違いはないと思うのだが。

初めてみたとき、色合いに驚いた。
オレンジ、海老茶、カリビアンブルーと、まったく縁も所縁もない組み合わせとなっている。
創造主様の色の気まぐれか。

また、ヒメハナギンチャクの棲管には、クモガニの仲間が生息している。
御多分に漏れず、ここにもいた。
何が何だかわからない。
多分、ユビワアケウス?




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by 1colorbeach | 2014-07-05 21:44 | 刺胞動物 (25)