ヤドカリイソギンチャク 

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葉山の沖合には大きな岩がいくつかあるが、そこを泳いでいたら変なイソギンチャクを見つけた。
大きな巻貝の上に鎮座している。
と思ったら、なんと動くではないか。
ヤドカリイソギンチャクである。
ヤドカリイソギンチャクの宿主はイシダタミヤドカリであった。




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このイソギンチャクは、敵に襲われると槍糸という刺胞を出して、防御する。
これを利用してヤドカリは、大型の敵からの攻撃から逃れられる。
一方、イソギンチャクはヤドカリと行動を共にすることにより、いろいろな場所に移動しての捕食が可能となったり、ヤドカリのおこぼれをゲット出来たりする、いわゆる相利共生の関係なのだ。

ヤドカリは、大きな殻に引っ越しする時には、鋏で突いてそのことをイソギンチャクに知らせ、新たな自分の殻に移動させる。
鋏が届かないだろうと思う人もいるかもしれないが、ちゃんと殻から出てやるんだろうな。
その時は、結構無防備で、ここで魚にでも食われた日には目も当てられない。
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by 1colorbeach | 2013-12-28 20:18 | 刺胞動物 (25)

フタスジウミケムシ 葉山・権太郎岩 

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石を引っくり返していると、あわてて砂の中や石の裏に移動しようとする生き物がいる。
当たり前だ。
昼間は、石の下で惰眠をむさぼっていたところを、突然ガバッとやられては誰でも驚く。
ウミケムシもその一人である。
一人か。
実に綺麗で勇壮な姿だと思う。
しかし、ダイバーは大体コレが嫌いだ。
女の子は見せると必ず後ずさる。




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ウミケムシは、ゴカイの仲間の多毛類に属する。
ご覧の通り、体の側面に見事なタテガミのような毛を生やしている。
しかし、この毛が曲者なのだ。
実は、これ毒針で、触れると刺される。
とても痛痒い。

でも、僕はコレ好きで、見つけると指し棒でヒョイと浮かせて泳がせる。
毛をヒラヒラと躍動させ、体をたわませて泳ぐ様は、なかなか見ものだ。
本州中部以南に分布する。
釣りの外道でも時々掛るそうな。
肉食なのである。




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コレは、大瀬崎で見つけたフタスジウミケムシ。
綺麗で好きなのだが、賛同してくれた人はまだいない。
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by 1colorbeach | 2013-12-23 09:39 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ミナミギンポ 葉山 権太郎岩 Plagiotremus rhinorhynchos

葉山の大手のダイビングショップは2つある。
老舗的なバナナリーフさん(http://www.banana-reef.com/dvglog/dvglog.html)と新しいナナさん(http://teru77t.exblog.jp/)である。
それぞれ特徴のある良いショップだ。

僕も、つまらない仕事がなければ毎日葉山の海岸でブラブラしているのだが、それでは飯も食えなきゃタンクも借りられない。
で、不本意ながら必然的に週末セルフダイバーとなる身にとって、ダイビングショップの毎日のHPのダイブログは大変参考になるのだ。
また、ガイドをお願いしたこともないのに、葉山の海岸で生き物がいる場所を尋ねれば、惜しげもなく教えてくれる。
ありがたい。
いつかお礼でもと思っているのだが、せめて気持ちだけでも書いておこう。



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この魚は、ショップのダイブログに載っていて、何処にいるのだろうかとずっと思っていた。
しかし、駐車場確保のために、早朝出動の僕にとってはショップの方に会えず、なかなか聞く機会がなかった。
ある日、水深10mの岩場で、ヒラヒラ泳ぐチョウチョウウオの横をニョロニョロ泳ぐ見慣れぬギンポを見つけた。
じっと見ていたら、岩の小さな穴に引っ込んだ。
これがミナミギンポとの出会いであった。
オレンジベースの青いネオンの縦じまが美しい。
可愛い。




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しかし、この魚、実は結構嫌なやつなのである。
顔しか出ていないが、姿はホンソメワケベラに似ていて、クリーニングすると見せかけ、他の魚に近づき、鰭や鱗をかじり取るらしいのだ。
確かにチョウチョウウオは迷惑そうな顔をしていた。
そんなの分かるか。
にこやかな笑顔なんだが、気のせいか、口の位置がサメに近いような気もする。
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by 1colorbeach | 2013-12-17 23:24 | 魚 (89)

アカナマコ 葉山  Stichopus japonicus

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葉山の海にアチコチおちているものの一つにアカナマコがいる。
落ちているというと語弊があるな。
あちこちにいる。
一生懸命に岩に張り付いた海草などを剥ぎ取って食べている。
海草よりも一緒に食べてしまう砂の量の方がはるかに多いそうだ。
浅いところから深いところまで至る所にいる。
海鼠酢 大好物なんだよな。

ある日、沖を泳いでいたらやけに不安定なアカナマコに出会った。
男の岩がオシッコをしようとしているところではない。
表現が貧しくすまん。




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見ていると体長が長くなった。
伸びて縮んで移動する生き物なので当然なんだが、どこかに着地できそうなところを探しているようだ。




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そしたらこんなに伸びた。
まだ、持ちこたえている。
しぶとさに感心していたらポトンと落ちた。
本人の名誉のためにその写真は割愛した。




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これ、ナマコの子。
時々極小さいのに出会うとウミウシと間違える。
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by 1colorbeach | 2013-12-08 12:24 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ムラサキミノウミウシ 葉山権太郎岩 Antonietta janthina Baba & Hamatani, 1977

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12月にはいったある日、権太郎岩の壁をじっくりと見ていた。
おなじみ定番のウミウシのお子様たちがたくさん付いていた。
今、サラサ、コモン、オトメ、などがよく見られる。
こういうダイビングやってると冷えてオシッコがしたくなるんだよね。
ジッと壁を見つめ動かない。
変な人だ。
傍目で見ている人がいないのは唯一の救いだ。
後ろを振り返るとメバルと眼があった。

じっくりと見つめているとなんか移動している。
5mmの物体。
老眼なりに綺麗だと判った。
写真を撮る。
拡大する。
ムラサキミノウミウシだ。



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大瀬崎でよく見かける。
これは大瀬崎で撮ったもの。
大抵、外海の浅場、安全停止で遊んでいると、貝に付着したカイウミヒドラに付いている。
それを食べているので、気を入れて探すとよく見つかる。




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葉山では、ほとんど見かけない。
カイウミヒドラ自体いないからかな。
結構見つけたときは興奮のウミウシだった。
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by 1colorbeach | 2013-12-03 21:57 | ウミウシ (58)