ベニアミコケムシ 葉山 権太郎岩沖 Iodictyum axillare (Ortmann)

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葉山は権太郎岩の沖、水深13mのとある場所。
この辺は、あまりウミウシとかはいないのだが、結構綺麗な変な生き物がいる。
これ、植物ではなく、動物である。
ベニアミコケムシ。

触手動物門アミコケムシ科に属する群体性の付着生物だ。
触手を持った一個一個の虫が連結し、群体を作るのだ。
赤い薔薇のレースのコサージュのような群体の湾曲は、石灰質でできた骨格だ。
だから、フワフワしているのではなく、堅い。
日本の浅い沿岸にいる普通種だが、実に美しい。
このまま、フードに飾ってエグジットしてみたいが似合わないし、非難の的になることは間違いない。
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by 1colorbeach | 2013-09-28 10:16 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ミズクラゲ 3  葉山 浅瀬

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葉山は、磯から権太郎岩まで潜行禁止となった。
権太郎岩までは、海面移動で行けと言う。
ダイバーが潜っていて、船が通るときに、急に浮上されたら危険だということらしい。
確かに、たまにワカメ漁とか見突き漁をやってる漁師もいるが、(普通は)水深3mで急浮上もないだろう、と思う。
むしろ、海面移動していて、この狭い海域でスピードを出して通る漁船の方が、むしろ怖い。

元々、僕は昔からエントリーは海面移動で行って、権太郎岩の手前で潜行していた。
そういう意味では行きはよいよいなのだが、エグジット間際の楽しみとしていた、この水深での生き物観察が出来なくなった。
困ったものだ。

恒例のミズクラゲの季節がやって来た。
海面移動中に見かけるようになった。
ちょっと熟年女性のオッパイのようで、これはこれでそれなりに大好きだ。



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グッと絞って



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パッと触手と傘を広げる。
こうやって、クラゲは移動するのだ。
僕の海面移動よりも、早いし、はるかにフォームが綺麗だ。
ミズクラゲ、ついつい見とれてしまう夏から秋の風物である。
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by 1colorbeach | 2013-09-22 07:56 | 刺胞動物 (25)

チゴミノウミウシ 葉山 芝崎 潮間帯 Favorinus japonicus (Baba, 1949)

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葉山の浅瀬のゴロタを引っくり返していたら、一生懸命移動しているウミウシを見つけた。
かなり早い。
チゴミノウミウシだ
チゴミノウミウシの仲間は、他のウミウシの卵を食べる、エッグイーター(という言い方が生物学的にあるかどうかは不明)なのだ。

ウミウシの天敵はウミウシ。
ダイバーの一番の天敵はバディ、と言われているようなもんだ。

このウミウシ、姿もかなり特徴的だ。
ビロンビロンとした蓑もそうだが、背中(頭?)にある、出来損ないのドーナツのような斑紋が面白い。
海の中で、20世紀少年を思い出していた。


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by 1colorbeach | 2013-09-14 21:42 | ウミウシ (57)

タテジマイソギンチャク 葉山 浅瀬  Haliplanella lineata (Verrill, 1871)

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極めて、磯観察で普通に見られるイソギンチャクである。
しかし、ダイバーにとっては、極めて稀種だ。
何故なら、彼女たちの棲息する水深では、ダイバーは、レギュレーターを外し立ち上がっているのが一般的である。
僕の楽しみは、冬はオシッコを徹底的に我慢し,夏はオシッコまみれになりながら、超浅場で、粘りに粘る、ある意味海の男の浅場のロマンなのだ。
要は、磯観察である。
撮った写真は、ダイビングよりも浅場のシュノーケルに切り替えた生き物観察時間の方が多いかも。



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その名のとおり、タテジマのあるイソギンチャクである。
どちらかというと潮間帯で見ることがほとんどである。
岩の上や隙間に付いていて、時には干出することもある。
で、これを指で押すと面白い。
良い子はこういうことをしてはいけない。
が、面白い。
子供の頃よくやった。
向こうは、干からびてはいけないので水を含んでいる。
で、それを指で押すと、ビーッと水鉄砲のように吐き出す。
実に面白い。
次の潮が来るまで大丈夫だろうか。
これをやって、半日遊べる。
やったら、また、水ををかけてはあげるが。

日本全国に分布するイソギンチャクなのだ。
ヨーロッパや北アメリカでは、日本からバラスト水として船で運ばれ繁殖している。
お互いに困ったものだ。


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ちなみに、このイソギンチャク、同種で戦う。
同種で触れ合うと、「キャッチ触手」と呼ばれる触手を伸ばして付着させ、相手の体を壊死させるのだ。
自分の体のクローンは攻撃しないらしく、血族の居場所を確保するためだと言われている。
恐ろしや。
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by 1colorbeach | 2013-09-07 20:06 | 刺胞動物 (25)

コブダイ (幼魚) 葉山権太郎岩沖 Semicossyphus reticulatus (Valenciennes, 1839)

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コブダイは、べラの仲間で、生まれたときはみんなメス。
だいたい50センチを超えると、頭に大きな瘤が出来てオスに性転換する。
4字熟語のようだが、雌性先熟( しせいせんじゅく)といって、メスとして大人になって繁殖に励んだ後、オスに性転換して今度はオスとして繁殖を楽しむのである。
一粒で二度おいしい人生だ。
出来るものならやってみたい。
オスは、縄張りを持ち、メスを呼び寄せハーレムをつくる。
この瘤の立派さによって、メスを呼び寄せる効果が違うのだろうか。

写真の魚は、そのコブダイの幼魚である。

親に似ても似つかない。
葉山の権太楼岩の沖合、水深17mの岩礁帯を泳いでいた。
結構葉山では珍しい。
この魚日本海は佐渡島以南、太平洋岸は沖縄県を除く本州以南に分布する。
親は葉山では見かけないが、小田原などでは水揚げされているようだ。
伊豆海洋公園でのダイビングでは、よく見かける。

食いしん坊的には、旬は冬で、その時期は、かなり美味しいらしい。
白身で、刺身・焼く・煮る何でもござれだそうだ。
一度は、喰ってみたい。
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by 1colorbeach | 2013-09-02 21:22 | 魚 (88)

イナダ 葉山沖

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イナダは、出世魚であるブリの子で、大きさ3~40cmくらいの時期の名称だ。
モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリとなる。
このイナダの大群に囲まれた。
葉山の沖、水深14mの岩礁地帯。
泳いでいる目の前を次々と通り過ぎ、また戻ってくる。
全く切れ目がなく、どこまでもこの群れが続いているのか、と思ったほどだ。
そして、しばし僕の周りをぐるぐるとまわって去って行った。

イナダはブリの子だけあって、美味いだろうと言う人は多い。
が、そんなでもない。
身は柔らかく脂がない。
従って、イナダの値段は極めて安い。
僕は、極新鮮なものはカルパッチョ、他にはムニエルにしたり一夜干しにしたりして食べている。
煮付けもまあまあか。
淡白である。

秋に東京湾に回遊してくるイナダとブリの間のワラサクラスになると、それなりに脂も乗ってはいるが、総じてこちらで獲れるものは淡白である。
日本海は氷見の旬のブリが食いたい。
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by 1colorbeach | 2013-09-01 18:44 | 魚 (88)