ヨコエビの仲間 2 葉山 権太郎岩

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葉山で、石を引っくり返していてスポンジボブならぬ海綿らしきものを見つけた。
よく見ると、その海綿らしきものの上に何かついている。
2mmくらいの大きさだ。
海の中では、何か、青っぽい模様があるなあ、という程度にしか見えなかったが、写真を見て驚いた。
なんと綺麗ではないか。
ヨコエビである。
たぶんスベヨコエビの仲間。
僕のコンデジでは、この程度の写真しか撮れない。
腕ではないと信じているが…。



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以前にもご紹介したが、ヨコエビは、甲殻亜門・軟甲綱・端脚目(ヨコエビ目)・ヨコエビ亜目に属する甲殻類をいう。
くどいようだが、僕は短脚目に属している。
ヨコエビは、平たくて、このように半円形をしているのが特徴だ。
海の中では、有機物の分解をしたり、他の生き物の餌となるなど、大変貢献している。

石を引っくり返すと、まず四方八方に高速で逃げ回るのが、この子たちとコシオリエビ だ。

マクロをやっていると、最後に行きつくのはヨコエビだと言う人がいる。
確かにその域に近づいたかもしれない。
オタクだ。

ちなみに大瀬崎の「海の案内人ちびすけ」の「かわちゃん」と話していて、この色・形のヨコエビの話になった。
彼も、大瀬崎で見慣れないヨコエビを見つけて気になっていたらしい。
偶然とはいえ、葉山と大瀬崎の同じヨコエビ。
奇遇な話だ。

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by 1colorbeach | 2013-04-29 19:00 | 甲殻類 (61)

ウミシダヤドリエビ 葉山 権太郎岩沖

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葉山は権太郎岩沖合の砂地に大きな根が点在するところがある。
水深は15m。
そこに、黄色いウミシダがポコポコと付いている根がある。
お花畑のようで、実に綺麗だ。
何かいないかなとウミシダめくりをしていたら、ウミシダヤドリエビがいた。



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その後、何度か立ち寄って見ているが、何尾かがずっと棲みついている。
このエビ、生息するウミシダによってカラーバリエーションが異なる。
黄色のウミシダに見事に同化している。
棲息分布は、伊豆半島以南で、サンゴ礁にも棲むという。
ということだが、葉山でも見ることが出来るというのは嬉しい。



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カサカサとウミシダをまさぐったら外に飛び出てしまった。
魚に狙われるといけないので、すぐに追って戻した。
なかなか綺麗なエビである。
日本でウミシダに生息するエビの中ではコレが一番多いそうだ。
しかし、佃煮にするほどいるわけではない。
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by 1colorbeach | 2013-04-20 14:25 | 甲殻類 (61)

ビワガタナメクジ 葉山・権太郎岩  Dolabrifera dolabrifera (Cuvier, 1817)

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いつも書くが葉山の浅瀬は楽しい。
いつか満潮の時にタンク一本使ってじっくり生き物探しをしてみようか。
水深50cm~1m。
一日潜っていられる。
夏だな。
オシッコの海だ。

沖への行帰りには必ず浅瀬で遊ぶ時間を作る。
ドライスーツのオシッコ限界への挑戦。
膀胱炎予備軍。
で、体を張って見つけたのがこれだ。



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うーん。
始めはドーリス系のウミウシかと。
しかし、二次鰓がないではないか。
外套膜も折りたたんだようになっている。
フシエラガイの仲間かと。
全部違った。

こういう見分けのセンスは極めてないのだ。
実は、ビワガタナメクジという。
変な名前だ。
琵琶に形が似ているので名づけられたらしいが、ナメクジはないだろう。
極浅場に棲息する。
見られて感激したのだが、普通種でなんてことはなかったりした。
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by 1colorbeach | 2013-04-13 19:58 | ウミウシ (58)

フタバベニツケガニ 葉山 沖の砂地 Thalamita sima H. Milne Edwards, 1834

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あの味噌汁にして美味しいワタリガニの仲間で、ベニツケガニ属のカニである。
ご覧の通り、第4歩脚は遊泳脚と呼ばれるヒレのようになっている。
カニの眼と眼の間を額と言うが、その額にある突起を歯という。
ベニツケガニは、尖っていない滑らかな6つの歯がある。
一方、フタバベニツケガニは、額が真ん中で2つに別れていることで区別がつく。
また、鋏足に鱗のような斑紋があるのも特徴だ。



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実は、このカニはあまり美味しくないらしく、網に引っかかるので漁師には厄介者にされているらしい。
葉山の沖の岩礁と砂地の境目、水深15mで見つけた。
生息域は、房総半島以南の浅場から水深40mくらいまでと言われている。



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頑張って、砂に潜ろうとする。
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by 1colorbeach | 2013-04-06 19:37 | 甲殻類 (61)