エダウミウシ 葉山・権太郎岩  Kaloplocamus ramosus (Cantraine, 1835)

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葉山の権太郎岩の水深12m。
石の下についていたのを見つけた。
最初、ホクヨウウミウシ?大発見!!!なんて思ったが、二次鰓はあるし5つの樹状突起がある。
明らかにエダウミウシ。
夜行性のウミウシで、昼間見つけるのは難しい。
まあ、無理やりねぐらに手を突っ込んで起こしてしまったのだが。




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このウミウシ、刺激を与えると樹状突起が発光する。
以前、大瀬崎でナイトダイビングをしていて見つけた。
突いて刺激(してはいけないとか言う原理主義的ダイバーもいるが)したら、ボワーンと青白く発光した。
実に綺麗である。
葉山も夜に潜ったら楽しいだろうが、このポイントに入ったら絶対に迷子になる。
今度明け方に行って浅場で探してみようかと思っている。
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by 1colorbeach | 2013-02-24 14:33 | ウミウシ (57)

クビナシアケウス 葉山・権太楼岩 Chalaroachaeus curvipes De Man, 1902

クビナシアケウスは、クモガニの仲間である。
クモガニの仲間は、もともと擬装上手で、海藻、海綿、ヒドロ虫、コケムシなどで体をカモフラージュさせている。
葉山の権太楼岩の岩壁を移動中であった。


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ご覧の通り、ゴミか何かである。
動かなければ絶対に見つからない。
付けているのはコケムシだ。
ご覧の通り、ウミシダに似ており、それに擬態しているという論文を読んだが、結論は出ていないようだ。

このカニ、八丈島から南に分布しており、僕もかつて慶良間でお目にかかったことがある。
ガレ場で死サンゴ捲りをしてウミウシを探していて見つけた。
まさか、葉山で出遭えるとは思わなかった。


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この角度だと何とかカニらしく見えるかもしれない。
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by 1colorbeach | 2013-02-16 18:04 | 甲殻類 (61)

オオウミシダトウマキクリムシ  2  葉山 170度の根 Annulobalcis yamamotoi

今日の葉山は、グッドコンディションと思いきや、何とサーフィンが出来るようだった。
予報は良かったのに。
憎き低気圧。
サーファーにとっては、恵みの低気圧。
きやつら山ほどいたなあ。
たとえてアシカ軍団。
失礼。
しかし、葉山は遠い沖の低気圧にも弱くていけない。



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で、そんな中、潜ってきた。
ウネリで右に振られ左に振られ、そして最近女にも振られ。
で、それらを楽しむならそれなりに自虐的で楽しいが、写真はダメだ。
沖に出ればマアマアだが、それでもカメラを構えるとズズッと持っていかれる。
泳ぎなら、鍛えていれば何とかなるが、写真を撮ろうとしていて止まっているには、体表面積が広すぎたか。
苦難の連続だ。



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そんな中、オオウミシダトウマキクリムシである。
何とか、体を固定して撮った。
すでにご紹介しているが、綺麗な貝だ。
貝高8mm程度だが、実に存在感がある。
本当にオオウミシダについていた。

風がないと冬でも暖かい葉山。
陽だまりは実に過ごしやすい。
こんなところでダイビングの後はゆっくりビールでも飲みたいと思う今日この頃。
ダイビングは余禄だ。
ビールが主役だ。
ただの酔っ払いだ。



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by 1colorbeach | 2013-02-11 19:53 | 貝 (40)

コウライトラギス 葉山 権太郎岩沖 Parapercis snyderi Jordan and Starks,1905

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葉山のオーバーハング沖の砂地と石の混じった一帯の水底でよく見かける。
きわめて普通種である。
気が付くととぼけた顔をして、すぐ横にちょこんと座ってこっちを見ている。
海の中で時折誰かに見られているのを感じることがあるが、多くはこの子たちだ。
その他は、気味が悪いが未だに何者かは不明だ。
しかし、この顔である。
こっちも力が抜ける。
警戒心の薄い親しみの湧くキャラである。



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この魚、生まれたときはすべてメスで、その後オスに性転換する。
この繁殖行動は面白いらしい。
受け売りだが、オスは、夏頃の繁殖期に数尾のメスとハーレムを作る。
その集団を一定期間維持する。
日没前にはオスはメスを誘い、水底から数十cmに浮上し、そこでそれぞれ放卵・放精を行う。
時折、ペアのいない他のオスが、放卵時にサッと紛れ込んできて放精して逃げていくらしい。
これ「ストリーキング」と言うそうだ。
また、ストリーキングされないように、わざとジャンプして繁殖行動をしているように見せかけて他のオスをかく乱する「シグナルジャンプ」という行動もするそうな。
一度日没時に潜ってみたいと思う。



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この魚、サンゴ礁域を除く太平洋側の南日本などに分布する。
特徴は、背側に並ぶ、黒っぽい鞍のような斑紋と、腹側の横じまのような斑紋である。
甲殻類や多毛類を喰べる。
オスは胸鰭基部に黒い斑紋があり、また頬に黒か黄色の帯がある。
僕は食べたことはないが、トラギスやクラカケトラギスなどカワハギの外道で釣れるトラギスの仲間と比べるとそんなに美味しくはないそうだ。



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これは、権太郎岩の右沖の砂地で撮ったもの。
ナマコの上にちょこんと座ってこちらを伺っていた。
体長せいぜい10cm程度の、愛すべき生き物である。
僕がナマコの上に置いたわけではない。




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by 1colorbeach | 2013-02-09 20:46 | 魚 (88)

フーセンウミウシ 葉山 オーバーハング Notarchus indicus(Schweigger,1820)

葉山の権太郎岩の左側を沖に向って進むと、水面に向って切り立った岩が覆いかぶさるようになっている所がある。
オーバーハングと呼ばれており、葉山のポイントでショップや常連さんの誰もが唯一共通にそう呼んでいる場所だ。

実は、それぞれが同じ場所を言ってても呼び方が違うので、よく混乱する。
ダンゴどこで見つけた。
第3水路の向かいの切り立った根の手前の小さな根だよ。
第3水路ってどこだ?右の沖に向う水路のことか?
右ってどっちよ。
右だよ右。
沖に向ってか?
陸だよ。
とか言ってるうちに仕舞に見解の相違で喧嘩になる。

で、喧嘩にならないオーバーハングで見つけたのがこの子だ。
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初めは、海草の実か何かと思った。
それにしては変だ。
何だ、アメフラシの丸まったやつかと思ったがどこか違う。
確かに、アメフラシの仲間なのだが、アメフラシ科フウセンウミウシ属に分類されるウミウシでフウセンウミウシという。
この子達、危険を感じると海水を吸い込んで風船のようにこのように丸くなるのである。



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これが平常時だ。
あまり変らないか。
全体としては円錐形に近く、トケドケがあるし、触覚もある。
葉山以外では、三宅島でウヨウヨといるのを見かけたことがある。
葉山では珍しい。

しかし、相模湾の磯探索愛好者であるGENさん(どちらかと言えばダンゴ専門)から「今年は相模湾の磯観察で沢山見かけますよぉ」と言われた。

また、同じく磯観察愛好者kouchaとpawさん(ウミウシ専門)もブログでこれでもかと紹介されていた。

こういう人たちです。
かなり怪しい。

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by 1colorbeach | 2013-02-02 20:06 | ウミウシ (57)