ホシキヌタ 葉山・権太郎岩 Lyncina vitellus (Linnaeus, 1758)

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比較的大型のタカラガイで葉山には多い。
貝殻は、茶色と薄茶色のツートンの素地。
それに星を散りばめたような白い斑点。
名前はそのものだろう。
星砧…風情があるなあ。
老成すると貝殻にひび割れのような線が入る。
幼貝には白い斑点はないとのこと。
これは50mmくらい。




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外套膜が綺麗だ。
外套膜は、濃青色に黄色っぽい斑点が不規則に散りばめられている。
側面に細かい縞模様がある。
葉山では、よく岩の窪みに挟まったような形でいるところを見つけている。
潮間帯から相当の水深にも棲息している。


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腹面は白。
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by 1colorbeach | 2012-12-29 21:47 | 貝 (40)

イソハゼの仲間 葉山 権太郎岩  Eviota sp.

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アカホシイソハゼだとずっと思っていた。
どうも違うようである。
僕の持っている図鑑(「山渓カラー名鑑 日本の海水魚」 山と渓谷社 3版 2009)では、アカホシイソハゼは、トカラ列島以南の水深20m以浅の岩礁域に生息するという。
トカラ列島って、鹿児島の先じゃんか。
特徴は、頭部の赤色斑は明瞭、眼の背面に紋様がある。
その通りだ。
しかし、たまたま、一尾や二尾を見かけたならば、アカホシイソハゼかもしれない。
葉山には普通に通年居るのだ。

本種によく似た種が温帯域に生息するとの記載があって、眼から鱗が落ちた。



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葉山の大きな岩礁の窪みや亀裂でよく見かける。
葉山では極めて普通種だ。
チョロチョロと動くが、ハゼの仲間にしては警戒心は薄い。
光やレギの吸排気音をそれほど嫌がらない。
綺麗なので居ればついついカメラを向けてしまう。

実は、伊豆のIOP、大瀬崎、浮島でも、これと思しき種を見かける。
身近な魚なので、早く同定されないかなあと思う。
ハゼは、奥深い。


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浮島で撮影したもの。
何か違うなあ。
でも、同じみたいだし。



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ハナヒゲが可愛い。
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by 1colorbeach | 2012-12-22 08:53 | 魚 (88)

スプリラ・サラアミカ  葉山 権太郎岩  Spurilla salaamica

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何度名前を聞いても覚えられない。
アブラガダブラとかエロイムエッサイムとか、そんな感じの科に属する。
体色は全体に、透明な白かアイボリー系。
薄い橙色の内臓が透けて見える。
背には、白い斑紋が規則的に並ぶ。
後触角には、ブツブツとした小さな突起が散在する。
頭部には、白い牛のお面のような斑紋がある。
だからウミウシというわけではない。



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権太郎岩の沖側の転石の下で酒席甲類研究員が見つけた。
大きさは、8mm。
イロミノウミウシに似るが、このウミウシの触角は後触角の形が螺子のようになっている。

しかし、同じものを見てても見える人と見えない人がいるというのも不思議だ。
原因として、僕がかなりの老眼だということはあるがそればかりではないような気がする。
執念でもなく愛情でもなく、集中力の違いだと思う。
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by 1colorbeach | 2012-12-15 11:45 | ウミウシ (57)

ムラサキゴカクガニ 葉山 浅瀬  Echinoecus nipponicus  Miyake,1939

葉山の浅瀬にはアカウニやムラサキウニが多い。
これらのウニ結構美味しいのだ。
ただ、葉山で獲れるウニは、総じて生殖巣が小さい。
これを実入りが悪いという。
身持ちが悪いのではない。
以前、食べようと思って、逗子で山ほど獲って茹でたのだが、実の量は大したことがなかった。
茹でるのと殻むきで1時間半。
食べるのが5分であった。



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これは、アカウニの口のまわり、いわゆるアリストテレスのランタンと呼ばれる部分にへばりついているカニである。
ムラサキゴカクガニ。
石の裏などにへばりついているアカウニをそっと剥がして裏返すと結構このカニを見つける確率が高い。
ウニの口は裏側に付いていて、実は肛門ではない。
肛門は殻の上部にある。
僕は、肛門と口が一緒だとずっと思っていた。
この程度の知識である。
ちなみに、ウニの口(咀嚼器)は、僕が本人から直接聞いたわけではないが、アリストテレスがランタンみたいだと言ったので、そう呼ばれるようになったとか。



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ムラサキゴカクガニは、眼と眼の間の額が突き出ている。
体全体は五角形。
甲の中央には、白っぽい縦の平行線が明瞭に表示されている。
非常に判りやすく区別しやすいカニだ。
色は、赤っぽかったり紫っぽかったり、宿主であるウニの色に影響を受ける。
相模湾以南の南方に広く分布する。
葉山ではアカウニに付いている場合が多いような気がする。
ムラサキウニの棘の間には、ムラサキヤドリエビが多く棲みついている。
しかし、このエビ、脚が速くて未だ撮影が出来ていない。
ちなみにこのカニとこのエビが同じウニに付いているのは見たことがない。
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by 1colorbeach | 2012-12-09 10:10 | 甲殻類 (61)

ベニキヌヅツミ 2 (クリーム・黄) 葉山・権太郎岩

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葉山では今、ベニキヌヅツミがアチコチでみられる。
実に色彩変異に跳んだ綺麗な貝で、浅瀬から深場まで目を楽しませてくれる。
貝殻も美しい。
これはクリーム色っぽいバージョン。


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殻も美しい。
黄色バージョン。


過去に紹介したベニキヌヅツミの記事。
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by 1colorbeach | 2012-12-02 10:51 | 貝 (40)

ホヤの仲間 葉山 権太郎岩沖 

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ホヤは、子供の頃はオタマジャクシのような形をしており海の中を泳ぐが、その後は岩などにくっつき形も変え移動することはできない。
そこで、海水を取り組むことで、その中に浮遊するプランクトンなどの餌を採る。
その口が、入水管であり、取り入れてばかりだと水ぶくれになるので、養分をとった後、出水管から水を吐き出す。

表現はお下劣だが、このお尻の穴のようなのが、その管のようだ。



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どうもコレ出水管のようだ。
どこかで海水を取り入れて、一気にボワーッと吐き出している。
海の中で一生懸命、吸っては出している。
実に面白いので、これをずっと見ていた。
ついミルククラウンを思い出した。
しかし、不思議な形だ。
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by 1colorbeach | 2012-12-01 07:54 | その他の葉山の海の生き物 (46)