クリアクリーナーシュリンプ 葉山 権太郎岩沖 Urocaridella antonbrunii

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こんなのいるんだねえ。
と感激。
葉山沖10mの大きめな岩礁。
そこには、いつも群れが漂い、ウツボが休む。
岩交じりの砂地と岩の窪みの間を覗いてみた。
おっ、エビがいる。
しかも4~5尾。
透明感がある。
まさか、クリアクリーナーではないだろうと思ったが、そのようだ。
9月の葉山の海のちょっとしたトピックスだ。



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クリアクリーナーシュリンプは、和名がまだない。
この属のエビは、研究が進んでいないらしく、学名”Urocaridellaの一種”が多い。
でも、ダイバーの間では、同属のベンテンコモンエビなどよりもはるかに有名だ。
分布は、伊豆半島以南からオーストラリア北部に至る。
サンゴ礁などで魚の寄生虫などをクリーニングしている。



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この通り、実に分かりにくい。
伊豆半島では、夏から秋にかけて現れるそうだ。
真鶴でも見かけたという話は聞いている。

その後、何度もここを覗いているが出会えない。
たまたま、この日はひどく濁っていたので穴の奥から出てきたものと思われる。
ナイトだったらパラダイスだと思うのだが。
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by 1colorbeach | 2012-10-27 08:45 | 甲殻類 (61)

リュウグウノツカイ ? サケガシラ ? 大瀬崎 湾内 

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結局はサケガシラの一種ではないかということになった。

ナイトで大瀬の湾内をタラタラ泳いで砂地に向っていた。
途中、ライトに照らし出されたのは銀色に光る魚だった。
おっ、タチウオだ、と思ったが、どうも様子が違う。

これ、興奮してあわててシャッターを切ったもの。
背鰭や胸鰭や尾鰭が写っていない。
頭と胴体だけだ。
灯りで照らして、シャッターを炊かないで撮る方法でやれば良かった。
しかし、それどころではなかったのだ。
リュウグウノツカイだと信じて疑わなかった僕の指は震えていて頭は大混乱だったのである。
危機管理能力に欠けている。


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これは頭部と眼、そして寝癖のように跳ねたのは腹鰭、右のほうに長く糸のようにたなびいているのは尾鰭。
写真を見るとショボイが、実物は実に美しかった。
暗闇にボワーッと浮かび上がった魚体はこの世のものとは思えないほど美しかった。
このときばかりは、女体より魚体の方が好きだと思った。
しかし、写真を撮ろうとして灯りを向けると真正面から近づいてくる。
横に移動しようとしても必ず垂直に頭を光のほうに向けてくる。
ライトを消したら暗くて見えない。
追って横を向かせようとしているうちにどこかへフラフラッと泳いで行ってしまった。
後悔だけが残った。

僕の持っている図鑑に照らしても、リユウグウノツカイでもサケガシラでもないように思える。
でも、いまだに心のどこかにリュウグウノツカイではなかったのかとも思っている。
いずれにしても深海性か沖合いの中層に生息する魚だ。
大地震が来ないことだけを祈っている。

大瀬マリンサービスのブログ
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by 1colorbeach | 2012-10-24 20:23 | 魚 (89)

ホリミノウミウシの仲間 葉山 170度の根 方面 Eubranchus sp.

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実に綺麗なウミウシだ。
派手ではないが、パステルの色づかいのように淡く上品な感じ。
ツブツブのようなミノというか魚の卵か丸いオッパイのようだ。
オッパイ星人としては喜ばしいかぎりじゃ。
色は淡い桃色と白か。
触角はオレンジでその先端が白、口触手は白。
このコケムシには、数尾付いていたし、白い帯状の卵も産み付けられているので増えてくれるといいなと思う。



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実は、このコケムシ、ちょっと目立たないところにあって、ウミウシもよくこんなところに流れ着いたものだと感心した。
図鑑によれば、ホリミノウミウシ科は、背に複数のふくらみを持つ突起を持つのが特徴だそうだ。
ちなみに、これは「本州のウミウシ」では、Eubranchus sp.4と記されている。
葉山の170度の根方面、水深6mにて、体長10mmの個体。
レア物に遇えて嬉しかったな。
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by 1colorbeach | 2012-10-13 23:47 | ウミウシ (58)

マガキガイ 2  葉山 権太郎岩  Strombus luhuanus  Linnaeus,1758

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すでにご紹介しているマガキガイである。
前に、この貝の美味しさを十分に書いた。
グルメブログか。


眼力というのがある。
人の意志の強さとか頑固さとかを眼が表す作用のことだ。
この子の眼は何と行ったらいいのだろうか。
ちゃんと見ていないようで見ている、惚けているようで真摯、分かっていないようで見透かしているよう感じ…など。
海の中でこの眼と遭うと実に不思議な思いに駆られる。

葉山じゃ安全停止はいらないよ、とよく言われるが、長い時間潜っているので、必ず水深5mで止まる。
そこで昨日出遭ったマガキガイ。
ショップのマスターが通りがかりに肩を叩いて何見てんのと立ち去った。
安全停止にはこういう楽しみがある。
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by 1colorbeach | 2012-10-11 23:04 | 貝 (40)

センナリスナギンチャク 葉山 権太郎岩沖 Parazoantbus gracilis

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葉山権太郎岩の南西側に、ちょうど沖に口を開けたすり鉢状となった地形の場所がある。
古いオッサンダイバーは「すり鉢」と呼んでおり、若い人が集うショップは「ホール」と呼んでいる。
このほかに、オーバーハングという水路があるのだが、酒の飲みすぎで記憶中枢をやられた甲類酒席主任研究員は、何度言っても、オーバーホールだと思い込んでいる。
その、すり鉢の沖の水深14m、砂地と岩礁帯の間にある大きな岩にこのスナギンチャクは付いている。

宿主は、スダレガヤというヒドロ虫の仲間である。
それの花のように、群生している。
色は、鮮やかな黄色で、ナビのときのよい目印となっている。
このスナギンチャク、日本固有酒で、本州中部から九州にかけて分布する。

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by 1colorbeach | 2012-10-06 09:45 | 刺胞動物 (25)