ヘラムシの仲間 葉山・権太郎岩

ヘラムシとは、節足動物門軟甲綱等脚目のヘラムシ科の生き物の総称である。
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同じ目には、石の下などにいるダンゴムシ、海辺を大群で闊歩するフナムシなどがいる。
僕は、個人的には好きな生き物たちなのだが、一般的には汚いとか気持ち悪いとか言われている。
可愛いではないか。
特に、ダンゴムシなど、コンクリートの上で干からびて死んでいると涙さえ出てくる。

ヘラムシとは、変な名前である。
確かに、少し反っているので、そのまま粘土細工に使えそうだ。
600種以上と言われるその多くが、海水域に生息し、浅い所から深海にまで分布する。

葉山では、転石の下で見つかる。
生き物の死骸などが沈殿物となったデトリタスなどを食するが、同時に魚などに食される。
地味な生き物だけど、生態系の中でバランス上欠かせないものの一つである。
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by 1colorbeach | 2012-07-30 00:25 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ミツイラメリウミウシ 葉山・権太楼岩 Diaphorodoris mitsuii (Baba, 1938)

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ミツイラメリウミウシである。
「三井ラメ入りウミウシ」だと信じて疑わなかった。
学名から見ると、ミツイは当たりだし、背中にはラメが入っている。
でも、よく見るとラメイリじゃなくてラメリだ。
ラメリって何じゃ? 
想像力豊かな女の子の物語の主人公だったか。
ありゃ、「アメリ」だ。
これは黄色ミツイさん。



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葉山では、初夏から秋にかけてよく見かける。
今日の葉山はコレで足の踏み場もなかった。
って、壁を踏んではいけない。
すり鉢にも右手水路の壁にもウジャウジャ張り付いていた。
だいたい大きくて10mmくらいか。
小さいが、平べったくて色がはっきりしているので、僕にも見つけることができる。
これは、白ミツイさん。



3
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これは、クリームバージョンだ。
普通、白か黄色なのだが、珍しい。
壁に付着したコケムシを食しているようだ。
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by 1colorbeach | 2012-07-22 19:04 | ウミウシ (57)

ヒライソガニ  葉山 権太郎岩沖 Gaetice depressus

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ヒライソガニは、潮間帯で生き物観察をしていると普通に見られる。
石をめくるとゾロゾロと出てくる。
だいたい磯採集している子供のバケツに入っているのはコレだ。
そういうことから、いわゆるザコキャラなのだ。

しかし、ある日、水深14mで写真のカニを見つけた。
この深さにヒライソガニがいるとは思わないので、何なのか悩んだ。
新種かと淡い期待を込めて同定をお願いしたら、なんとヒライソガニだと。




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実は、体色の変異が非常に多く、別種じゃないの?と思うこともしばしばある。
しかし、ヒライソガニはヒライソガニなのだ。
これを見つけたのは春先なのだが、この時期、どういうわけか深いところで見つかるそうな。
水温の関係なのだろうか。
ちょいとハートマーク。
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by 1colorbeach | 2012-07-16 08:00 | 甲殻類 (61)

イソウミウシ 葉山 権太郎岩 Rostanga orientalis Rudman&Avem,1989

権太郎岩の周りの水深8m。
石をひっくり返していたら、5mmくらいのオレンジ色をした海綿らしきものを見つけた。
いつもの僕ならそれで終わっていた。
しかし、今日の僕は手強かった。


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なぜなら、透視度が悪かったためマクロ対応ということで、近眼の度の入っていない水中マスクを使用していたのだ。
したがって、老眼にも小さいものがよく見える。
で、触角が見えたのだ。
ウミウシだ。
そのかわり、地形や群れなどは透視度が悪い中さらに霞んで見えた。

イソウミウシか。
だいたい形は楕円形で、背面は微細な繊毛で覆われているそうな。
体色は、緋色か橙で、暗褐色の斑紋がある。

この分だと石の裏のウミウシを相当見過ごしているのは間違いない。



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老眼オヤジダイバーが、ウミウシと間違えた一例。
大きさは3~4mmくらい。
都合よく海草が触角のように付いている。
時々こういうのに引っ掛かる。
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by 1colorbeach | 2012-07-07 22:03 | ウミウシ (57)

ヨコエビの一種 葉山・権太楼岩

海の中の石の下に隠れている生き物は多い。
甲殻類や貝類からカイメン、環形動物など多種にわたる。


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これは、ヨコエビの仲間だ。
石をめくると次から次へと逃げまくる生き物たち。
ちょっと可哀そうなのだが、一生懸命見逃さないで観察する。
コシオリエビやらウロコムシやら、このヨコエビなどだ。
早業で捕まえて手の平に乗せて撮影しようとしたら、死んだふりをした。
ゴキブリではない。

ヨコエビは、節足動物門に属する甲殻類の総称だ。
エビというが、海老のように十脚目ではなく、端脚目である。
ちなみに僕は短脚目と言われている。

森の落ち葉の下から淡水・海水など世界中の至る所に幅広く分布し、その種は海に棲むだけで4,000を超えると言われている。
このように体は薄っぺらい下弦の月型で、体を横にして活動しているのでヨコエビというようだ。
この子たちは、自然界では掃除屋さんと呼ばれている動物の死骸や老廃物などの分解者であるとともに、他の動物の蛋白源ともなっている。

なお、同定は難しいらしく、図鑑がある訳でもない。
ヨコエビの一種でお許しください。
最後に、大瀬崎で見つけたヨコエビ?の一種。
オレンジ色できれいだ。
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by 1colorbeach | 2012-07-01 09:01 | 甲殻類 (61)