トラフケボリ 葉山 権太郎岩 左沖 

 Primovula (Cuspivolva) tigris(Yamamoto,1971)

黄色や橙黄色のベースに、白の縁取りのあるイモトアヤコのような太く黒い眉毛。
というか、縞模様。
目立つ。
ダイバーにもっとも人気のあるウミウサギの仲間だろうと思う。
だいたいこのようなフトヤギの仲間に付いている。

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昨日の葉山は、透視度10mくらいだったが、かなりあちこち廻って楽しかった。
そして、これは水深12mにいた。
ちょうど、沖からの潮を野球のミットのように受ける場所だ。
さすが阪神タイガース模様。
巨人ファンだが、阪神がそんなに嫌いな訳ではない。
しかし、上品な僕としては、どうもあのファンの奔放さというかノリというか…、それが苦手なのだ。
従って、ファン憎けりゃ球団憎しで、阪神のコケ負けを密かにかつ大っぴらに願い、野球を見ている。
今年のCSシリーズのファースト・ステージは美酒に酔ったなぁ。

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さて、毎年葉山ではポツンポツンとこの貝は見つかる。
今年の葉山での一番乗りかもしれない。
分布は、三浦半島から九州・インドネシアに及ぶ。
トラフとは虎斑と書き、まさしくそのものである。
しかし、貝殻にそのような模様があるわけではなく、美しい外套膜のなせる業だ。
貝殻は、朱色かオレンジ色でシンプルである。

普通、ウサギガイの仲間は外套膜でホストの色・形状に似せて擬態するが、この貝は違う。
明らかに、ここにいるよー、とでも言うようにわが身を顕示する。
サバンナのシマウマの模様のような紛れ効果という人もいる。
でも、群れていないし、僕にも簡単に見つかるので、定かかどうかはわからない。
あるいは、警戒色なのかな…。

この子の付いていたヤギには、シュスヅツミばかりだったので、早く彼女か彼氏が出来るといいな。
ん?ちいさなエビみたいのが付いているのかな…。

阪神ファンの皆様ごめんちゃい。
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by 1colorbeach | 2010-11-28 09:50 | 貝 (40)

ヒメハナギンチャク  2 (橙) 葉山 権太郎岩

海の生き物って、普通種のように何の変哲のないものでも、しょっちゅう逢っていると結構情が湧いてくる。
ましてや、それが同一個体だとしたら尚更である。
名前なんて付けちゃったりして。
ゴンタロウとか…。

魚心あれば水心…。
初めは普通なんだけど、付き合っていると結局は「結構可愛いとこあるじゃん」と情に絆されちゃうパターンか。

この子と僕は4年来の付き合いだ。
まだ、手も握っていない。

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ヒメハナギンチャクのオレンジバージョンだ。
権太郎岩の右沖の大きなカイメンにずっと付いている。
よっぽどこのカイメンと相性がいいのだろうか。
ヒメハナギンチャクはよく移動するので、ずっと同じところにいるというのはこれ以外に見たことがない。
或いは、カイメンが成長したために、抜けなくなってしまったのだろうか。
井伏鱒二の「山椒魚」のヒメイソギン版か。
そうなると喜劇というより悲劇である。

ちなみに、何で手も握っていないのかというと、この子の触手には毒があって刺される。
愛があれば、そんな痛みなんて…とはいかない。
必ずしも、愛はすべてに勝つわけではない。
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by 1colorbeach | 2010-11-26 21:33 | 刺胞動物 (25)

ミノウミウシの仲間 葉山 権太郎岩右沖

11月20日の土曜日、海中は15m近く見えていたので、コンパスも見ずに自由に沖を泳いでいた。
濁っていて、いつもは一部分しか見えない岩の全貌が見えるため、時々ここはどこ?私は誰?状態に陥り、結局コンパスで確認するということになった。
権太郎岩の右沖、大きな岩がそびえ立ち、さらに行くと砂地の中に根が点在し、もっと行くと砂地になる。
キスの群れやヒラメやらを見て戻ってきた。

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水深17mの砂地にポツンとある根を見ると紫色のものが揺れている。
25mm位だが、色の対比で離れていても分かった。
ウミウシである。
最初、セスジミノウミウシ?と思ったが、どうも違うみたいだしそうでもあるようだし。
結果は揚がってから写真判定だ。
で、写真でも分からなかった。

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紫ベースに先端が白いミノ。
本体はオレンジ。
中腸腺が透き通っていて綺麗だ。
オレンジの頭触角がピンとしている。
色合い的には、ムラサキミノウミウシにちょっと似ているが、こんなに大きくないし餌であるカイウミヒドラなんてここにはいない。
形態的には、セスジミノウミウシなんだが、背筋がない。
それで、あちこち知り合いに聞いてみた。

画像
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大瀬崎の海の案内人ちびすけのかわちゃんによれば、これをセスジミノという人はいるとのことだった。
しかし、背筋がないし頭触角が土筆ではないので、彼的には違うと思うが保留とのことだった。
確かに、かわちゃんが言うとおり、まったく別のウミウシではないかと思う。
これがセスジなら、僕とトドは同種だ。
ウミウシの分類って、学者でちゃんとやる人が少ないので、本当に不明種が多い。

とりあえずは、ミノウミウシの仲間ということで。

頭触角の下にケシ粒のような瞳が写っている。
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by 1colorbeach | 2010-11-23 17:54 | ウミウシ (57)

カエルアンコウ 葉山 権太郎岩 Antennarius striatus

英名は、Frogfish…
カエルウオというと日本では磯に棲む別のもっと可愛い魚になってしまうので、カエルアンコウか。

もともとはイザリウオと呼ばれていた。
が、イザリ(躄)という言葉が差別用語だとして、2007年に和名が変更された。
イザリとは、立つことなく上半身を起こして脚以外の部所を使って移動する状態又は人のことである。
その言葉が、足の不自由な人のことを蔑視しているということのようだ。
イザリの意味を知っている人は少ないとは思う。
是非論はともかくとして、僕だって、”短い”という言葉には不快であるしひどく傷つくのだ。
何が?と突っ込まないでね。
足の長さなのだ。

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ご覧の通り何がなんだか分からない姿である。
擬装上手というのだろうか。
乞食というのだろうか。

葉山の権太郎岩周り水深10mの砂と岩の混じった所を泳いでいたら、カワハギの仲間であるアオサハギを見つけた。
何か、底にあるものを突こうとしている。
よく見ると白いゴカイのようなものがヒラヒラとしていた。
しかし、僕が近づいたためかアオサハギは逃げてしまった。
で、動きの面白いゴカイを見ていたら、クルクルっと裏の茶色の部分を見せて丸まってしまった。
そして、この子がいた。

このゴカイというのは、実は写真のカエルアンコウの目の上に丸まっているエスカと呼ばれる疑似餌状の器官である。
彼は、これを上手に躍らせて、餌だと思って近づいてくる魚をパクッと食べてしまうのである。
誤解であった。

泳ぎが下手で動きのトロイ魚であるのだが、この餌を食べる時の瞬発力はアッという間である。
さすが、食うことに関しては僕と争うくらい真剣である。

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アンコウ目に属する魚だけあって、確かにアンコウによく似ている。
この口は餌を食べるときに、通常時の10倍以上も大きく開くという。
ぜひ一度、捕食シーンを見てみたいものだ。

この子は、鎌倉辺りでは”モクギョ”と呼ばれていると聞いたことがある。
木魚?
以前、伊勢エビの刺し網にかかった15cmくらいの重量感あふれる丸々としたカエルアンコウを漁師さんからもらったことがある。
確かに木魚だった。
トロイからといって、ポクポク叩いたりお手玉にして遊んではいけない。
海にそっと放してあげた。
漁師は、食わないんだなあ。

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じゃ、ちゃんとした分かるカエルアンコウ。
昨日葉山の浅瀬で見つけた。
水深4m。

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カエルアンコウの特徴として、口の上にエスカの付け根のイボみたいのがあること。
ヒレがギザギザなことかな。
これならカエルアンコウだと見分けられる。
ちなみに、エスカは目の上で丸まっている。
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by 1colorbeach | 2010-11-21 08:09 | 魚 (88)

ゴシキエビ

葉山 権太郎岩 Panulirus versicolor (Latreille, 1804)

またまたレア物登場。
今年は信じられないような生き物が多い。

葉山・権太郎岩の沖、砂地と岩場の境目のところだった。
ちょうど、マダライシガニがいた岩の近くだ。
岩の割れ目を覗いていたら、白くて太いひげが見えた。
おっ、ゴシキエビ!!!
まさかね、そんなのいるわけないじゃん。
とマスクの上から目をこすって見た。

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驚いた。
本当にゴシキエビだ。
ま、お子様である。
大きさは、7cmくらい。
大人になると、50cmと物凄くでかくなる。

白い長い太いひげと紫色の脚。
子供ながら、実に綺麗なエビである。
分布的には、相模湾以南といわれているが、多分葉山での報告例はほとんどないだろう。
指示棒で軽く触れると、奥の方から出てきてくれた。

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このエビ、沖縄の公設市場で売られているのは見たことがある。
一度、味噌汁か焼いて食べてみたい。
また、食用以外にも、美しいので、アクアリストの観賞用としたり、剥製などにして飾ったりされるようだ。
確かに、ヤクザの家の日本間に、額に入った馬鹿でかいゴシキエビの剥製が飾ってあったらなかなか壮観だ。
刺青をしているような柄だし。
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by 1colorbeach | 2010-11-18 19:48 | 甲殻類 (61)

イロカエルアンコウ 葉山 権太郎岩 Antennarius pictus

昨日の葉山の視度は、沖はせいぜい4~5m、浅場は7m。
全体としては白濁りしていた。

一本目はコンパス頼りで、沖を廻ってた来た。
でかいヒラメやウサギガイの仲間などを見た。
二本目はのんびりと浅場で遊ぶ。
ミナミハコフグyg.、ノコギリガニ、ウイゴンベ、ミゾレチョウチョウウオ、ハナオトメウミウシなど珍しいものを見てきたが、ヒットはコレ。
白の隈取りバージョンのイロカエルアンコウである。

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カエルアンコウは、昔はイザリウオと呼ばれていた。
環境になかなか順応出来ない僕は、いまだカエルアンコウという名前にはしっくりと来ない。
頑固で意固地な人はボケやすいというが、どうせ窒素をたらふく吸っている身だ。
お迎えも近い。

イロは、カエルアンコウの仲間の中で一番分かりにくいといわれる。
隈取りがあったり、斑紋があったり、スベスベであったり、いろんなバージョンがあるからだ。
学術的にはさておき、これは、隈取りが眼まで達していないのでクマドリではなく、背びれの付け根の眼のような斑紋が大きくないのでベニでもなく、オウモンほどでかくなく、岩場にいたしエスカがゴカイ状ではないので普通のカエルアンコウでもないという、ほとんどいい加減な消去方式の僕の見分け方である。

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お顔のアップ。
これ、水深12mの立ち上がりの壁のカイメンの近くについていた。
カイメンの色は暗い緑色っぽいのに、これは白っぽい。
老眼と注意力のない僕にでもすぐに分かった。
どこで喧嘩をしてきたのか、顔がボコボコである。
あっ、そういう顔なのである。


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上を向いているところ。
歯がなかなか細かくて鋭いな。
でっかく口を開けてあっという間に他の魚を捕食するが、この歯あってのものなんだと思う。
指を突っ込んでみようと思ったが、怪我して血を出しサメでも呼んだら怖いので止めた。
来るわけはない。
でも、本当に来たら凄いな。
そうなったら、サメの写真は遺品として公開しよう。

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真正面顔。
この魚、可愛いから好きだという人が多い。
特に、僕が大好きな若い女の子たちには好きだという人が多い。
君らは本当にこの魚を可愛いと思っているのか?
ただのオヤジ顔ではないか。
これを見たら、同じオヤジでも明らかに僕のほうが可愛いではないか。

少しはおじさんにも愛を。
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by 1colorbeach | 2010-11-14 10:46 | 魚 (88)

トビヌメリ Repomucenus beniteguri 

葉山 権太郎岩沖

江戸前、と言えば寿司か天麩羅だ。
江戸前の天麩羅のタネは山ほどある。
好きなものを挙げると、クルマエビ、アナゴ、ギンポ、ハゼ、シロギス、スミイカ、か。
クルマエビの甘み、アナゴやギンポのコク、ハゼの旨み、シロギスの上品さ、スミイカの食感。
いいねえ。
以上、気の利いた天麩羅屋で野菜がついて10,000円は取られる。

よくメゴチはキスより美味い、などと言われている。
キスは軽すぎてねえ、やっぱりメゴチのコクだねえ、なんていう半可通が多いのだ。
冗談ではない。
まあ、良いキスを食っていないのだろう。

キスの甘み、香り、身の艶やかさ、品の良いコク…。
てやんでぇ、旬の活きのいいホコホコのキスを食ってみろってんだい。
って、急に江戸っ子になってしまった。
大人気ない。
あっ、キスの話ではなく、メゴチの巻であった。

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で、メゴチはネズッポ科の魚の俗称である。
偉そうにしているが、僕も見分けはつかない。
ネズミゴチ、ヌメリゴチ、そして、このトビヌメリがメゴチの天麩羅ダネとしては上物といわれている。
第一背鰭が扇子のようになっているのがメスだ。
おめめパッチリ、なかなかの美人さんである。

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そして、スタイルも抜群だ。
天麩羅で食っちゃうには惜しい気もする。
市場ではかなり高額で取引される。
だんな、上物ですぜ。
おーっ、ブラウン・シュガー!!!
奴隷市場ではない。

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これがオス。
メスに比べると間延びした顔をしている。
人間のオスみたいなもんだ。
って、それがオスの見分け方ではない。
ちょっと見にくいが、第一背鰭が扇子というより破れ団扇のようになっており、黒っぽい紋様がない。

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肉付きよく、男にしてはスタイルはいい。
美味そうだ。

ちなみに、メゴチ・キス論議は比較論であって、メゴチの天麩羅はもちろん大好物である。
煮付けも美味いぞ。
風干しも美味いぞ。
好き嫌いのない良い子なのだ。
ただ、特に風味と鮮度が勝負の魚なので、普通の居酒屋では滅多に上物には当たらない。

余談だが、釣りをやっていると、時々ものすごい臭いのメゴチが釣れてくることがある。
昔よくボート釣りをやっていたのだが、そのメゴチ、釣り上げた瞬間辺り一面に吐きそうなほどの刺激的悪臭を発するのだ。
貯めに貯めた病人のオシッコをティッシュに浸し密閉ビンに入れて、炎天下に一日放置したような臭い。
どんな臭いだ???

これは、どうもヤリヌメリというメゴチだと言われている。
神奈川県では”タバコゴチ”と呼ばれているらしい。
それでも、あんな臭いタバコを吸うのか、君。
値上げもしたし、止めたまえ。

釣り人は”クサメゴチ”などと呼んでいる。
とても、食えたもんじゃない。
ネズミゴチなどは、ノドクサリなんていう変な呼び名もある。
ひょっとしたら、ヤリヌメリと混同したのかもしれない。

いずれにせよ、こうやって海の中で見るメゴチは、愛らしくて美しく可愛いくて臭くない。
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by 1colorbeach | 2010-11-12 20:36 | 魚 (88)

マダライシガニ 葉山 権太郎岩 Charybdis erythrodactyla (Lamarck, 1818) 


レアモノ登場。
日本では八丈島、与論島、石垣島、北大東島から記録されているらしいが、なんと葉山で発見。
今年の葉山はまったくおかしい。
色々と見られて嬉しいのだが、温暖化の影響か、ちょっと不安だなあ。

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見つけたときは、イシガニ属の仲間だとは思っていたが、なんとマダライシガニとは…。
葉山の水深10mの転石の下、そして水深7mの岩の裂け目の中の2箇所で、1個体ずつ見つけた。
とてもすばしっこく、特に転石の下にいた子は写真のほとんどがブレブレだった。
ん、いつもブレブレ?
失礼しやした。

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この日見つけたのは、2個体ともお子様である。
大人になると、もっと赤っぽく鮮やかになるが、特徴的な脚の青紫色は遊泳脚の先にしか残らない。

よく、イシガニとベニツケガニとが比較されるが、それぞれの眼の外側(前側縁)にある「歯」と呼ばれるギザギザの数によって区別されるらしい。
イシガニは6本以上、ベニツケガニは5本以下とのこと。
これには5つの大きい歯と2つの小さい歯があり、7本ということになる。

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なお、写真同定に当たっては、PN博士とK博士、そしてL"酒席"研究員に大変お世話になりました。
ありがとうございます。

まだまだレア物が出そうな気配だなあ。
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by 1colorbeach | 2010-11-09 23:06 | 甲殻類 (61)

ハナキンチャクフグ 葉山 権太郎岩左沖 Canthigaster coronata (Vaillant & Sauvage, 1875)

今年の葉山は、初めて見る生き物が多い。
ウミテングにしてもハナオトメウミウシにしてもコウワンテグリにしても、驚くことばかりだった。
この魚も葉山では初めて見た。

昨日も、のんびりと権太郎岩の沖から浅瀬と潜ったのだが、透視度も5m~12mと良く、沖でもコンパスは要らなかった。
やや深場の水深12mの岩の亀裂を覗いていたら、チョロチョロ泳ぐ魚がいる。

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最初は、シマキンチャクフグだと思った。
老眼なので許して欲しい。
かなり致命的だ。
画像を見たら、ハナキンチャクフグだ。
シマキンチャクフグとは黒い鞍のような横縞があるという点では同じだが、その縞の周りにオレンジだの水色だのネオンのような縁取りがある。
だから"花"。

一生懸命追いかけて撮影したのだが、何せ動きが早い。
不満足な画像だ。
動きがいいのは、まだ、水が温かいからだろうか。
この日は水温21.8度。
でも、陸に揚がると日陰はさすがに寒く、今シーズンのウェットスーツの着納めかなと思う。
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by 1colorbeach | 2010-11-07 08:18 | 魚 (88)

イクビホンヤドカリ 葉山 権太郎岩沖 Pagurus proximus Komai, 2000

葉山の水深10m以深辺りでこのヤドカリを多く見かける。
イクビホンヤドカリである。
ヤドカリはどうやって区別するのかわかんないという人がいる。
僕もわかんない。
でも、一つ一つの特徴を見ていけば、少し見えてくる。

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まずは右の鋏脚が大きい。
まさしく、ホンヤドカリの仲間である。
全体的に脚は毛深い。
脚にサポーターを巻いたような茶色の縞がある。
眼の間の第一触覚は黄色というか薄茶色。
ビョーンとした第二触覚は薄茶っぽい透明。
こんなところか。

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また、眼が特徴的だ。
ひよこ?のトゥイーティを狙うときの猫のシルベスターのようだ。
また、いたずらっぽい目か。

あと鋏み脚の付け根の黒い紋様がなかなか渋くて好きだ。
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by 1colorbeach | 2010-11-04 22:09 | 甲殻類 (61)