カテゴリ:刺胞動物 (25)( 26 )

オノミチサンゴ 4 葉山 権太郎岩沖

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これまで、葉山では僕が知る限り6つのオノミチサンゴが見られる、と言ってきた。
これは、4つ目。権太郎岩から延々と240度で泳いで、ゴロタの切れた更に沖。
はっきり言ってボートポイントなのだが、がんばって泳いじゃう。
砂地の中にポツンとある大岩に付いている。
葉山の常連さんの間では「ハートサンゴ」と呼ばれている。

僕が勝手に言っているだけであった。
ここから更に沖に行く人たちもいるが、僕は小心者なので、これより先には行かないことにしている。
ご覧の通りハートにしては上の部分が欠けている。
実は、数年前まで繋がっていて、正しく「ハート」の形をしていた。
よく、良縁があるようにお祈りしたものじゃ。
しかし、いつの間にか欠けていた。
台風によるものか漁師の網かアンカーによるものかは分からない。
それ以降、運がない。





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ハートサンゴの対面に鎮座する「カリフラワー」と呼んでいるトゲトサカの仲間。





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by 1colorbeach | 2017-03-26 00:45 | 刺胞動物 (25)

ミドリイソギンチャク 葉山 浅場 Anthopleura fuscoviridis Carlgren, 1949

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ミドリイソギンチャクとかわいらしいお名前である。
ミドリちゃんである。
ミドリのおばさんというのも昔いたな。
葉山のタイドプールから水深3~4mまでの浅場で、よく見かける綺麗なイソギンチャクだ。
砂や小石混じりの岩の間や割れ目に付いている。
日本の各地に分布する。



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触手はこの通りピンク色のものが多いが、色彩変異は多い。
体壁の色も様々だが、イボは必ず緑色だ。
で、ミドリちゃんか。
このイボは、正式には吸着疣と言うのだが、かなり強い吸着力があり、簡単には剥がせないらしい。



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これはまだお子様か。
触手の色がピュアだ。
しかし、このイソギンチャク、触手には刺胞がある。
お子様には、絶対に触ってはいけない。



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by 1colorbeach | 2016-01-23 14:11 | 刺胞動物 (25)

オノミチサンゴ3 すり鉢沖の大岩のてっぺん

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超久々の更新です。
庭いじりとダイビングと仕事と介護とで忙しく、なかなかパソコンに向かう気がしませんでした。
で、そろそろ高値で落ち着いてきたので。

再スタートはオノミチサンゴから。
葉山には、僕が知る限りオノミチサンゴが6か所にある。
もっとあるのかも知れないが、これ以上知っている人には会ったことはない。

これまで、2か所ご紹介した。
一つ目は、海老岩のちょっと先の岩についている枝ぶりのいいやつ。
これはポリプが開くと見事だ。
二つ目は、すり鉢と呼んでいる権太郎岩沖側のドームのような岩に囲まれた場所の真沖。
岩と砂地が点在する水深17mのところの背の低い岩影にポツンとある。

本日ご紹介する三つ目は、これもすり鉢沖の、さらに左沖に行った大岩の上部に付いている。
我々は、てっぺんサンゴと呼んでいる。
この辺まで来ると随分と来たような気がするし、ボートポイントだな。
通常ダイビングショップは行かない、水深18mにそそり立つ大岩。
その上の方の水深12mに付く、オノミチサンゴだ。

ひっそりとして静かな異空間の中で、今日もこの子たちの息遣いが聞こえてくるような気がする。
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by 1colorbeach | 2015-10-10 20:20 | 刺胞動物 (25)

ヒメハナギンチャクの仲間 4 葉山 権太郎岩

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この子は、ここのところ葉山は権太郎岩水深10mの岩壁にずっと居付いている。
普通、葉山で見かけるヒメハナギンチャクの仲間は、大抵は沖目の岩の根元の砂泥地に着いていることが多い。
このような所に定着しているのは珍しい。
多分、ヒメハナギンチャクの仲間で間違いはないと思うのだが。

初めてみたとき、色合いに驚いた。
オレンジ、海老茶、カリビアンブルーと、まったく縁も所縁もない組み合わせとなっている。
創造主様の色の気まぐれか。

また、ヒメハナギンチャクの棲管には、クモガニの仲間が生息している。
御多分に漏れず、ここにもいた。
何が何だかわからない。
多分、ユビワアケウス?




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by 1colorbeach | 2014-07-05 21:44 | 刺胞動物 (25)

ヤドカリイソギンチャク 

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葉山の沖合には大きな岩がいくつかあるが、そこを泳いでいたら変なイソギンチャクを見つけた。
大きな巻貝の上に鎮座している。
と思ったら、なんと動くではないか。
ヤドカリイソギンチャクである。
ヤドカリイソギンチャクの宿主はイシダタミヤドカリであった。




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このイソギンチャクは、敵に襲われると槍糸という刺胞を出して、防御する。
これを利用してヤドカリは、大型の敵からの攻撃から逃れられる。
一方、イソギンチャクはヤドカリと行動を共にすることにより、いろいろな場所に移動しての捕食が可能となったり、ヤドカリのおこぼれをゲット出来たりする、いわゆる相利共生の関係なのだ。

ヤドカリは、大きな殻に引っ越しする時には、鋏で突いてそのことをイソギンチャクに知らせ、新たな自分の殻に移動させる。
鋏が届かないだろうと思う人もいるかもしれないが、ちゃんと殻から出てやるんだろうな。
その時は、結構無防備で、ここで魚にでも食われた日には目も当てられない。
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by 1colorbeach | 2013-12-28 20:18 | 刺胞動物 (25)

ミズクラゲ 3  葉山 浅瀬

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葉山は、磯から権太郎岩まで潜行禁止となった。
権太郎岩までは、海面移動で行けと言う。
ダイバーが潜っていて、船が通るときに、急に浮上されたら危険だということらしい。
確かに、たまにワカメ漁とか見突き漁をやってる漁師もいるが、(普通は)水深3mで急浮上もないだろう、と思う。
むしろ、海面移動していて、この狭い海域でスピードを出して通る漁船の方が、むしろ怖い。

元々、僕は昔からエントリーは海面移動で行って、権太郎岩の手前で潜行していた。
そういう意味では行きはよいよいなのだが、エグジット間際の楽しみとしていた、この水深での生き物観察が出来なくなった。
困ったものだ。

恒例のミズクラゲの季節がやって来た。
海面移動中に見かけるようになった。
ちょっと熟年女性のオッパイのようで、これはこれでそれなりに大好きだ。



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グッと絞って



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パッと触手と傘を広げる。
こうやって、クラゲは移動するのだ。
僕の海面移動よりも、早いし、はるかにフォームが綺麗だ。
ミズクラゲ、ついつい見とれてしまう夏から秋の風物である。
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by 1colorbeach | 2013-09-22 07:56 | 刺胞動物 (25)

タテジマイソギンチャク 葉山 浅瀬  Haliplanella lineata (Verrill, 1871)

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極めて、磯観察で普通に見られるイソギンチャクである。
しかし、ダイバーにとっては、極めて稀種だ。
何故なら、彼女たちの棲息する水深では、ダイバーは、レギュレーターを外し立ち上がっているのが一般的である。
僕の楽しみは、冬はオシッコを徹底的に我慢し,夏はオシッコまみれになりながら、超浅場で、粘りに粘る、ある意味海の男の浅場のロマンなのだ。
要は、磯観察である。
撮った写真は、ダイビングよりも浅場のシュノーケルに切り替えた生き物観察時間の方が多いかも。



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その名のとおり、タテジマのあるイソギンチャクである。
どちらかというと潮間帯で見ることがほとんどである。
岩の上や隙間に付いていて、時には干出することもある。
で、これを指で押すと面白い。
良い子はこういうことをしてはいけない。
が、面白い。
子供の頃よくやった。
向こうは、干からびてはいけないので水を含んでいる。
で、それを指で押すと、ビーッと水鉄砲のように吐き出す。
実に面白い。
次の潮が来るまで大丈夫だろうか。
これをやって、半日遊べる。
やったら、また、水ををかけてはあげるが。

日本全国に分布するイソギンチャクなのだ。
ヨーロッパや北アメリカでは、日本からバラスト水として船で運ばれ繁殖している。
お互いに困ったものだ。


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ちなみに、このイソギンチャク、同種で戦う。
同種で触れ合うと、「キャッチ触手」と呼ばれる触手を伸ばして付着させ、相手の体を壊死させるのだ。
自分の体のクローンは攻撃しないらしく、血族の居場所を確保するためだと言われている。
恐ろしや。
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by 1colorbeach | 2013-09-07 20:06 | 刺胞動物 (25)

イソギンチャク 3 葉山権太郎岩沖の砂地


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葉山の沖をのんびりと泳いでいた。
何者かにじっと見つめられている気配がした。
海の中で、時々そういうことがある。
ある時は、カワハギにじっと見つめられていたり、ある時はガンガゼだったりした。
また、ある時は何もいなかった。
恐ろしいことじゃ。
で、本日は振り返るとこの子だった。
かなり特異な意匠だ。




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イソギンチャクの仲間ではあるが、名前は解らない。
図鑑を見てもさっぱり何が何だか解らない。
ホントは体の内部の構造や触手の数だのちゃんと見ないといけない。
僕は見ても絶対判らない。
イソギンチャクの仲間は、世界に800種類くらいいると言われている。
日本にはその内の50種類くらいと言われているが、まだまだ名前のついていない種がたくさんいる。
これは、初めて見たイソギンチャクだ。
ゆっくりと潮は動いているのだが、それに合わせて触手を揺るがせ、浮遊物を口に運んでいる。
その姿がしなやかで美しく、ずっと見入ってしまった。
イソギンチャク、美しくて魅力的な、大好きな生き物だ。
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by 1colorbeach | 2013-06-10 21:20 | 刺胞動物 (25)

センナリスナギンチャク 葉山 権太郎岩沖 Parazoantbus gracilis

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葉山権太郎岩の南西側に、ちょうど沖に口を開けたすり鉢状となった地形の場所がある。
古いオッサンダイバーは「すり鉢」と呼んでおり、若い人が集うショップは「ホール」と呼んでいる。
このほかに、オーバーハングという水路があるのだが、酒の飲みすぎで記憶中枢をやられた甲類酒席主任研究員は、何度言っても、オーバーホールだと思い込んでいる。
その、すり鉢の沖の水深14m、砂地と岩礁帯の間にある大きな岩にこのスナギンチャクは付いている。

宿主は、スダレガヤというヒドロ虫の仲間である。
それの花のように、群生している。
色は、鮮やかな黄色で、ナビのときのよい目印となっている。
このスナギンチャク、日本固有酒で、本州中部から九州にかけて分布する。

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by 1colorbeach | 2012-10-06 09:45 | 刺胞動物 (25)

ミズクラゲ 2 葉山浅場 Aurelia sp. 

あっという間に9月だ。
夏は来るのは遅いが、来てからは行くのが速い。
昔は夏がずっと続いてほしいなと思っていた。

しかし、老体に突入した今、この暑さに慣れるまでが辛くて辛くて、慣れてからも汗疹だなんだで辛くて辛くて。
かと言ってクーラーは体調が悪くなるし、身の置き場がないこの頃である。
早く秋の涼やかな風が吹かないかなあとも思う。



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葉山の浅瀬の磯や潮の溜まり場にミズクラゲが漂う。
アンドンクラゲはヤバイが、このクラゲは情緒があっていい。
前にも書いたが、実に幻想的で、これを見ているだけでダイビング時間の半分は使えると思う。
時折、中層から水面に浮かぶクラゲをのんびり見ている。
何をしているのかといぶかしげに通り過ぎるショップなどのダイバーたち。

ちょっとしたリラクゼーションタイムでもある。
しかし、これをやって波酔いしたことも二度ほどあったな。
良し悪しである。
寄る年波で、夏は好きだが、早く去ってほしい。
早く去ってほしいが、行ってしまうと思うとやはり寂しい。



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夏の終わりのゲリラ豪雨。
権太郎岩方面から陸側を見る。
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by 1colorbeach | 2012-09-09 07:36 | 刺胞動物 (25)