カテゴリ:魚 (89)( 89 )

コブダイ (幼魚) 葉山権太郎岩沖 Semicossyphus reticulatus (Valenciennes, 1839)

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コブダイは、べラの仲間で、生まれたときはみんなメス。
だいたい50センチを超えると、頭に大きな瘤が出来てオスに性転換する。
4字熟語のようだが、雌性先熟( しせいせんじゅく)といって、メスとして大人になって繁殖に励んだ後、オスに性転換して今度はオスとして繁殖を楽しむのである。
一粒で二度おいしい人生だ。
出来るものならやってみたい。
オスは、縄張りを持ち、メスを呼び寄せハーレムをつくる。
この瘤の立派さによって、メスを呼び寄せる効果が違うのだろうか。

写真の魚は、そのコブダイの幼魚である。

親に似ても似つかない。
葉山の権太楼岩の沖合、水深17mの岩礁帯を泳いでいた。
結構葉山では珍しい。
この魚日本海は佐渡島以南、太平洋岸は沖縄県を除く本州以南に分布する。
親は葉山では見かけないが、小田原などでは水揚げされているようだ。
伊豆海洋公園でのダイビングでは、よく見かける。

食いしん坊的には、旬は冬で、その時期は、かなり美味しいらしい。
白身で、刺身・焼く・煮る何でもござれだそうだ。
一度は、喰ってみたい。
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by 1colorbeach | 2013-09-02 21:22 | 魚 (89)

イナダ 葉山沖

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イナダは、出世魚であるブリの子で、大きさ3~40cmくらいの時期の名称だ。
モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリとなる。
このイナダの大群に囲まれた。
葉山の沖、水深14mの岩礁地帯。
泳いでいる目の前を次々と通り過ぎ、また戻ってくる。
全く切れ目がなく、どこまでもこの群れが続いているのか、と思ったほどだ。
そして、しばし僕の周りをぐるぐるとまわって去って行った。

イナダはブリの子だけあって、美味いだろうと言う人は多い。
が、そんなでもない。
身は柔らかく脂がない。
従って、イナダの値段は極めて安い。
僕は、極新鮮なものはカルパッチョ、他にはムニエルにしたり一夜干しにしたりして食べている。
煮付けもまあまあか。
淡白である。

秋に東京湾に回遊してくるイナダとブリの間のワラサクラスになると、それなりに脂も乗ってはいるが、総じてこちらで獲れるものは淡白である。
日本海は氷見の旬のブリが食いたい。
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by 1colorbeach | 2013-09-01 18:44 | 魚 (89)

カエルアンコウ3 葉山 権太郎岩沖

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葉山の沖を泳いでいた。
この日はメチャクチャ群れが多い。
大きな岩に近付くと、石鯛と黒鯛の混成部隊の群れがゆっくりと逃げて行く。
さらに沖では、何と、タカベの群れまで入っていた。
今の時期大から小まで群れ群れ群れで、とても賑やかだ。
すごいなあ、と思いながら、水深を中層から下に降りてきたら、こんなのがいた。
カエルアンコウだ。






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なんじゃこの腹は。
デブだと思ったら、何か入っている。
多分、群れの多いこの場所に居座って獲物を待っていて、幸運にもついさっきパクンとやったのではないかと思う。
満腹カエルアンコウである。
動けないで食休みか。
しかし、この腹、他人とは思えない親近感があるな。
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by 1colorbeach | 2013-08-25 13:46 | 魚 (89)

マツカサウオ 葉山 権太郎岩沖  Monocentris japonica (Houttuyn, 1782)

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葉山は権太郎岩の沖合い、水深14m。
エビ岩の先に、下が洞窟のようになっていて覗ける大きな岩がある。
頑張れば、僕も上半身くらい入れる。
ハマってしまって出られなくなりかけて、パニクリそうになるかと思った。
そこを見ると大きな確率でこのマツカサウオが付いている。
松ボックリのような鱗をしているので、マツカサウオ。
金目鯛などの仲間でもある。




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この魚、下顎に発光バクテリアを共生させており、暗いところで光る。
これが分かったのは富山県の魚津水族館で、停電したときに光っていたことからだそうである。
偶然の発見、つまりニュートンのリンゴだ。
やはり発光するウミウシがいるが、発見は、絶対誰かがいたずらした結果に違いないと思っている。
この魚、北海道からオーストラリア南部までに分布する。

味噌を詰めて焼いたら美味いかもしれない。
ハコフグではなかった。


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by 1colorbeach | 2013-07-29 23:02 | 魚 (89)

カエルアンコウ 2 葉山権太郎岩左沖

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葉山での楽しみの一つとして、セルフでやっている常連さんたちとの雑談がある。
ポイント情報や葉山ダイビング関係者の噂話などで、花が咲く。
そんな中、カエルアンコウによく似た美人(ど、どんな顔じゃい!!!)のイントラさんに、カエルアンコウ確認情報をもらった。
また、泳ぎ専門大物狙いの一見サーファー風、実はダイマスの兄さんにドチザメ情報をもらった。
持つべきものはセルフ友達。
皆さん個性的な潜り方をしていて宜しい。
セフレとか略してはいけない。

で、2本目、ドンドン沖に向かって泳ぎだした。
頭を岩の奥に突っ込んで、尻尾と下半身(と呼んでいいのかどうかわからないが)しか見えないドチザメ発見。
これじゃ写真にならないではないか。
で、その後、カエルアンコウの場所へ。
おっ、いるではないか。



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ドアップ横顔も撮ってみた。
目がくりっとして可愛い。
そして、エスカがチョコンとして可愛い。
今年は、カエルアンコウがかなり目撃されていて、楽しみだ。
これまで葉山では、カエル、イロカエル、ベニカエル、クマドリカエルは見つけている。
何とかして、今年こそオウモン行ってみよう。

秋に向けて、変なウミウシとか甲殻類にも期待が持てそうだな。
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by 1colorbeach | 2013-07-14 11:38 | 魚 (89)

ダンゴウオ 4 葉山 権太郎岩沖

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まだまだダンゴウオかよ!!!とお嘆きのあなた。
そうなんです。
不本意にもまた、見つけてしまいました。
葉山の権太郎岩のちょい沖だ。



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エツキイワノカワという赤茶色の浅場の海草から離れて、沖に向うダンゴウオ。
産まれたのは、1~2月の大潮の夜の浅場の岩の切れ目なんだそうだが、それが孵って浅場で根付いた後、沖に向う途中なのだ。
ダンゴウオフィーバーが終わる。
そして、沖に向ったダンゴウオは、翌年の冬、産卵のために浅場にまた戻ってくる。
と思われる。

いったい葉山の広大な沖のどこにダンゴウオは潜んでいるんだろう。
そんな想像力を描き立てる今日この頃。
酒が進む。
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by 1colorbeach | 2013-06-22 23:46 | 魚 (89)

ダンゴウオ 3 葉山・権太郎岩沖 (紫バージョン)

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毎年、葉山のダンゴウオフィーバーの蚊帳の外にいる僕。
要は見つけていないのだ。
でも、イザ探そうと思っても見つからないのだ。
なぜなら、初期や流行の頃は小さいことと僕自身に注意力や集中力や観察力がないからだ。

しかし、だいたい終盤戦のダンゴが大きくなって沖に移動する頃になると、期せずして出会いがしらで見つかることが多い。
要は、僕がウミウシやヒラムシを探している場所とそのころの彼らの生息場所が一致していることによるものと思う。



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で、権太郎岩のやや沖目にいたムラサキダンゴ。
石を引っくり返したら、フワッ~と宇宙遊泳をするように石の裏から浮き出てきた。
ダンゴウオなんて興味ないジャンなんて思っているが、やはり可愛い。
もともと遊泳力のない魚なので、追跡することは至極容易い。
写真を撮っている野で、そのストロボを嫌って彼らは移動する。
それをこっちもフラ~ッと追いかけて移動する。
向こうは、フワ~ッとだが、こっちは日ごろから酔っ払いなのでフラ~ッとなのだ。



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今年もダンゴフィーバーが終わった。
また、来年。
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by 1colorbeach | 2013-06-02 08:13 | 魚 (89)

シロギス 葉山 権太郎岩沖砂地 Sillago japonica

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僕がこれまで一番釣った魚は何だろうと考えた。
やはり、シロギスである。
釣りに行く前の晩、遅くまで仕掛け作りをする。
仕掛けの長さを変え、ハリスの長さを変え、針の種類を変える。
様々な条件に適合するように様々な仕掛けを作る。
当たりが来たらこう、モタレが来たらこう、とかあれやこれやと考える。
楽しみで寝付けないのである。
翌日は寝不足がたたり船酔いだったことも幾度かあった。

シロギス釣りは本当に面白い。
確かに、放っぽっておいても釣れることはある。
それは釣れてくれるのであり、釣ったものではない。

シロギスは、砂地か砂地の混じった岩礁帯に棲む。
海底に対して45度くらいの角度で下向きに泳ぎ、おちょぼ口で砂地を吹く。
砂地に潜むゴカイなどの餌を探すのである。
そして、餌を見つけると吸い込む。
これがモタレと言われる当たりなのである。
このときに合わせグイッと竿先のしなる瞬間が楽しみでキス釣りをやっているようなものだ。
そうすると竿をぐっと〆こむ。
あとは魚の動きに合わせやり取りを楽しみながらゆっくりとリールを巻く。
揚がってきたときには、上唇にカチッと針掛りしている。
醍醐味だ。

釣宿の乗合いにも行った。
艪で漕ぐ仕立てもやった。
手前ボートののんびり釣りもやった。

ずいぶん沢山のキスを釣ったものだ。
って、回想録になってしもた。
今は、毎週ダイビングに行っている身。
忙しいサラリーマンとしては、週末を釣りにダイビングにというわけにはいかない。
いずれ、年を取って、あの苦行のような葉山の海岸を歩けなくなったら、またのんびりと釣りでもやろうかと思っている。

キスは、天麩羅にして最高だ。
よく、外道で釣れるネズッポの方がコクがあって美味いという人は多い。
なんのなんの。
そんな訳はない。

キスは、軽くて味があって
ふくよかで甘くてスイートなのだ。
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by 1colorbeach | 2013-05-28 22:16 | 魚 (89)

アンコウウバウオ 葉山 Conidens laticephalus (Tanaka,1909)

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石をめくっていると出くわす魚は多い。
ソラスズメダイなどは、怒って攻撃してくるところが可愛い。
そりゃそうだろう。
そもそも普段でも目つきが怒っている。
棲んで恋して卵を守る大切な家だから仕方ない。
一方この子達は、サッと逃げる。
アンコウウバウオという観察するのが難しいといわれている変な名前の魚だ。



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太平洋側は、千葉県以南に分布。
潮間帯から浅場のゴロタに棲息する。
ウバウオ(Aspasma minimum)と比較すると、頭部と胴と吻が幅広く扁平している。
体全体も寸詰まりだ。
眼と眼をつなぐ白っぽい帯も特徴だ。
これは赤バージョン。
葉山では割と出会う機会は多い。

この子たちの眼が可愛い。


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by 1colorbeach | 2013-03-16 23:55 | 魚 (89)

コウライトラギス 葉山 権太郎岩沖 Parapercis snyderi Jordan and Starks,1905

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葉山のオーバーハング沖の砂地と石の混じった一帯の水底でよく見かける。
きわめて普通種である。
気が付くととぼけた顔をして、すぐ横にちょこんと座ってこっちを見ている。
海の中で時折誰かに見られているのを感じることがあるが、多くはこの子たちだ。
その他は、気味が悪いが未だに何者かは不明だ。
しかし、この顔である。
こっちも力が抜ける。
警戒心の薄い親しみの湧くキャラである。



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この魚、生まれたときはすべてメスで、その後オスに性転換する。
この繁殖行動は面白いらしい。
受け売りだが、オスは、夏頃の繁殖期に数尾のメスとハーレムを作る。
その集団を一定期間維持する。
日没前にはオスはメスを誘い、水底から数十cmに浮上し、そこでそれぞれ放卵・放精を行う。
時折、ペアのいない他のオスが、放卵時にサッと紛れ込んできて放精して逃げていくらしい。
これ「ストリーキング」と言うそうだ。
また、ストリーキングされないように、わざとジャンプして繁殖行動をしているように見せかけて他のオスをかく乱する「シグナルジャンプ」という行動もするそうな。
一度日没時に潜ってみたいと思う。



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この魚、サンゴ礁域を除く太平洋側の南日本などに分布する。
特徴は、背側に並ぶ、黒っぽい鞍のような斑紋と、腹側の横じまのような斑紋である。
甲殻類や多毛類を喰べる。
オスは胸鰭基部に黒い斑紋があり、また頬に黒か黄色の帯がある。
僕は食べたことはないが、トラギスやクラカケトラギスなどカワハギの外道で釣れるトラギスの仲間と比べるとそんなに美味しくはないそうだ。



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これは、権太郎岩の右沖の砂地で撮ったもの。
ナマコの上にちょこんと座ってこちらを伺っていた。
体長せいぜい10cm程度の、愛すべき生き物である。
僕がナマコの上に置いたわけではない。




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by 1colorbeach | 2013-02-09 20:46 | 魚 (89)