カテゴリ:魚 (89)( 89 )

ベンケイハゼ 葉山権太郎岩東沖 Priolepis cincta (Regan, 1908)



1
d0175710_23525950.jpg


葉山の沖合にある権太郎岩の東側には、南沖に向かって岩礁帯が続く。

その一角、切り立った岩に割れ目があり、その奥に生き物たちが潜んでいる。

ここには、ダイビングショップの人たちもセルフダイバーも来ない。

僕の秘密の場所なのだ。

これまで、この岩の割れ目又はその周辺で見つけた生き物は、チョウチョウウオの仲間、ノコギリヨウジ、ベニツケガニ、ノコギリガニなどの甲殻類、ベニキヌヅツミ、トラフケボリ、カエル、イロカエルそしてベンケイハゼ。

ベンケイハゼは、房総半島以南に生息し、岩礁やサンゴの割れ目や穴に生息している。

従って、普段はあまり目にしない。

ベンケイさんは、ライトを照らすと、いつもサッと奥に引っ込んでしまうのであった。

そして、ついにその日はきた。

これは、ベンケイハゼだけのために、タンク一本じっくり粘って、やっと撮影出来たもの。最初は出たり引っ込んだりの攻防を続けていたが、最後の方は慣れてくれていて、ライトをガンガン当てても平気で割れ目の手前の方まで来てくれた。

ベンケイだけあって、「じっと我慢が勧進帳」。

お後が宜しいようで。


2

d0175710_23532824.jpg


3

d0175710_23552885.jpg


[PR]

by 1colorbeach | 2017-11-18 23:58 | 魚 (89)

ノコギリヨウジ 葉山権太郎岩 Doryrhamphus japonicus Araga and Yoshino, 1975


1

d0175710_21194156.jpg


葉山権太郎岩の南東にある大きな岩の裂け目に、この魚の泳ぐ姿を見かける。

実はこの穴に、刺青も鮮やかなベンケイハゼも潜んでいるのだが、いつもパッと逃げられて未だ写真がない。

ノコギリヨウジも、ライトが寄るとガンガゼの棘の間を抜けて奥にスーッと逃げていく。

ジックリ待って、近づいてきたのをパチリ。

この魚、タツノオトシゴの仲間で、相模湾から南の海に分布する。

黒いストローのようなお口にパッチリお目々、オレンジ色の体に青いラインが美しい。

尾っぽが特徴的で、黒字に黄色の団子模様の粋な団扇になっており、海の中で暑いときは、僕は時々コレで扇いでいる。

嘘である。

夫婦仲の良い魚で、この時はペアでいたのだが、もう一尾は奥から出てこなかった。

これは雌のようで、奥ゆかしいのは、夫の方か?


[PR]

by 1colorbeach | 2017-06-04 21:27 | 魚 (89)

ツバクロエイ 葉山権太郎岩左沖 Gymnura japonica (Temminck and Schlegel,1850)


1
d0175710_18542603.jpg

本日の葉山は、沖で変な流れはあったが、まあまあ良好。
透視度は5~8m。
久々の葉山で、常連さんにボーっとついていったら、そのうち何処にいるか分からなくなってしまったうえ、沖で残圧50という始末で、久々にガンガン泳いで戻ってきた。
で、沖の砂地のツバクロエイ。
砂に潜っているのを、砂を払って露出させてみました。
人をなめているのか、逃げないのだ。
サカタザメ情報もありました。
あんまし興味ないが。




2
d0175710_18543749.jpg
カワハギが刺し網にかかっていた。
でかい。
美味そうだ。
まだ、肝でかいな。




3
d0175710_18544428.jpg
アオリイカの卵も沖で花盛り。
今日は砂が舞って写真が今二だな。
腕のせいを砂のせいにしてはいけない。
砂のせいにすな。
失礼しました。




4
d0175710_18545234.jpg
イボヤギ
ちょっと遊んで色変えてみました。




[PR]

by 1colorbeach | 2017-05-30 00:37 | 魚 (89)

キンギョハナダイ3

d0175710_23461468.jpg


何度もキンギョハナダイの記事は書いているんだが、いつ見ても綺麗で可愛い。
この魚、死滅回遊魚なんだが、2月の水温15度と、いつもより高い葉山の海で頑張っていた。
もう少し下がったらダメかな。
というのも、この魚の大きいやつは葉山にはいない。
越冬していないということなんだろうな。
でかいキンギョハナダイが葉山で見られるようになったら、温暖化ヤバイな。

ところで、死滅回遊魚のことをわざわざ「季節来遊魚」と言い換えているダイビングショップやダイバーが多い。
「死滅」という言葉が嫌なのかもしれないが、生き物の知識を普及することも使命の一つであるダイビングショップが、生態を無視した造語を臆面もなく使用しているのは、嘆かわしいな。
[PR]

by 1colorbeach | 2017-03-14 23:52 | 魚 (89)

シマウミスズメ 葉山権太郎岩沖 Lactoria fornasini (Bianconi)

d0175710_2316196.jpg


ハコフグの仲間であるシマウミスズメ。
体は硬い皮膚で覆われている。
伊豆半島や伊豆七島では普通に見かける。
分布はこれら地域よりも南とされており、葉山では割とレア。

特徴としては、眼の上に前方に向けて一対の角のような棘が突き出ており、背中には後ろに向けた棘が一本突き出ている。
また、鮮やかな縞のような青班が綺麗だ。

おちょぼ口でピロピロ泳ぐことから、いつも可愛らしいと思ってつい写真を撮ってしまう。
葉山で遭えたのは嬉しい。

実は、この魚、雄はハーレムをつくり、もっと可愛らしい複数のメスを従えるらしい。
羨ましいのう。
[PR]

by 1colorbeach | 2017-03-04 23:16 | 魚 (89)

フタホシニジギンポ 葉山権太郎岩 Petroscirtes springeri Smith-Vaniz, 1976

1
d0175710_23501811.jpg

葉山の権太郎岩の沖側でたまに見かけるギンポの仲間である。
岩穴からピコッと顔を出していることもあるが、割と泳ぎ廻っていることも多い。
ヒョロヒョロと身をくねらせて泳ぐ様はコミカルで、あまり人を恐れない。
かわいいやつ。




2
d0175710_23553885.jpg

こんな感じで穴にいる。
オバQの口を持つイソギンポなどと比べると、お上品なオチョボ口である。
オバQ古いな。
また、中国人の陳さんのようなギンポ髭ならぬ泥鰌髭が特徴的だ。
誰だ?陳さんって???




3
d0175710_2350422.jpg

相模湾以南に分布。
藻類や小さな甲殻類などを食べる。
栄養バランスが取れているな。
鰓のところと尾っぽの付け根にある二つの暗色斑を例えて、フタホシ。
かな。
[PR]

by 1colorbeach | 2017-02-13 23:58 | 魚 (89)

鰯の群れと砂紋

明けましておめでとうございます。
マニアックなブログですが、今年もよろしくお願いいたします。



d0175710_23532115.jpg

で、本日、潜り始め ということで葉山に行った。
北風が強く吹き荒れた天気だったが、南西向きの葉山は凪。
のはずなんだが、権太郎岩方面は時折大きな波が来ていたので、サーフィンに切り替えた。
というのは噓で、190度から170度の根を回ることにした。
透視度は10m。
やや白っぽいが、水色は綺麗だ。
で、シコイワシの群れか。
太陽がとても綺麗だった。




d0175710_23574735.jpg

そして、何処までも続く砂地の砂紋。
静かな世界を堪能してきた。

しかし、最近、年のせいか、寒くてダイビングに行くのがおっくうになってきたな。
まあ70分も潜ってれば寒いか。
めげずに頑張ろうと思ったが、ドライが水没していた。
どういうわけだが、右ふくらはぎのところの生地が擦れて薄くなってそこから水が浸みてきていた。
自分で、修理してみようかと思う。

だけど、今日は思い切って来て良かったな。
[PR]

by 1colorbeach | 2017-01-05 23:52 | 魚 (89)

メバルとホンソメワケベラ

1
d0175710_2337011.jpg

メ「おっ、*1ホンソメワケベラ君、いいとこに来たね。一つ体の掃除を頼むよ。*2寄生虫が付いていてムズムズしてしょうがないよ。」
ホ「ちょうど腹減ってたんだよね。メバル君の虫は美味いからねえ。こいつはご馳走だ。」
メ「サンキュー」
ホ「あっ、*3光るもんを持った*4泡を吹く*5でかいのが近づいて来たぞ。」
筆者「どうぞ、どうぞ、気にせずクリーニングしてやってください。」
ホ「なんかゴボゴボ言ってるぞ。怖いな。」


2
d0175710_233714100.jpg

ホ「メバル君、また後でね。この泡吹くでかいのがいなくなったらまた来るよ。」
メ「残念。背中も痒かったんだよね。」

という趣旨の会話が交わされた模様です。


*1 学名をLabroides dimidiatusという・ベラ科・カンムリベラ亜科に属する魚。他の魚の寄生虫などを食べて掃除することから、英名では「Bluestreak cleaner wrasse (青縞掃除ベラ?)」と呼ばれる。こんなのもいます
*2 虫というより、魚の体表に寄生した小さな甲殻類や鰓などに付いた食べ物カス
*3 水中ライトのこと
*4 ダイビング器材である、空気を吸って吐く機能を持つレギュレーターから出る泡のこと 
*5 筆者のこと

[PR]

by 1colorbeach | 2016-12-15 23:41 | 魚 (89)

イシガキダイ 葉山権太郎岩右沖 

1
d0175710_2375946.jpg


磯釣り師の中には、イシモノを専門に追いかけている人達がいる。
イシダイとイシガキダイのことだ。
引きが物凄く強く、豪快な釣りが楽しめるのが魅力なのだ。
これは、イシガキダイの幼魚。
葉山は権太郎岩の沖に向かう水路の右、大きな岩と岩の間をスイスイと泳いでいた。
イシモノは、滅多に釣れないと言われており、「幻の魚」なんて呼ばれたりしている。
葉山では、イシダイは成魚がウヨウヨいるし、このイシガキダイも幼魚ならよく見かける。
釣り師が釣れないのは、これらの魚が釣り師より賢いからだろうと思う。
失礼しました。
イシガキダイの名前は、この石垣のような模様から来ている。
ただ、成魚になると模様は薄れ、体が黒っぽくなり、口先が白くなる。
クチジロと呼ばれる。
他方、イシダイの労成魚は、口先が黒くなり、クチグロと呼ばれる。

実は、この二種は交雑する。
横縞と石垣が体表に現れるらしい。
当たり前か。
近畿大学で、人口交雑に成功し、「キンダイ」と名付けられたらしい。



2
d0175710_23102097.jpg


クチグロと呼ばれるイシダイの老成魚。
これは根府川にて。
[PR]

by 1colorbeach | 2016-11-18 23:15 | 魚 (89)

イナダ 葉山オーバーハング沖

1
d0175710_2347122.jpg

最近、葉山の海は以前と比べると海藻やコケムシなどの付着物が少ないように思う。
トサカもだ。
どうしちゃったんだろう。
そういえば、今年は庭の梅の実がならなかったし、柚子もだ。
関係ないか。

で、本日は、ウミウシとかのゴミみたいな生き物探しはやめた。
透視度も7~8mあったので、沖をガンガン泳いでみた。
匍匐前進派から体育系ダイバーへ変身。
沖でイサキが群れていた。



2
d0175710_23472799.jpg

そこへ、イナダと思しき魚が群れにアタック。
イナダって、イサキ喰うのかな。
別の小魚を狙っているのか。



3
d0175710_23473754.jpg

はい、イナダ。
出世魚ブリの若魚だ。
身は柔らかく脂もない。
カルパッチョとかソテーとかが良い。

しかし、水中の塵を映しこんでしまうとこなんざ下手糞で、まだまだ修行が足りない。
反省。
[PR]

by 1colorbeach | 2016-10-18 23:50 | 魚 (89)