カテゴリ:その他の葉山の海の生き物 (46)( 49 )

ヒラムシ 7 葉山 権太郎岩

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台風が来ると、大荒れになる葉山。
石はゴロンゴロンと引っくり返り、壁の付着物は一掃される。
時には地形さえも変わってしまう。
台風の去った後の葉山は、魚以外はあまり生き物の匂いがしない。
しばらくは、コケムシなどが付くのを待つしかない。
そんな中で出会ったのがこれだ。
ヒラムシ。



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台風でけっこうサッパリとした壁を見つめていると、岩の亀裂のところに挟まっていた。
指示棒でチョコンと触れると動き出した。
壁の中に潜って台風をやり過ごしていたのが、出てきたのか。
これ、南のほうにいる「フジナミウミウシ」にデザインが似ている。
お得意の擬態か。
葉山にはフジナミウミウシはいないから、台風で流されてきたのだろう。
どのような旅をしてきたのか想像力が膨らむ。




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昨日の葉山。
水面を雨が叩きつける。
あんな大雨のときに海に行くのも酔狂ではあるが、週末ダイバーの悲しさ。
土日を逃すと一週間潜れない。
でも、水色は良く、外と比べ海の中は穏やかだった。

また、27号がやってくる。
大島が心配だ。
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by 1colorbeach | 2013-10-21 00:18 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ベニアミコケムシ 葉山 権太郎岩沖 Iodictyum axillare (Ortmann)

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葉山は権太郎岩の沖、水深13mのとある場所。
この辺は、あまりウミウシとかはいないのだが、結構綺麗な変な生き物がいる。
これ、植物ではなく、動物である。
ベニアミコケムシ。

触手動物門アミコケムシ科に属する群体性の付着生物だ。
触手を持った一個一個の虫が連結し、群体を作るのだ。
赤い薔薇のレースのコサージュのような群体の湾曲は、石灰質でできた骨格だ。
だから、フワフワしているのではなく、堅い。
日本の浅い沿岸にいる普通種だが、実に美しい。
このまま、フードに飾ってエグジットしてみたいが似合わないし、非難の的になることは間違いない。
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by 1colorbeach | 2013-09-28 10:16 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ヒラムシ 6 ?  葉山 権太郎岩沖




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葉山は権太郎岩の沖、水深16mの砂と岩の混じったところを泳いでいた。
ふと見ると、いつのまにやら大きなトサカが育っている。
赤い綺麗な大きなトゲトサカだ。
ウサギガイの仲間でもいないかと探してみた。
いない。
が、何かいる。
ウミケムシなどの多毛類かと思ったのだが、何か違う。




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葉山しおさい博物館の倉持さんによれば、どうも、ヒラムシかもしれない、とのこと
擬態上手なヒラムシのことだから、さもありなん。
しかし、この毛虫チックな風貌は、既存のいわゆるヒラムシとはちょっと形態が異なる。
切ってみないと分からないか。

実に綺麗だし、存在感がある。
大きさは、35mmくらい。
ターゲットライトの光に照らされて、一生懸命逃げようと高速で移動していた。


実は、これまで使っていたコンデジのハウジングの蓋を固定するロックが破損した。
5年も使っているので仕方ないか。
しかし、なんと修理代が8,800円!!!
ダイビング用具は需要が少ないせいか、やたら高いのが悩みのタネだ。

で、この写真は、前の前に使っていたカメラとハウジングで撮ったもの。
10年物だ。
画像も縮尺が小さいと何とかなるもんだ。
敢えて、腕だ、とか言わないが。
あっ、言っちゃった。
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by 1colorbeach | 2013-08-17 23:03 | その他の葉山の海の生き物 (46)

カブトクラゲ 葉山権太郎岩 Bolinopsis mikado (Moser, 1907)

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先週末、葉山のエントリー口から権太郎岩まで、とんでもないことになっていた。
なんと、カブトクラゲが大発生し、海で泳ぐと言うよりも、びっしりと漂うカブトクラゲだらけのジェリーの中を泳ぐ事態となっていた。
カブトクラゲは、有櫛動物門に属しており、同じクラゲでも嫌なアンドンクラゲのような刺胞動物門ではなく、触っても刺されることはない。
しかし、クラゲを掻き分けても、掻き分けても、チュルッチュルッチュルッチュルッと頬に当たり、気持ちいいものではない。
が、稀に気持ちいいと言う人もいるかもしれない。


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このクラゲ、子供の時は触手があるのだが、生長に従って、退化する。
だから、体の表面についた粘膜でケミジンコ(甲殻類)の仲間を捕獲して繊毛で口に運ぶのだ。
ちなみに、カブトクラゲという和名は、体を広げると兜に似ていることから付けられたらしい。

しかし、海というのは面白い。
毎年何かがあり、何かが変わる。
何かがいなくなり、そして何かが現れる。



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by 1colorbeach | 2013-08-11 07:23 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ミスジホソヒラムシ Prosthiostomum trilineatum ヒラムシ 5  葉山・権太郎岩左沖

ミスジホソヒラムシ Prosthiostomum trilineatum

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このヒラムシ、色合いは阪神タイガースではあるが、ちと違う。
実に良い色具合だ。
葉山のゴロタと砂地の間の石の下で一時期よく見かけた。
水深14mくらいの砂地とゴロタの入り混じった辺りだ。
必ず付いていた。
これと同じものは、大瀬崎でも何度か見かけているが、葉山のは総じて小さい。

僕は、このヒラムシをTバックヒラムシと呼んでいる。
友人は褌ヒラムシと呼んでいる。
どちらも教養の程がうかがえる。 
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by 1colorbeach | 2013-07-07 18:39 | その他の葉山の海の生き物 (46)

マダコ 2  葉山 権太郎岩

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葉山の海にはタコがいっぱいいる。
磯歩きで、大潮の干潮時に行けば、5~6杯は固い。
こんな感じで人を化かす。

行きつけの飲み屋に行った。
「今日は、佐島の蛸が入ったよ」という。
実は、好んでそんなに蛸を喰う人ではない。
蛸よりも烏賊の方が好きだ。
烏賊のネットリ甘みがなんともいえない。
僕は人間もネットリしているので人には嫌われる。
同じネットリなのに烏賊は人に好かれるではないか。

でも、美味いから喰えという。
喰った。
塩味が効いてシャキシャキして味があって、そりゃ蛸も美味いさ。



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後日、葉山で生きた蛸を買ってきて家で茹でた。
ちゃんと買ったんだ。
やっぱり美味い。
こういう夜は酒が進むが、蛸だけで腹を一杯にするのもちょっと寂しい。
だから、太る。
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by 1colorbeach | 2013-06-19 23:04 | その他の葉山の海の生き物 (46)

クロスジニセツノヒラムシsp. Pseudobiceros sp. ヒラムシ4 葉山

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ヒラムシ、その色や形の多様性は見事だ。
神様は何でこんな変な生き物を創造されたのだろうか。

葉山には多様なヒラムシが生息している。
何年かいっぺんに大発生する種や一度だけしか見ていないものなど。

このヒラムシは、まだ一度しか見ていない。
でも、その中では一番ゴージャスで綺麗なやつかもしれない。

白の地に朱色の縁取り、黒の斑紋。
何かに擬態しているとしか思えないのだが、いまだ良いアイディアがない。
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by 1colorbeach | 2013-01-12 15:58 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ホヤの仲間 葉山 権太郎岩沖 

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ホヤは、子供の頃はオタマジャクシのような形をしており海の中を泳ぐが、その後は岩などにくっつき形も変え移動することはできない。
そこで、海水を取り組むことで、その中に浮遊するプランクトンなどの餌を採る。
その口が、入水管であり、取り入れてばかりだと水ぶくれになるので、養分をとった後、出水管から水を吐き出す。

表現はお下劣だが、このお尻の穴のようなのが、その管のようだ。



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どうもコレ出水管のようだ。
どこかで海水を取り入れて、一気にボワーッと吐き出している。
海の中で一生懸命、吸っては出している。
実に面白いので、これをずっと見ていた。
ついミルククラウンを思い出した。
しかし、不思議な形だ。
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by 1colorbeach | 2012-12-01 07:54 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ヤツヒラムシ Discostylochus yatsui  ヒラムシ3  葉山・浅瀬

葉山の浅瀬は面白い。
色々な生き物が潜んでいる。
じっくりここで生き物探しをしたい。



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しかし、ドライスーツを着ている冬は、この浅瀬は関門となっている。
沖から帰ってきて、オシッコの我慢の限界となるのはここなのだ。
その限界の時にこの子に出会ってしまった。
ヤツヒラムシである。
たまたまオシッコとの戦いに没頭しながら、何気にめくった石に付いていたのである。
後は精神の集中と下腹の筋肉を締めるのみである。
これ、石にへばりついて丸まっていた。
オシッコを我慢している僕の姿ではない。



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ビョーンと伸びて移動を始めた。
灯りは嫌いなのだ。
しかし、実に綺麗なヒラムシだ。
何とも言えない色使い。
ヒラムシは、よくウミウシなどの他の生き物に擬態しているようなのが多いが、これはなんだろう。
ヒザラガイ?
よく見ると、触角がある。

初めてみたヒラムシだったのでかなり大興奮。
知り合いのダイバーに片っ端から、綺麗なヒラムシ見つけたんだと触れ回っていたのだが、誰もが、フーンと冷たかった。
ヒラムシ、不思議で綺麗な生き物だと思うのだが。
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by 1colorbeach | 2012-11-23 20:14 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ヘラムシの仲間 葉山・権太郎岩

ヘラムシとは、節足動物門軟甲綱等脚目のヘラムシ科の生き物の総称である。
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同じ目には、石の下などにいるダンゴムシ、海辺を大群で闊歩するフナムシなどがいる。
僕は、個人的には好きな生き物たちなのだが、一般的には汚いとか気持ち悪いとか言われている。
可愛いではないか。
特に、ダンゴムシなど、コンクリートの上で干からびて死んでいると涙さえ出てくる。

ヘラムシとは、変な名前である。
確かに、少し反っているので、そのまま粘土細工に使えそうだ。
600種以上と言われるその多くが、海水域に生息し、浅い所から深海にまで分布する。

葉山では、転石の下で見つかる。
生き物の死骸などが沈殿物となったデトリタスなどを食するが、同時に魚などに食される。
地味な生き物だけど、生態系の中でバランス上欠かせないものの一つである。
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by 1colorbeach | 2012-07-30 00:25 | その他の葉山の海の生き物 (46)