カテゴリ:その他の葉山の海の生き物 (46)( 49 )

ウスヒラムシ その2 葉山権太郎岩  Notoplana humilis

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前に、ウスヒラムシを紹介した。扁形動物門に属する変な生き物だ。

葉山にもどこにも、転石の下などに無数に普通にいる。

体色は白いのが一般的だが、食物によって異なるらしい。

今日はお日和もよろしく、紅白での登場となった。

めでたい。

白と言うより、茶褐色?






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このヒラムシ、ゴマ粒のような眼がかわいい。

これは、ものを見る眼というよりも、下等な無脊椎動物が光を感知する器官で眼点という。

実は、ずっとウスヒラムシの眼の「点は一つ」と思い込んでいた。

しかし、この眼は、小さな点である視細胞の集まりで構成されているのだ。






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これ見て納得。


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by 1colorbeach | 2017-07-29 23:24 | その他の葉山の海の生き物 (46)

イバラカンザシ 葉山 権太郎岩 水路 Spirobranchus giganteus Pallas, 1766

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今日は昨日の風による波とうねりの影響が心配だったが、入ってみると水色はいいし気持ち良いダイビングでした。

さて、イバラカンザシ。

クリスマスツリー・ワームと英名で呼ばれるゴカイの仲間である。

クリスマスツリーみたいなやつは鰓冠といって、これで水中に漂うプランクトンなどの餌を獲って食べるのである。

そして、この根っこに隠れているのは、ワーム…ゴカイなのだ。

まあ、昔のクリスマスの日のキャバレーで三角帽子を被って盛り上がっているオジサンの派手な帽子だと思えばよい。

最近、そんなオジサンも絶滅危惧種になったなあ。

葉山で潜って苦節15年。

ついに、イバラカンザシを見つけたのだ。

けっこう感動と興奮だった。

水深、5mの潮通しの良い水路の壁に付いていた。

本州中部以南に生息するとされているので、相模湾東側以南ということか。

千葉には結構いるんだけどな。






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葉山には、ヒトエカンザシの仲間は無数にいて、宝庫だ、宝の山だ、と興奮しているのだが、イバラカンザシは見かけなかったのだ。

実は見落としていたりして。

これが、葉山のヒトエカンザシ。

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沖縄のゴリラチョップで撮ったイバラカンザシ。

やっぱ南の海のはキレイだね。


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by 1colorbeach | 2017-07-02 23:04 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ナマコの一種 葉山沖

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今日の葉山は、そろそろ春らしく、ところによって透視度の悪いところはあったが、おおむね10m以上は見えていた。
快適に沖を泳いで行ったのだが、砂地一帯にこんなのが生えていた。
かなり広範に及んでおり、葉山沖砂地は"これだらけ"と言っても過言ではなかった。
幻想的ではあるが。



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じつは、これ、ナマコの仲間である。
名前は分らない。
ナマコというと、酢の物のコリコリとした味わいと香りを思い浮かべるが、こればかりではなく、日本には200種以上いると言われている。
で、これは触手を持った樹手目に属するナマコらしい。



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単体だとこんな感じ。
植物のようだし、刺胞動物のようにも見える。
しかし、ナマコなんだと。
土地の漁師さんが、これが増えると魚が獲れないと言ってるらしいが、葉山しおさい博物館の倉持さんによると、魚の嫌がる溶血物質を放出するナマコの仲間がいるそうだ。



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今日はこんなのも石の下にたくさんいた。
ナマコ大発生中。
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by 1colorbeach | 2017-02-26 23:41 | その他の葉山の海の生き物 (46)

葉山きれい

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今日の葉山はものすごく綺麗だった。
透視度15mは超えていたな。
沖を泳ぎ廻ったので、あまり写真はなし。
コンパスなしで十分だったが、あまりに見えすぎるために、こんな岩あったっけ、と何度も迷子になった。
何でも見えすぎるのは良くないな。
馬鹿に生まれて来て良かったと思う瞬間。





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メバルもこんにちは、ということで。
岩にあごを乗せて休んでいた。
さすがの僕も、こんな日にマクロもないでしょ。
そのうち、ダンゴは群れで出てくるだろうし。

今日はもう一つ、久々に常連さんたちと顔を合わせ、話し込んできた。
写真を水中で撮っていたら、亀の交尾みたいにいきなり上に乗ってきた奴もいたな。
セルフでやっていると情報交換は欠かせない。
いつも貰う側だが。



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浅瀬もこの通り。
何とも言えませんなあ。
冬の葉山は本当に綺麗だ。

しかし、今日は暖かいとはいえ、一時間以上水中にいると寒いな。
もっと厚着しないと。
朝も、行けば楽しいんだが、出かけるまでが億劫なんだよな。
もう歳じゃ。


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by 1colorbeach | 2017-02-04 23:32 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ニセツノヒラムシの一種 ヒラムシ10 葉山権太郎岩  Pseudoceros sp.

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このヒラムシは割りと葉山では見かけることが多い。
石の下などに潜んでいる。
体をドレスのようにヒラヒラと波打ちながら、這ったり泳いだりして移動する。
歩み?は結構高速。
舞う姿はとても綺麗だ。
名前の由来は、体の先っぽのヒラヒラを、ツノのように丸めるので「ニセツノ」か。
なぜツノを作るのだろうか。
ツノヒラムシというのもいるので、ツノのあるメリットって何なんだろうと思う。
ヒラムシは、儲からない生き物のためか、専門でやる人がいなくて分類が進んでいない。
従って、名なしが多い。
生活に困らない誰かが、ちゃんと分類やってくれないかな。




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このヒラムシは割りと葉山では見かけることが多い。
石の下などに潜んでいる。
体をドレスのようにヒラヒラと波打ちながら、這ったり泳いだりして移動する。
歩み?は結構高速。
舞う姿はとても綺麗だ。
名前の由来は、体の先っぽのヒラヒラを、ツノのように丸めるので「ニセツノ」か。
なぜツノを作るのだろうか。
ツノヒラムシというのもいるので、ツノのあるメリットって何なんだろうと思う。
ヒラムシは、儲からない生き物のためか、専門でやる人がいなくて分類が進んでいない。
従って、名なしが多い。
生活に困らない誰かが、ちゃんと分類やってくれないかな。




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by 1colorbeach | 2017-02-03 23:09 | その他の葉山の海の生き物 (46)

クロスジニセツノヒラムシの一種 葉山 権太郎岩の水路 Pseudobiceros sp.

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こういうのが見つかるのはたいてい石の下だ。
ヒラムシは、魚に好かれるせいなのか、ウミウシのように大胆に表に出てこない。
一度、石を引っ繰り返したとたんに舞い上がったヒラムシを、ベラがバクッとやったことがトラウマになっている。
それ以来、石を引っ繰り返すのは慎重だ。
これは、葉山の沖に通じる権太郎岩の右側の水路で見つけた。





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体は楕円形。乳色の背面に黒いポツポツとした点が散在する。
縁は、外側が朱で、内側が蒼黒か。
図鑑で見ると、沖縄などにいるこの種は、朱がもう少しきれいな赤だった。
沖縄では割とレアだそうである。
葉山で見つけたのは二度目。
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by 1colorbeach | 2016-07-08 21:40 | その他の葉山の海の生き物 (46)

タカクラヒモムシ 葉山 権太郎岩  Lineus alborostratus

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紐形動物門に属する生き物で、タカクラヒモムシという。
葉山の浅場、貝殻などの混じった砂地の石の下でよく見つかる。

細長い生き物は、その昔、まとめて「ながむし」と呼ばれていたとのこと。
ミミズなどの環形動物やヒラムシなどの扁形動物も、この紐形動物も一緒くたであったらしい。

紐形動物の特徴としては、伸び縮みする細長い体と、普段は頭部に収まっているが餌をとるときに突き出てくる口部(吻)を持つことらしい。
投網のようだ。
こんなのが、ヒトと同じ大きさだったら、怖さベスト3に入るな。
何と話題のイギリスはスコットランドで、60m近い長さのヒモムシの報告例があるらしい。

タカクラヒモムシの、黄色というか淡い褐色の体色と頭部の白色のコントラストが好きで、見かけると必ず写真を撮る。
体長100mm、体幅5mm。
紫色の個体もいるようである。

人間の中にも、たまに紐形(ヒモ型)動物がいる。
僕の理想の生き方ではある。
羨ましい。


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by 1colorbeach | 2016-07-02 18:21 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ヒラムシ9 葉山 オーバーハング沖

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葉山沖のオーバーハングになった大岩に囲まれた石の下にいた。
何気に石を捲ったら、あっと驚く派手さだな。
久々にヒラムシの美人さん発見。
ここのところ、地味かみすぼらしいのが多かった気がする。
グリングリンとしたルビー色の渦を巻くような紋様が美しい。
ちゃんとツノもある。
美人は怒らせたら怖い。




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泳ぐというかくねらせるというか身悶えるというか、表現力が乏しいので、何とも言
えないのだが、こうしないと這う以外は移動はできない。
フラメンコダンサーのスカートの襞のようだ。
舞い姿。
やはり美人は画になる…とは思う。
セクシーと見るかは趣味の問題か。




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これ、裏側。
けして、指示棒とかで弄んだのではない。
ヒラムシとは言ったもんだ。
本当にヒラヒラなので、捕食のために貝の中にもぐりこむのも容易だ。
美人のスカートは捲ってはいけない。



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by 1colorbeach | 2016-03-05 22:28 | その他の葉山の海の生き物 (46)

オオツノヒラムシ 葉山190度の根 Planocera multitentaculata Kato, 1944


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葉山は190度の根の沖水深10m。
石を引っくり返していたら出てきた。
おーっ、ツノヒラムシの仲間か。
と思ったら、何とツノが4本2組あるではないか。
初めて見たので、こりゃレア物と勝手に興奮していた。

しかし、オオツノヒラムシという立派な名前がついていた。
数組のツノがあるのが特徴で、磯では、よく目にする普通種だそうだ。
ちょっとショボン。


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ちなみに、上記の隣にいたこいつは、ツノが8本4組。
二人の間にできた子供は、さて何本だろうか。
メンデルさんの世界である。
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by 1colorbeach | 2016-01-30 18:24 | その他の葉山の海の生き物 (46)

ギボシムシ  葉山・権太郎岩

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ここの所公私共々忙しくて、ダイビングも行けないしブログの更新も出来ない。
マニアックなブログなんで世間への影響力は全くないのだが、これはこれで、文章は考えず指先を動かさずでは、ボケ防止にも良くないのではないかと思い更新するに至った。

今回も超マニアックな生き物である。
ギボシムシ。
半索動物門,腸鰓綱に属する、海底の砂や泥の中に棲息するミミズみたいな生き物だ。
しかし、体の構造の一部に、ヒトを含めた脊索動物に似たものを持っているとのことで、研究対象としては興味深い生き物であるという。




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名前は、右下にある吻(ふん…口あるいはその周辺が前方へ突出している部分のこと。接吻と言うではないか。)が、橋の両端の柱に乗っている、あのへんてこな玉葱みたいな擬宝珠(ギボシ)に似ていることが由来らしい。
こちかめに出て来る神田の寿司屋のことでもある。

この生き物、実は猛烈に臭いらしい。
臭いフェチとしては、海の中で臭いをかげないことが、痛く残念である。
体表の繊毛でプランクトンやごみなど集め食べているらしいが、これが臭いの原因とも言えないとは思う。
臭いは、「ヨードホルム」臭というらしい。

キスの中に、カルキ臭のするやつが混じっていて、これをカルキスと釣り人は呼んでいる。
ギボシムシを食べているやつではないかという説がある。
キスを釣ったら、僕は大抵口の臭いを嗅ぐことにしている。
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by 1colorbeach | 2014-09-14 20:48 | その他の葉山の海の生き物 (46)