ミスガイ  Hydatina physis (Linnaeus, 1758) 葉山オーバーハング

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僕が、このウミウシと出会ったのは、もう何十年も前、学生の頃だ。
三浦半島は三戸浜の磯で遊んでいて、ふと水の中を見るとユラユラとピンクの羽衣が漂っている。
その美しさと言ったら表現のしようもないくらいで、初めての出遭いで見惚れてしまった。
天女様が海の中に舞っている姿に、恋してしまった。
まあ、たまたま波か何かに煽られて飛ばされたのだが、この出会いは衝撃的だった。

ダイビングを始めてから、砂地や下が砂地のゴロタ場でしばしば見かけるウミウシだが、やはり、その時はうれしい。
殻を背負ったウミウシで、この縞模様が簾(すだれ)のようなので、丁寧に言って「御簾(みす)」。
貝なので、御簾貝(ミスガイ)。
失敗ばかりして、「また、ミスかい」と怒られてばかりいたのは若き日の務め人の僕だ。

最近、ミスガイを見かけてないな。
おーっ、I miss you.
恋は儚い。
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by 1colorbeach | 2017-01-15 22:59 | ウミウシ (58)