ネンブツダイ 葉山 権太郎岩周辺 Apogon semilineatus Temminck and Schlegel, 1843

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葉山の海で一番多く見られる生き物はなんだろうか、と考えたことがある。
魚以外なら、釣り人とかガンガゼとかヤドカリは沢山いる。
魚なら、多分、カタクチイワシか、このネンブツダイだろうと思う。
川の流れのように大群で流れていく様や、根の周りでジッとホバリングしている様や、岩の下に入り込んで潜んでいる様など、浅場から沖合まで、至る所で群れている。
で、雑魚キャラ扱いしがちなのではあるが、よく見ると実にきれいな魚だ。





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本州中部以南から台湾などにかけて分布する。
この魚、変わっていて、卵はオスの口の中で育てられ(口内保育)孵化する。
イクメン魚。
時代の先端を泳いでいる。
卵は、一週間くらい口の中にあるので、その間オスは断食である。
腹が減ってか、時々、間違って卵を食べてしまうらしい。




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沢山いすぎて、普通のダイバーは全く興味がない。
また、釣り人からも雑魚扱いされており、堤防で干物になっている魚のべスト3に入る。
暖かい時期には浅い堤防の中層などでよく釣れる。
僕は、たまに葉山でガイドを頼まれるが、必ずこう言うことにしている。
「海は自然なので何が見られるかわからないけど、ネンブツダイだけは絶対に見せてやるからね。」
見せてもらわなくても見えているわ。
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by 1colorbeach | 2016-02-19 23:34 | 魚 (88)