ヒメシワオウギダマシ 葉山 左沖 Macromedaeus orientalis (Takeda & Miyake, 1969)

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甲幅10mm程度の小型のカニだ。
体色は変異があり茶褐色が多いが、これはどちらかと言えば乳色。
葉山の左沖の水深10mの砂泥の転石帯でよく見かける。
昼も夜も石の下に隠れていることが多いようだ。
生息水深は浅場から30mくらいまでとされており、相模湾から九州にかけて分布している。





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これは、別個体。
甲はご覧の通り溝で区画されている。
これをして皴ということか。
甲の前側縁は5歯で、先端は尖っている。
「海の甲殻類」(文一総合出版)では、甲の正中線上に白色の縦帯があると記載されているが、葉山ではないものが多いようだ。
最初、この縦帯がないので、名前が分からず困っていた。
ちなみに、鋏脚の指の先端が「スプーン状でミートする」のが一つの特徴だそうだ。

「ヒメ」がつくので、まだ婆さんではなく、40代半ばあたりの皺を気にして手入れをするか、このまま自然に年を取るかの瀬戸際あたりのカニか。
ダマシがつくので、化粧には騙されないようにしたい。

なお、「シワオウギガニ」(Macromedaeus distinguendus)というのもいて、河口など真水の混じる海岸の転石下などに生息しているらしい。
紛らわしい。



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by 1colorbeach | 2014-05-25 18:06 | 甲殻類 (61)