シロギス 葉山 権太郎岩沖砂地 Sillago japonica

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僕がこれまで一番釣った魚は何だろうと考えた。
やはり、シロギスである。
釣りに行く前の晩、遅くまで仕掛け作りをする。
仕掛けの長さを変え、ハリスの長さを変え、針の種類を変える。
様々な条件に適合するように様々な仕掛けを作る。
当たりが来たらこう、モタレが来たらこう、とかあれやこれやと考える。
楽しみで寝付けないのである。
翌日は寝不足がたたり船酔いだったことも幾度かあった。

シロギス釣りは本当に面白い。
確かに、放っぽっておいても釣れることはある。
それは釣れてくれるのであり、釣ったものではない。

シロギスは、砂地か砂地の混じった岩礁帯に棲む。
海底に対して45度くらいの角度で下向きに泳ぎ、おちょぼ口で砂地を吹く。
砂地に潜むゴカイなどの餌を探すのである。
そして、餌を見つけると吸い込む。
これがモタレと言われる当たりなのである。
このときに合わせグイッと竿先のしなる瞬間が楽しみでキス釣りをやっているようなものだ。
そうすると竿をぐっと〆こむ。
あとは魚の動きに合わせやり取りを楽しみながらゆっくりとリールを巻く。
揚がってきたときには、上唇にカチッと針掛りしている。
醍醐味だ。

釣宿の乗合いにも行った。
艪で漕ぐ仕立てもやった。
手前ボートののんびり釣りもやった。

ずいぶん沢山のキスを釣ったものだ。
って、回想録になってしもた。
今は、毎週ダイビングに行っている身。
忙しいサラリーマンとしては、週末を釣りにダイビングにというわけにはいかない。
いずれ、年を取って、あの苦行のような葉山の海岸を歩けなくなったら、またのんびりと釣りでもやろうかと思っている。

キスは、天麩羅にして最高だ。
よく、外道で釣れるネズッポの方がコクがあって美味いという人は多い。
なんのなんの。
そんな訳はない。

キスは、軽くて味があって
ふくよかで甘くてスイートなのだ。
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by 1colorbeach | 2013-05-28 22:16 | 魚 (89)