人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゴイシガニ   葉山 190度の根   Palapedia integra (De Haan, 1835)

この日はものすごいウネリだった。
朝、権太郎岩を見たときには、ちょっとヤバイかなと思った。
エントリー付近に寄せる波は時折大波となっている。
入ってみるとやはりヤバかった。
ビユンビュンと振られる。
で、引き返して190度の根方面にエントリーしなおしてみた。
なんとかダイビングになった。




ゴイシガニ   葉山 190度の根   Palapedia integra (De Haan, 1835)_d0175710_85549100.jpg
今日の大ヒットである。
ゴイシガニ。
葉山にもいるんだなあと感激。
東京湾から南の地域の、サラサラとした砂混じりの石の下に生息するオウギガニの仲間だ。
石をめくるとモゾモゾモゾッと、あっという間に砂の中に潜る。
実は、歩脚の先端がシャベルのようになっていて、すばやく早く砂を掘れるのだ。




ゴイシガニ   葉山 190度の根   Palapedia integra (De Haan, 1835)_d0175710_856533.jpg
カニの眼と眼の間を額という。
この額が、ご覧のとおり4つ(4葉歯)に分かれている。
中央の一対が外側の一対よりも幅が狭いのが特徴だ。
また、眼から甲にかけて切れ込みが入る。
さらに、歩脚と甲の間の密生した毛もポイントだ。
甲が丸くて色合いも白がベースなので、碁石。
オスが黒でメスが白ということではない。

帰りにタンクを回収しながら見た権太郎岩は凄かった。
ドッカーンという感じで大波が寄せている。
海全体はフラットに見えるのだが、台風のウネリの凄さを感じさせる。
これが、葉山だ。
騙されちゃいけない。
by 1colorbeach | 2012-06-17 08:59 | 甲殻類 (58) | Trackback | Comments(0)

ホームグランドである葉山の海などで出会った生き物を紹介します。


by 1colorbeach
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31