トゲトサカテッポウエビ 葉山・権太郎岩沖 Synalpbeus neomeris

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葉山の沖の砂地。
いろんな種類のトゲトサカが咲き乱れる。
その中には様々な生き物が潜んでいる。
トサカによっては毎年付く生き物が違っていてそれなりに楽しい。
これはビロードトゲトサカと思われるトサカについているトゲトサカテッポウエビのメスである。

半透明のピュアなエビだ。
普通テッポウエビというと、ハゼとの共生で砂地に棲んでいたり、転石の下に棲んでいたりするものを浮かべるが、こんなところにも潜んでいるとは。



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これはオスだ。
蚤やアンコウやフクロムシ同様、オスは小さい。
ヒトのオスは立場的にはもっと小さい。
哀れなオスどもである。
同じトサカの幹に小さな穴を空けて雌雄で仲良く棲んでいるという。

偕老同穴という言葉がある。
夫婦共に老い同じ墓に葬られるという、最近はあまり聞かないが、夫婦仲の良さを例えた結婚式での祝辞の常套句だった。
実は、カイロウドウケツ(偕老同穴)とは六放海綿綱に属する海綿だ。
その網目の胃腔などの中にドウケツエビ(Spongicola venusta  De Hahn)という小さなエビが雌雄で仲良く棲んでいることが常套句の語源らしい。
エビは外から入ってきたものだが、生長して出られなくなり一緒に棲まわざるを得なくなったというのが真相らしいが。



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by 1colorbeach | 2012-03-17 12:49 | 甲殻類 (61)