セスジミノウミウシ2 葉山 権太郎岩 Flabellina rubrolineate (O'Donoghue, 1929).

権太郎岩の水路の壁は、良く見ると綺麗なコケムシやら海綿やらヤギやらがわんさかと付いている。
当然これらを食べたりこれらに付着したりと、生き物たちの餌や棲み処・隠れ家にもなっている。

この壁をじっくり見るのが好きだ。
しかし、大抵沖から帰ってから立ち寄るのでオシッコを我慢しながらの苦楽の探索となる。
このことを昔の人は「人の苦楽は壁一重」と言ったものだ。
また、老眼なので、細かいものは駄目だ。
さらに、集中力散漫なので、大きいものも駄目だが、何らかの生き物には運が良ければ遭える。


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水深8m。
綺麗なウミウシが移動中であった。
動いていれば僕にでも見えることがある。
よく見ると背中にスジが。
今日は度入りのマスクではないので、近くは比較的見える。
そのスジのもので、セスジミノウミウシである。
体長は、12~3mmくらいか。
葉山では、藤色ベースに触角やミノなどの先が紫色のやつが多いが、これはオレンジバージョン。綺麗だ。
時折、アカエラミノウミウシとのハイブリッドではないかと思ってしまうのだが。



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このウミウシ、北は北海道から南は沖縄まで、のど自慢の出場者のごとく広範に分布する。
色彩変異に富んでおり、いろいろな彩が楽しめる。
葉山では水温が低下するころから見かけるが、夏でもいるポピュラーなウミウシだ。
軟体動物門 貝殻亜門 腹足綱 後鰓亜綱 裸鰓目 ミノウミウシ亜目 サキシマミノウミウシ科 サキシマミノウミウシ属に分類される。
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by 1colorbeach | 2012-01-21 16:28 | ウミウシ (57)