ユビワアケウス 葉山 権太郎岩左沖 Achaeus sp.

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汚いカニである。
などと言ったらあの甲類酒席研究員からパンチとキックが同時に飛んできそうだ。
でも、極めて汚な系だ。
何をくっ付けているのだろうか。
デトリタスだろうか。
せっかくアケウスの仲間であるならば、色の綺麗な海綿とかを羽織りたかったろうに。
かわいそうなやつだ。
ユビワアケウスという。



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よく見ると、右の鋏脚の爪の部分に茶色の斑紋がある。
これを指輪に例えて、ユビワアケウスか?
学者がつけたわりには、ロマンチックである。
名前の由来かどうか定かではないが、このカニの特徴ではある。
鋏脚が見えていれば判別はしやすいが、だいたい隠れているし、そもそも、全体がゴミだか何だかわからないことが多い。
散々、汚いだのかわいそうだのと言ったが、この子は比較的綺麗な個体だと思う。
豚顔だが。

ヒメハナギンチャクの棲管部分でよく見つかるが、共生しているのかどうかは定かではない。
いずれにしても、非常に見つけにくいカニではある。
そもそも、ヒメハナギンチャクの棲管など普通は見ないし、刺されても嫌なので近づかない。
しかし、葉山にもちゃんと根付いている、興味深い生き物だ。



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ヒメハナギンチャクとのツーショット。
やらせっぼくて、スマン。
しかし、このヒメハナギンチャクは綺麗だなあ。
言わば、掃き溜めに鶴ではなく、お花畑に家庭ごみ。
ユビワちゃん、ごめん。
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by 1colorbeach | 2011-12-18 22:03 | 甲殻類 (61)