マルミカイガラカツギ 葉山 権太郎岩沖の砂地 /Porcellanopagurus nihonkaiensis Takeda, 1985

カイカムリとカイガラカツギというややこしい名前の甲殻類がいる。
単純に考えれば、被っているのと担いでいるのとの違いのように思えるが、普通甲殻類は、被るにしてもどこが頭で、担ぐにしてもどこが肩なのだか良く分からない。
結論から言えば、カイカムリはカニの仲間であり、カイガラカツギはヤドカリの仲間なのである。
しかし、カイカムリの多くは、貝殻ではなく海綿を被っていて、分かりにくさに拍車をかける。



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マルミカイガラカツギというホンヤドカリ科のヤドカリである。
普通のヤドカリのように巻貝でなく、一枚貝や二枚貝の方片を脚で支えて被る。
引っくり返すと丸見えなのである。
しかし、貝殻の下にジッと隠れていれば見つかることはないが。

日本にいるカイガラカツギは、これと沖縄などにいるチビカイガラカツギ、深海にいるザ・カイガラカツギだけなのだそうな。
甲類酒席研究員であるゴッド・アイズUさんが見つけた。
権太郎岩の沖の砂地にあるトサカの周辺でコシオリエビを探していたらいたのだそうだ。
おそらく、これも葉山初報告かなと思う。



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まずは右鋏脚が大きい。
間違いなくホンヤドカリ科だ。
体色は全体的に茶がかった薄黄土色。
歩脚に白い横縞がある。

マメに探せば結構見つかるかもしれない。
どことなくヌケていて可愛いヤドカリである。
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by 1colorbeach | 2011-08-26 22:37 | 甲殻類 (61)