マヒトデ 葉山 権太郎岩左沖 Asterias amurensis  Lütken, 1871

だいたい「マ」がつくと、その種の代表選手を表す場合が多い。
マダイとかマダコとかマアジとか…キリがないので止めるが。
これも、マイヌとかマネコとかマウシとか…キリがないので止めるが、哺乳類には見かけない。
例外的に、マニンゲンとかマオトコとかマーライオンというのはいるが…キリがないので止める。
早く更生しなくてはならない。

ヒトデもそうだ。


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マヒトデである。
日本沿岸ではもっとも普通に見られる大型のヒトデである。
この不規則なイボ状の棘の密生と腕の根元のくびれが特徴的である。
ベーシックな色は黄色だが、色彩変異が著しい。
ご覧のとおり、これは、実に美しい青といっていいかどうかの色合いだ。




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これが、ベーシックな色か。
マヒトデは、近年大発生し、漁業に大きな打撃を与えている。
魚介類の死骸のほか、ホタテガイやカキなどの漁師の儲けネタである貝類を捕食するのだ。
また、タンカーなどのバラスト水に混じって、本種が分布していなかったニュージーランドやタスマニアにも分布が及び問題となっている。
始末の悪いことに、体にサポニンの類の毒を持っているため、他の生き物に食われにくいときている。

しかし、もともとは生物界のバランスの中で生きてきたものなのだろうと思う。
何がきっかけで大発生したのかはわからないが、悪者呼ばわりされているのは忍びない。

ちなみに、葉山ではポツポツ見かける程度である。
大型で色合いが美しいので、遭えるとうれしい。
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by 1colorbeach | 2011-07-04 21:25 | その他の葉山の海の生き物 (46)