ベニイシガニ 葉山・権太郎岩・ロープ沿い Charybdis acuta (A.Milne Edwards)

葉山には、ガイドロープが設置してある。
僕がいつもタンクを借りている店のオーナーとそこの常連さん、そして葉山でセルフダイビングをウリにしているショップのオーナーが整備をしてくれている。
濁りやウネリが強いときには心強い見方となり、ありがたいことだ。
僕は不器用なのでロープに触ったこともない。
そのロープが権太郎岩の左沖まで伸びているのだが、途中に大きなカイメンや岩の亀裂が無数にある。



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葉山では、そういうところにこのカニは生息している。
ある時はカイメンの中に潜んでいたり、ある時は岩の亀裂に潜んでいる。
赤くて実におめでたいカニだ。
だから潜んでいても目立つのだ。
何のために潜んでいるのだ。
ベニイシガニといい、ワタリガニの仲間である。
分布は東京湾から紀伊半島とのこと。
飛んで香港にもと図鑑には書いてあった。
さらには、男鹿半島にもいるとのこと。



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甲羅に沿ってカニの眼の下にはトゲトゲがある。
この眼の下を「前側縁」といい、トゲトゲを「歯」という。
この歯は分類上重要なポイントなのである。
このカニは歯が6本ある。
眼から数えて5本は上を向いているが、6本目は大きく横を向いている。
これが大きな特徴なのだ。



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黒いつぶらな瞳が可愛い。
昼間はこのように隠れているのだが、赤いので目立つ。
夜は餌を求めて活発に活動する。
夜活動するという点では僕と同種である。
第4歩脚がヒレのようになっていて、泳ぐようにすばやく逃げられる。
僕も学生時代、夜遊びしていてよくおまわりさんに追いかけられ逃げたもんだった。



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by 1colorbeach | 2011-06-21 23:10 | 甲殻類 (61)