ダンゴウオ 葉山 権太郎岩・浅瀬 Lethotremus awae

寒流系の魚である。
と書いたが、魚というより、食用蛙のオタマジャクシかスライムといった方が的を得ているかもしれない。
こんなことを書くと、スライムはともかく世の多くのダンゴウオファンに怒られそうだ。



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葉山では毎年冬から春にかけてダンゴフィーバーとなり、多くのダイバーが訪れる。
この時期、何処でダンゴを見つけたとか小さい天使の輪の付いたやつがいたとか岸壁の道路沿いのダイバーたちの話題はダンゴ一色となる。
これに、スナビクニンとウバウオが加わると、三色ダンゴとなる。
分類が違うか…。
これは、昨日の日曜日に見つけたまだ4mmのお子様。



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実は、僕はダンゴウオにはまったく興味がない。
もともとへそ曲がりな上に、自分の本質を何十年も隠し通してきた偽ミーハー嫌いである。
葉山では、ダンゴウオは浅場のエツキイワノカワという舌を噛みそうな名前の海草に付いていることが多い。
この海草はあちこちに生えているのだが、ダンゴ探しはしていないので、まったくスルーしていた。
しかし、ある日、不運にもついに見つけてしまった。
だって、これでかいのだ。
みんな数ミリのダンゴを血眼になって探しているのだが、これは30mm近くはある。
老眼・不注意の僕にでもさすがに見つかった。



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去年の冬には、
GENさん http://blogs.yahoo.co.jp/rothenburg_odt
ニシメガネザルさん http://blog.goo.ne.jp/nishime_001
koucha&pawさん http://umiusi.exblog.jp/
にお供して、真夜中の海岸探索に何度か訪れた。
狙いはウミウシやダンゴやスナビクニンであるが、そんなの僕に見つかるはずがない。
せいぜい、ホウボウとかウミユスリカとかいわゆる外道専門だ。
大の大人が夜中に腰をかがめてタイドプール観察である。
異様という言葉以外物取りというしか表現のしようがない。

そのとき、見つけてもらった、さらにでかくなった50mm近いダンゴウオである。
オタマジャクシやスライムどころではない。
まさしく、ニコチャン大王。

これでも君はダンゴウオが好きといえるのか?
夢を壊してごめん。

ちなみに、今キャビアといえばランプフィッシュの卵と相場が決まっている。
ぜひ、この魚も見てもらいたい。
ダンゴウオの仲間である。

我ながら嫌な性格だ。
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by 1colorbeach | 2011-05-16 23:35 | 魚 (89)