セロガタケボリ
2010年 12月 27日
この時期、沖合いにトゲトサカが増えてきた。
透視度の悪い葉山だが、暗い海を泳ぎ進みトサカが現われると何かホッとする。
このトサカのポリプを食用にしている貝たちがいる。
ウミウサギ(貝)の仲間であるセロガタケボリもこの一種。
同じウミウサギの仲間でも、葉山の沖では、セロガタケボリとよく似たシロオビコダマウサギ、ムラクモコダマウサギ、テンロクケボリなどが見られる。
老眼の僕は海の中では区別がつかない。
外套膜の綺麗な貝である。
濃いピンクに縁取りされた白い雲がくっきりしていて鮮やかだ。
外套膜に透けて、貝殻のラインと点が見える。
点は7つあるそうで、名称はテンナナケボリでも良さそうである。
これは外套膜のピンクがやや薄い個体。
普段ショップやダイバーが行かない場所でトサカを見つけたので、探してみたらいた。
名前の由来は、貝がチェロ(セロ)の胴に似ているからだといわれているが、全然似てないじゃん。
ついているトサカによって、色彩変異がある。
葉山のトゲトサカについているセロちゃんたちは特に綺麗だ。
セロマジック?