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セロガタケボリ

葉山 権太郎岩沖 Diminovula culmen(Cate,1973)

この時期、沖合いにトゲトサカが増えてきた。
透視度の悪い葉山だが、暗い海を泳ぎ進みトサカが現われると何かホッとする。
このトサカのポリプを食用にしている貝たちがいる。
ウミウサギ(貝)の仲間であるセロガタケボリもこの一種。

同じウミウサギの仲間でも、葉山の沖では、セロガタケボリとよく似たシロオビコダマウサギ、ムラクモコダマウサギ、テンロクケボリなどが見られる。
老眼の僕は海の中では区別がつかない。

セロガタケボリ_d0175710_21435020.jpg

外套膜の綺麗な貝である。
濃いピンクに縁取りされた白い雲がくっきりしていて鮮やかだ。
外套膜に透けて、貝殻のラインと点が見える。
点は7つあるそうで、名称はテンナナケボリでも良さそうである。

セロガタケボリ_d0175710_21443184.jpg

これは外套膜のピンクがやや薄い個体。
普段ショップやダイバーが行かない場所でトサカを見つけたので、探してみたらいた。
名前の由来は、貝がチェロ(セロ)の胴に似ているからだといわれているが、全然似てないじゃん。

ついているトサカによって、色彩変異がある。
葉山のトゲトサカについているセロちゃんたちは特に綺麗だ。
セロマジック?

セロガタケボリ_d0175710_21455550.jpg

by 1colorbeach | 2010-12-27 21:54 | 貝 (37) | Trackback | Comments(0)

ホームグランドである葉山の海などで出会った生き物を紹介します。


by 1colorbeach
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