ニセツノヒラムシ科の一種7 Pswudocerotid sp.7  葉山 権太郎岩

権太郎岩の浅場で石を引っくり返していた。
あまりやると、生き物への影響もあるし、ベラだのカワハギなどが、餌を食べられるチャンスとばかり集まってくる。
あいつら石を引っくり返すダイバーをちゃんと見ていて、引っくり返すと何処からともなく寄って来る。
利巧だ。
実は、常に尾行されているのかも。

しかし、石の下は生き物の格好の隠れ場所なので、思わぬ生き物と遭遇することがある。

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これは、ヒラムシだ。
名前は分からないが、ニセツノヒラムシ科の一種であろう。
10cm近い大型だ。
体を波打つようにヒラヒラさせて、移動はこれで行う。
かなり高速だ。
ロングドレスのように、じつに、エレガントというか美しいヒラムシである。

ヒラムシは、扁形動物渦虫鋼多岐腸目に属する生き物である。
ご覧のとおり、餃子の皮を伸ばしたような薄っぺらな生き物だ。
いかにも扁形動物。
なんと口はお腹の真ん中にあって、ここから枝のように幾つも腸が体内に伸びているので”多岐腸”目。

ウミウシによく似る種類もいるが、分類上はまったく遠い生き物で、サナダムシにはるかに近いのだ。
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by 1colorbeach | 2010-12-09 23:24 | その他の葉山の海の生き物 (46)